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9章 二人の秘薬と薬
ケビンの書~秘薬・3~
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「じゃが、このままじゃといつまでたっても話が進まんのじゃ。おいケビン、いつまでそんな事をしているつもりじゃ。薬を作らんで良いのか?」
『――はっ!』
「あ、とまった」
そうだ……冷静になれ、もう過ぎてしまった事を悔やんでも仕方ない。
ここは気持ちを切り替えて薬に集中しないと。
『そう、だな……すまん、取り乱してしまった。そのリストを見せてくれないか?』
「どうやら正気に戻ったみたいじゃな、ほれ」
どれどれ……ナシャータが拾った調合リストは合計7枚か。
どれもびっしりと書いてあるな、目的の薬があればいいんだが。
『……えーと……コレットは熱を出しているみたいだから……風邪の薬か? いや、直接見ていないから風邪とは限らんよな……となると……』
傷薬に、胃腸薬に、目薬に、頭痛薬……この辺りの項目は関係ないから飛ばしだな。
しかし、これらは今の俺には使う必要性がまったくないと思うと、それはそれで何か悲しい気持ちになる……。
『……おっこれだ!』
あった! 【超! 万能薬】!
この超! って文字に引っかかるが……まぁいいや、万能薬ならどんな症状でも効くしな。
「お、見つけたか。それで、材料はなんなのじゃ?」
『ちょっと待ってくれ……えーと……へっ?』
冒険者として薬草の種類はある程度の知識は持っていたが……俺の知らない薬草らしき名前が10種類くらい書かれている。
しまったな、もっと他の薬草も覚えとくべきだった……こんな所で必要になるなんて。
『…………』
「どうしたのじゃ? 一体何を使うというじゃ」
しかも、わかる物だと【母】の葉……木の実の方は人間が口にすると中毒死する可能性があるが葉は大丈夫なのか?
「お~い、黙っていてはわからんのじゃ。もういいのじゃ、自分で見るからそれを貸すのじゃ」
『あっちょっ!』
リストを奪い取られてしまった……まぁいいか、減るもんじゃないし。
「まったく――ふむ、何々……」
ナシャータくらいになると文字くらいは読めそうだが、俺がわからないのにナシャータがわかる訳ないだろう。
薬が駄目となると、他に何かないか考えないといけないな。
あーあ……せっかくいいアイディアと思ったのにな。
「……なんじゃ、この周辺に生えている植物を使うだけじゃないか」
そうだ、この料理レシピにあった栄養のある食べ物を……は? こいつ今何て言った?
『……今……何て、言った?』
「ん? じゃから、この周辺に生えている植物を使うとじゃと言ったのじゃ」
聞き間違いじゃなかったし、この感じは嘘じゃなさそうだし。
『ナシャータがリストに書かれている植物を理解しているなんて……そんな馬鹿な……』
そんな事がありえるのか?
モンスターが植物の種類と名前を知っているなんて。
「おいおい、何そんなに驚いておるのじゃ……ああ、なるほど……ケビン、お前はここに書かれている植物がわからなかったから黙っておったのじゃな」
『うっ!』
「どうやら、図星みたいじゃな~わからなかったら、さっさとわしに聞けば良かったのに~」
くっこのニヤケ顔、すげー腹が立つ。
『そんな事はどうでもいい、それより何でお前は植物の事を知っているんだよ!』
「何でって昔、人間達に教えてもらったのじゃ。じゃからここに書かれている植物は全部わかるのじゃ」
『……マジかよ』
何でモンスターが人間に教わっているんだよ。
こいつガッツリ人間と関わりすぎだ、いくら記憶を消すからと言っても限度があるだろう、それでいいのか守護者……。
いや、そんな事よりもだ、これはナシャータに材料を集めてもらうしかない。
『――だったら頼む! ナシャータ! ここに書いてある植物を集め――』
「それは嫌なのじゃ。ここは近かったから案内はしたが、植物集めは面倒くさいのじゃ。いつも言うが、何故わしが小娘の為にそんな事をしないといけないのじゃ」
『うう、そんな……だったらポチが――』
「ポチがしょくぶつのことなんて、しるわけないだろう」
デスヨネー。
どうしよう、俺が全ての植物を採ってきて聞くか? いやそれだと、とんでもない時間がかかる。
やはりナシャータに採ってきてもらった方が明らかに早い、どうにか動かせないか。
あっ待てよ、そういえばさっきの料理レシピにある物が書かれていたような……。
「? 今度は何を探しておるのじゃ?」
あった! これならば、きっと動いてくれるはずだ。
『なぁ……ナシャータ』
「なんじゃ? 何を考えようがわしは――」
「ここに【母】の実を使った菓子の作り方があるんだが……』
「なっ何じゃと! あああああれか!! お前はあれを作れるのか!?」
やっぱり、食いついた。
【母】の実を使っている時点で、ナシャータ専用だしな。
それに、こういうのには弱そうだと思ったんだ。
『俺は一人暮らしをしていたからな、料理は出来る。しかし、材料がないからなー。だから作れな――』
「材料があれば作れるのじゃな!?」
あの目、完全に俺の策略にかかったな。
『ああ、そうだが……ちょっと待ってくれよ』
ここには紙もペンもある、必要な物をメモに書いて……。
『……よし、出来た。すまんが俺は作る準備を色々しないといけない、だからその間にこのメモに書いてあるのを集めてきてくれないか?』
「ここに書いてあるもの全部じゃな、任せるのじゃ! ポチお前も手伝うのじゃ!」
「え? ちょっとごしゅじんさま!? あ~~れ~~~!」
ポチを連れて一瞬で行ってしまった。
馬鹿め、メモには料理に使うものと万能薬に使うものを混ぜて書いた。
あの様子じゃそれに気が付かずに集めてくるだろう。
どうやら、さっきの俺のがんばりは無駄ではなかったらしい。
『フッ、ちょろいドラゴニュートだぜ……』
『――はっ!』
「あ、とまった」
そうだ……冷静になれ、もう過ぎてしまった事を悔やんでも仕方ない。
ここは気持ちを切り替えて薬に集中しないと。
『そう、だな……すまん、取り乱してしまった。そのリストを見せてくれないか?』
「どうやら正気に戻ったみたいじゃな、ほれ」
どれどれ……ナシャータが拾った調合リストは合計7枚か。
どれもびっしりと書いてあるな、目的の薬があればいいんだが。
『……えーと……コレットは熱を出しているみたいだから……風邪の薬か? いや、直接見ていないから風邪とは限らんよな……となると……』
傷薬に、胃腸薬に、目薬に、頭痛薬……この辺りの項目は関係ないから飛ばしだな。
しかし、これらは今の俺には使う必要性がまったくないと思うと、それはそれで何か悲しい気持ちになる……。
『……おっこれだ!』
あった! 【超! 万能薬】!
この超! って文字に引っかかるが……まぁいいや、万能薬ならどんな症状でも効くしな。
「お、見つけたか。それで、材料はなんなのじゃ?」
『ちょっと待ってくれ……えーと……へっ?』
冒険者として薬草の種類はある程度の知識は持っていたが……俺の知らない薬草らしき名前が10種類くらい書かれている。
しまったな、もっと他の薬草も覚えとくべきだった……こんな所で必要になるなんて。
『…………』
「どうしたのじゃ? 一体何を使うというじゃ」
しかも、わかる物だと【母】の葉……木の実の方は人間が口にすると中毒死する可能性があるが葉は大丈夫なのか?
「お~い、黙っていてはわからんのじゃ。もういいのじゃ、自分で見るからそれを貸すのじゃ」
『あっちょっ!』
リストを奪い取られてしまった……まぁいいか、減るもんじゃないし。
「まったく――ふむ、何々……」
ナシャータくらいになると文字くらいは読めそうだが、俺がわからないのにナシャータがわかる訳ないだろう。
薬が駄目となると、他に何かないか考えないといけないな。
あーあ……せっかくいいアイディアと思ったのにな。
「……なんじゃ、この周辺に生えている植物を使うだけじゃないか」
そうだ、この料理レシピにあった栄養のある食べ物を……は? こいつ今何て言った?
『……今……何て、言った?』
「ん? じゃから、この周辺に生えている植物を使うとじゃと言ったのじゃ」
聞き間違いじゃなかったし、この感じは嘘じゃなさそうだし。
『ナシャータがリストに書かれている植物を理解しているなんて……そんな馬鹿な……』
そんな事がありえるのか?
モンスターが植物の種類と名前を知っているなんて。
「おいおい、何そんなに驚いておるのじゃ……ああ、なるほど……ケビン、お前はここに書かれている植物がわからなかったから黙っておったのじゃな」
『うっ!』
「どうやら、図星みたいじゃな~わからなかったら、さっさとわしに聞けば良かったのに~」
くっこのニヤケ顔、すげー腹が立つ。
『そんな事はどうでもいい、それより何でお前は植物の事を知っているんだよ!』
「何でって昔、人間達に教えてもらったのじゃ。じゃからここに書かれている植物は全部わかるのじゃ」
『……マジかよ』
何でモンスターが人間に教わっているんだよ。
こいつガッツリ人間と関わりすぎだ、いくら記憶を消すからと言っても限度があるだろう、それでいいのか守護者……。
いや、そんな事よりもだ、これはナシャータに材料を集めてもらうしかない。
『――だったら頼む! ナシャータ! ここに書いてある植物を集め――』
「それは嫌なのじゃ。ここは近かったから案内はしたが、植物集めは面倒くさいのじゃ。いつも言うが、何故わしが小娘の為にそんな事をしないといけないのじゃ」
『うう、そんな……だったらポチが――』
「ポチがしょくぶつのことなんて、しるわけないだろう」
デスヨネー。
どうしよう、俺が全ての植物を採ってきて聞くか? いやそれだと、とんでもない時間がかかる。
やはりナシャータに採ってきてもらった方が明らかに早い、どうにか動かせないか。
あっ待てよ、そういえばさっきの料理レシピにある物が書かれていたような……。
「? 今度は何を探しておるのじゃ?」
あった! これならば、きっと動いてくれるはずだ。
『なぁ……ナシャータ』
「なんじゃ? 何を考えようがわしは――」
「ここに【母】の実を使った菓子の作り方があるんだが……』
「なっ何じゃと! あああああれか!! お前はあれを作れるのか!?」
やっぱり、食いついた。
【母】の実を使っている時点で、ナシャータ専用だしな。
それに、こういうのには弱そうだと思ったんだ。
『俺は一人暮らしをしていたからな、料理は出来る。しかし、材料がないからなー。だから作れな――』
「材料があれば作れるのじゃな!?」
あの目、完全に俺の策略にかかったな。
『ああ、そうだが……ちょっと待ってくれよ』
ここには紙もペンもある、必要な物をメモに書いて……。
『……よし、出来た。すまんが俺は作る準備を色々しないといけない、だからその間にこのメモに書いてあるのを集めてきてくれないか?』
「ここに書いてあるもの全部じゃな、任せるのじゃ! ポチお前も手伝うのじゃ!」
「え? ちょっとごしゅじんさま!? あ~~れ~~~!」
ポチを連れて一瞬で行ってしまった。
馬鹿め、メモには料理に使うものと万能薬に使うものを混ぜて書いた。
あの様子じゃそれに気が付かずに集めてくるだろう。
どうやら、さっきの俺のがんばりは無駄ではなかったらしい。
『フッ、ちょろいドラゴニュートだぜ……』
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ーーーーーー
ーーー
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※2020.9.8 多忙につき感想返信はランダムとさせていただきます。ご了承いただければと……!
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※2023.6.8追記 アリシアの口調を書籍版に合わせました。
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