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6章 二人のびっくり箱と宝箱
コレットの書~宝箱・2~
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◇◆アース歴200年 6月16日・昼◇◆
何だかんだで遺跡に来るまで時間がかかちゃった。
さて、まずは入り口の確認を……。
「おい、コレット。もういちいち入り口を確認しなくていいぞ」
…………。
「あ、そうでした……」
でも、何か確認しないと気持ちが落ち着かない。
「んー羅針盤は……今のところ動きはないな。この近くにドラゴニュートは居ないみたいだ」
「それはよかったっスね、コレットさん」
「そうです、ね……」
……とは言っても、遺跡に入ってから凄い視線を感じるのよね。
さっさとこの場から離れた方がいい気がする。
「じゃあ今のうちに進みましょう! ね?」
気のせいなのか分からないけど、どうも嫌な感じがするし。
「そうだな……じゃあ昨日の所まで行くぞ、今は反応がないとはいえ注意を怠らないように」
「うっス」
「はい!」
もう突然目の前にドラゴニュートが出てきませんように!
※
この辺りは昨日、私が飛ばされた辺りね。
前後左右異常なし! ふぅ……何か物凄く疲れる。
「ふむ、羅針盤の針は昨日と同じ右下を指しているな。ただ……反応の方が違って右下の1つのみだ」
本当だ、昨日みたいに変な動きをしていない。
「どうしますか? ドラゴニュートがいた場所に向かいます? それとも魔樹の確認をします?」
私的には後者からの方がいいかな。
やっぱり、あの場所に行くのは抵抗があるし。
「うーん……羅針盤を見る限りドラゴニュートはこの先に居ないみたいだし……よし、先にコレットがドラゴニュートとであった場所に行こう」
うっ前者になっちゃった。
どうかドラゴニュートが居ません様に!
※
「ここか」
「……はい、ここであの実を食べていました」
初めてドラゴニュートと遭遇して、同時にスケルトンが襲ってきた場所。
どっちも怖かったな~ああ……思い出しただけでも鳥肌が。
「へぇーあの実をっスか……あんまりうまそうじゃないっスね」
でもあのドラゴニュートは普通に食べていた……あれ? 吐き出していたような……どっちだっけ?
まぁいいや、私たちには食べられない物だろ――。
「実際うまくねぇぞ」
……えっ!? 今、グレイさんがサラッとすごい事を言ったよ!
「ちょっ、その実を食べた事あるんですか!?」
見たことのない実を食べる事なんて、私には無理だわ。
「そりゃそうだ。いついかなる時に何が起こるかわからんからな、だから木の実があればそれが食べられるかどうかを確認しておくのは大事だ」
「なるほど」
確かにそうね。
今後のために覚えておこう、あの実は不味いっと。
「それじゃ俺はこの辺りを調べるから、お前達は辺りを警戒していてくれ」
「はい」
「うっス」
けど、もしドラゴニュートが来たらどうしよう……。
「ふーむ……巣のような痕跡がないな。――ここに木の実を食べに来ていた所に、たまたまコレットと遭遇したって事か?」
そんな、たまたまの時に遭遇する私って一体。
「それにここに来るまで注意深く見てきたが、どうもドラゴニュートがここに居座っている感じがなしないんだよな……」
「それはどう言う事ですか?」
「ここに居座るようなら自分の居心地の良い様に変えるだろ? だが、ここを含め道中も手を加えられた様な所はなかった。そして羅針盤の反応も今は一つのみ……」
ふむふむ、なるほど。
ん? それじゃもしかして。
「つまり、ここにもうドラゴニュートはいないって事っスか?」
そうだったら物凄く嬉しい!
ケビンさんを探すのが一気に楽になるわ。
「可能性はある、が確信は持てない――となると……次は魔樹の確認するぞ、もしかしたらそこに魔樹の場所にドラゴニュートがいるかもしれない。十分注意するんだ」
何だ、まだ可能性の話か……。
でも希望はあるってことだよね。
「うっス! 魔樹かー俺見た事ないっスから楽しみだなー」
「あ、私もないです。どんな木なんでしょうね」
イメージ的にこう魔晶花の様にキラキラ~って輝いてそう。
※
「うわ~広い場所ですね!」
ここまで来るのは初めてだけど、遺跡にこんな広いホールがあるんだ。
「羅針盤の針はこの下に向いているが……ここには石造が1体あるだけで、下に降りるような仕掛けはなかっ――」
「あ、ここから下に降りれそうっスね」
「――っは!? なんだと!?」
「あ、本当だ。下りの階段がありますね」
石造の土台の部分に下に降りられる階段がある。
「ちょっちょっ!! ――っおい! 邪魔だ!!」
「え? ――うぎゃっ!!」
「マークさん!?」
猛ダッシュしてきたグレイさんに、マークさんが弾き飛ばされた!
「……嘘だろ……本当に階段がある……俺が調査していた時にはこんなのはなかったぞ!!」
え、それじゃこれって……。
「隠し通路って事ですか……何でそれが開いてるいんですかね?」
これじゃまったく隠しになってない。
「……わからん。この石造は頭が動くから仕掛けがあるんじゃないかと調べまくってはいたが……そのうちの誰かが開いて報告を忘れた? いや、そんなわけないよな……特別金が貰えるし……」
誰かが……か。
ハッそうだ!
「グレイさん! もしかしたら、これを開けたのはケビンさんかも!」
「どうだろうな、確かに未探索の場所だが……俺が遺跡に入ったのは約1ヶ月前、その時はこんな階段なんてなかった。それにケビンが消息不明になったのは20年も前だぞ」
「でっでも、ケビンさんが入った時に閉まったかもしれないじゃないですか!」
「んで、20年後の今開いた……さすがにそれは出来すぎじゃないか?」
うっ……確かに。
「いてて、ひどいっスよ先輩。コレットさんがドラゴニュートに飛ばされたくらい俺もぶっ飛んだっスよ」
……ドラゴニュート。
あ、そうか!
「そうです! これを開けたのはきっとドラゴニュートですよ、だから今開いているんです!」
我ながら名推理!
「「…………」」
あっあれ? 何か2人の私を見る目が。
「コレットさん、さすがにそれはないと思うっス……」
「俺も……」
ええっ! 何でよ!?
「ドラゴニュートが俺らが解けなかった仕掛けを解いたってか? いくら知能が高いといってもそれは考えにくいぞ……」
そうかな~私達とそんなに変わらない気がするんだけど。
何だかんだで遺跡に来るまで時間がかかちゃった。
さて、まずは入り口の確認を……。
「おい、コレット。もういちいち入り口を確認しなくていいぞ」
…………。
「あ、そうでした……」
でも、何か確認しないと気持ちが落ち着かない。
「んー羅針盤は……今のところ動きはないな。この近くにドラゴニュートは居ないみたいだ」
「それはよかったっスね、コレットさん」
「そうです、ね……」
……とは言っても、遺跡に入ってから凄い視線を感じるのよね。
さっさとこの場から離れた方がいい気がする。
「じゃあ今のうちに進みましょう! ね?」
気のせいなのか分からないけど、どうも嫌な感じがするし。
「そうだな……じゃあ昨日の所まで行くぞ、今は反応がないとはいえ注意を怠らないように」
「うっス」
「はい!」
もう突然目の前にドラゴニュートが出てきませんように!
※
この辺りは昨日、私が飛ばされた辺りね。
前後左右異常なし! ふぅ……何か物凄く疲れる。
「ふむ、羅針盤の針は昨日と同じ右下を指しているな。ただ……反応の方が違って右下の1つのみだ」
本当だ、昨日みたいに変な動きをしていない。
「どうしますか? ドラゴニュートがいた場所に向かいます? それとも魔樹の確認をします?」
私的には後者からの方がいいかな。
やっぱり、あの場所に行くのは抵抗があるし。
「うーん……羅針盤を見る限りドラゴニュートはこの先に居ないみたいだし……よし、先にコレットがドラゴニュートとであった場所に行こう」
うっ前者になっちゃった。
どうかドラゴニュートが居ません様に!
※
「ここか」
「……はい、ここであの実を食べていました」
初めてドラゴニュートと遭遇して、同時にスケルトンが襲ってきた場所。
どっちも怖かったな~ああ……思い出しただけでも鳥肌が。
「へぇーあの実をっスか……あんまりうまそうじゃないっスね」
でもあのドラゴニュートは普通に食べていた……あれ? 吐き出していたような……どっちだっけ?
まぁいいや、私たちには食べられない物だろ――。
「実際うまくねぇぞ」
……えっ!? 今、グレイさんがサラッとすごい事を言ったよ!
「ちょっ、その実を食べた事あるんですか!?」
見たことのない実を食べる事なんて、私には無理だわ。
「そりゃそうだ。いついかなる時に何が起こるかわからんからな、だから木の実があればそれが食べられるかどうかを確認しておくのは大事だ」
「なるほど」
確かにそうね。
今後のために覚えておこう、あの実は不味いっと。
「それじゃ俺はこの辺りを調べるから、お前達は辺りを警戒していてくれ」
「はい」
「うっス」
けど、もしドラゴニュートが来たらどうしよう……。
「ふーむ……巣のような痕跡がないな。――ここに木の実を食べに来ていた所に、たまたまコレットと遭遇したって事か?」
そんな、たまたまの時に遭遇する私って一体。
「それにここに来るまで注意深く見てきたが、どうもドラゴニュートがここに居座っている感じがなしないんだよな……」
「それはどう言う事ですか?」
「ここに居座るようなら自分の居心地の良い様に変えるだろ? だが、ここを含め道中も手を加えられた様な所はなかった。そして羅針盤の反応も今は一つのみ……」
ふむふむ、なるほど。
ん? それじゃもしかして。
「つまり、ここにもうドラゴニュートはいないって事っスか?」
そうだったら物凄く嬉しい!
ケビンさんを探すのが一気に楽になるわ。
「可能性はある、が確信は持てない――となると……次は魔樹の確認するぞ、もしかしたらそこに魔樹の場所にドラゴニュートがいるかもしれない。十分注意するんだ」
何だ、まだ可能性の話か……。
でも希望はあるってことだよね。
「うっス! 魔樹かー俺見た事ないっスから楽しみだなー」
「あ、私もないです。どんな木なんでしょうね」
イメージ的にこう魔晶花の様にキラキラ~って輝いてそう。
※
「うわ~広い場所ですね!」
ここまで来るのは初めてだけど、遺跡にこんな広いホールがあるんだ。
「羅針盤の針はこの下に向いているが……ここには石造が1体あるだけで、下に降りるような仕掛けはなかっ――」
「あ、ここから下に降りれそうっスね」
「――っは!? なんだと!?」
「あ、本当だ。下りの階段がありますね」
石造の土台の部分に下に降りられる階段がある。
「ちょっちょっ!! ――っおい! 邪魔だ!!」
「え? ――うぎゃっ!!」
「マークさん!?」
猛ダッシュしてきたグレイさんに、マークさんが弾き飛ばされた!
「……嘘だろ……本当に階段がある……俺が調査していた時にはこんなのはなかったぞ!!」
え、それじゃこれって……。
「隠し通路って事ですか……何でそれが開いてるいんですかね?」
これじゃまったく隠しになってない。
「……わからん。この石造は頭が動くから仕掛けがあるんじゃないかと調べまくってはいたが……そのうちの誰かが開いて報告を忘れた? いや、そんなわけないよな……特別金が貰えるし……」
誰かが……か。
ハッそうだ!
「グレイさん! もしかしたら、これを開けたのはケビンさんかも!」
「どうだろうな、確かに未探索の場所だが……俺が遺跡に入ったのは約1ヶ月前、その時はこんな階段なんてなかった。それにケビンが消息不明になったのは20年も前だぞ」
「でっでも、ケビンさんが入った時に閉まったかもしれないじゃないですか!」
「んで、20年後の今開いた……さすがにそれは出来すぎじゃないか?」
うっ……確かに。
「いてて、ひどいっスよ先輩。コレットさんがドラゴニュートに飛ばされたくらい俺もぶっ飛んだっスよ」
……ドラゴニュート。
あ、そうか!
「そうです! これを開けたのはきっとドラゴニュートですよ、だから今開いているんです!」
我ながら名推理!
「「…………」」
あっあれ? 何か2人の私を見る目が。
「コレットさん、さすがにそれはないと思うっス……」
「俺も……」
ええっ! 何でよ!?
「ドラゴニュートが俺らが解けなかった仕掛けを解いたってか? いくら知能が高いといってもそれは考えにくいぞ……」
そうかな~私達とそんなに変わらない気がするんだけど。
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