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6章 二人のびっくり箱と宝箱
ケビンの書~びっくり箱・10~
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あれから、この宝箱を後回しにして先に魔晶石の間の調査を始めたみたいだった。
ナシャータが突っ込んだミスリルゴーレムに触れられた時はさすがに焦ったが、あのミスリルゴーレムを動かす事も出来ないから諦めたようだ。
後は、これといったこともなくその間は実に暇だった……。
《うーむ……色々と気にはなる所はあるが、今日はこの宝箱の中身を確認して終わりにするか。ドラゴニュートについては一時的なのかもしれないが、今の時点ではこの遺跡にいないのは間違いないだろう》
やっと開けるのか、やはり流れ的に親父が開けそうだな。
だとすると屍のフリか……? あーあ、この飛び出す作戦以外は成功したっぽいのにな……。
《はい……》
ってコレットも近くに居るし!
どうする? 屍のフリか、邪魔者がいてもコレットにプレゼントを渡すか?
うーん……やはりプレゼントは渡しておきたいな、花の時みたいになるのはゴメンだ。
となると宝箱が開いた瞬間に、コレットの位置を把握して飛び出し渡す、これしかない。
《さて、それじゃ冒険者の楽しみの一つである宝箱を開けますか》
おー!
よし、何時でも来い!
《それじゃ何があってもいいように俺が開けるから、お前らは少し離れてろ》
離れるの!? コレットの所まで飛べるかな。
《え? でも罠は無いんですよね?》
ありません。
《ああ、かといって中が安全とも限らないだろ? 開けるまで分からないんだから》
中身は俺だから安全だよ。
《何だコレット? 自分が開けたかったって顔をしているな》
お、マジか?
《……顔に出ちゃってました?》
これは、もしかして……もしかすると……。
《顔に書いてあるぞ……よし、コレットが開けてみるか?》
きたぁ!!
《え! いいんですか?》
全然問題はないぞ、コレット!
《何事も経験だしな、何回も言うがその中身は危険かもしれない。ただ、冒険者を続けていく上では避けては通れない道だし、それで怖気づくようなら冒険者として成長は出来ないと俺は思う》
さすが四つ星級冒険者……いい事を言う。
《……そうですね、じゃあ私が開けます》
やった! さぁ何時でもどうぞ、コレット!
《ちょ! ずるいっス、コレットさん! 俺も開けたい――》
なっ邪魔するな悪臭男が!
《あだ! 何で殴るっスか!? 先輩!》
《馬鹿、万年一つ星のお前より、今日始めて宝箱を開けるコレットが優先に決まっているだろうが! うーん、こいつが近くだと邪魔になりそうだな。コレット、俺はこいつと少し離れた所に行くわ》
《そんなー!》
いいぞ、男2人が離れてくれた!
《よし、ファイト私! 開けます! ん! ――ってあれ? んん!! 駄目だ……開かない》
あ、そうだった。
何故か開かなくなっていたんだった。
《恐らく建てつけが悪いんだろ。コレットのメイスで上部を叩いてこじ開けろ》
《え!? そんな事をして大丈夫ですか?》
荒っぽいが、それしかないかな。
中からでも開かなかったし。
《俺も開かないのは無理やりこじ開けているからな、でも開いたらすぐこっちに逃げるんだ》
逃げられちゃ困るんだってば!
これは開いた瞬間に飛び出すしかないな。
《分かりました。――行きます! えい!》
――カーン!
『「よし! 開いた!」』
今だ!
『ジャジャーン!』
決まった!!
「――っ!? きゃあああああああああ!!」
って! ちょっコレットが悲鳴を上げてすっこんでしまった!
大丈夫かな? 今思いっきりお尻を打ったみたいだが……。
「くっ…………あれ……?」
コレットが立てないみたいだ。
しまったな……驚かせたせいで腰を抜かしたのか、こけた時にどこか怪我でもしてしまったか?
『すまんコレット、俺だ、ケビンだ。いやー驚かせて悪かった……君にこのコアを貰ってほしくて――』
「ちっこれじゃ間に合わん! マーク、閃光石を投げるんだ!」
なっおい、親父! 今説明中なのに何で邪魔をするんだよ!
「うっス! ――っおりゃ!」
ああ、こういう時は本当にまぶたがほしい……ってそんな場合じゃない、背中を向けて少しでも眩しさを回避!
「なっ!? それは違っ――」
――カッ
え? 何か普通の閃光弾と光り方が違うような?
――ドカアアアアアン!!
「きゃああああああああああああ!!」
『ぬおああああああああああああ!!』
何だ! 閃光弾が爆発した!?
やばい! 爆風で飛ばされて柱に叩きつけら――。
『グエッ!!』
――れた……また……意識が……とぶ……ガクッ。
◇◆アース歴200年 6月16日・夜◇◆
『うっ……』
「お、目が覚めたみたいじゃな」
『……ここは……? 俺は……一体』
確か、宝箱から飛び出して……コレットにコアを……。
「ここは【母】の前じゃ。それにしても、いきなり爆発音がしてしたから驚いたのじゃ」
『爆発……?』
そうだ、臭い男が投げたのは閃光弾じゃなくて爆弾だった。
あの野郎、何て物を投げるんだ!
「それで何事かと上ってみれば、魔晶石の間が崩れ始めていたのじゃ」
『はっ!?』
あの爆発そんなにすごかったのか。
「崩落が落ち着いた後、ポチの鼻を使ってお前を掘り返したわけじゃ。幸い【母】と魔晶石の魔力で強化さておったおかげでケビンは、焦げてはおったがほぼ無傷じゃったぞ」
俺の体のすごい事になっていたんだな。
それに耐えるなんて、生身じゃとても……。
『そうだ! コレットは? コレットは無事なのか!? 怪我とかは!?』
コレットは生身!
あの爆発で大怪我をした可能性もあるし、崩落に巻き込まれていたら一大事じゃないか!
「小娘なら無事そうじゃったぞ。後、崩れる前に男2人と共に脱出していたのじゃ」
そうか……ならよかった。
コアを渡すのは次の機会に……あれ?
『おい、コアはどこいった?』
手に持ってないし、側にもない。
「コアじゃと? ケビンの近くにはなかったのじゃが……お前、また渡しそびれたのか?」
『「…………」』
嘘だろ! もしかして、あの爆発でどっか飛んでいったのか!?
『またかよ! ちくしょううううう!!』
「何とも不運な骨じゃな……」
ナシャータが突っ込んだミスリルゴーレムに触れられた時はさすがに焦ったが、あのミスリルゴーレムを動かす事も出来ないから諦めたようだ。
後は、これといったこともなくその間は実に暇だった……。
《うーむ……色々と気にはなる所はあるが、今日はこの宝箱の中身を確認して終わりにするか。ドラゴニュートについては一時的なのかもしれないが、今の時点ではこの遺跡にいないのは間違いないだろう》
やっと開けるのか、やはり流れ的に親父が開けそうだな。
だとすると屍のフリか……? あーあ、この飛び出す作戦以外は成功したっぽいのにな……。
《はい……》
ってコレットも近くに居るし!
どうする? 屍のフリか、邪魔者がいてもコレットにプレゼントを渡すか?
うーん……やはりプレゼントは渡しておきたいな、花の時みたいになるのはゴメンだ。
となると宝箱が開いた瞬間に、コレットの位置を把握して飛び出し渡す、これしかない。
《さて、それじゃ冒険者の楽しみの一つである宝箱を開けますか》
おー!
よし、何時でも来い!
《それじゃ何があってもいいように俺が開けるから、お前らは少し離れてろ》
離れるの!? コレットの所まで飛べるかな。
《え? でも罠は無いんですよね?》
ありません。
《ああ、かといって中が安全とも限らないだろ? 開けるまで分からないんだから》
中身は俺だから安全だよ。
《何だコレット? 自分が開けたかったって顔をしているな》
お、マジか?
《……顔に出ちゃってました?》
これは、もしかして……もしかすると……。
《顔に書いてあるぞ……よし、コレットが開けてみるか?》
きたぁ!!
《え! いいんですか?》
全然問題はないぞ、コレット!
《何事も経験だしな、何回も言うがその中身は危険かもしれない。ただ、冒険者を続けていく上では避けては通れない道だし、それで怖気づくようなら冒険者として成長は出来ないと俺は思う》
さすが四つ星級冒険者……いい事を言う。
《……そうですね、じゃあ私が開けます》
やった! さぁ何時でもどうぞ、コレット!
《ちょ! ずるいっス、コレットさん! 俺も開けたい――》
なっ邪魔するな悪臭男が!
《あだ! 何で殴るっスか!? 先輩!》
《馬鹿、万年一つ星のお前より、今日始めて宝箱を開けるコレットが優先に決まっているだろうが! うーん、こいつが近くだと邪魔になりそうだな。コレット、俺はこいつと少し離れた所に行くわ》
《そんなー!》
いいぞ、男2人が離れてくれた!
《よし、ファイト私! 開けます! ん! ――ってあれ? んん!! 駄目だ……開かない》
あ、そうだった。
何故か開かなくなっていたんだった。
《恐らく建てつけが悪いんだろ。コレットのメイスで上部を叩いてこじ開けろ》
《え!? そんな事をして大丈夫ですか?》
荒っぽいが、それしかないかな。
中からでも開かなかったし。
《俺も開かないのは無理やりこじ開けているからな、でも開いたらすぐこっちに逃げるんだ》
逃げられちゃ困るんだってば!
これは開いた瞬間に飛び出すしかないな。
《分かりました。――行きます! えい!》
――カーン!
『「よし! 開いた!」』
今だ!
『ジャジャーン!』
決まった!!
「――っ!? きゃあああああああああ!!」
って! ちょっコレットが悲鳴を上げてすっこんでしまった!
大丈夫かな? 今思いっきりお尻を打ったみたいだが……。
「くっ…………あれ……?」
コレットが立てないみたいだ。
しまったな……驚かせたせいで腰を抜かしたのか、こけた時にどこか怪我でもしてしまったか?
『すまんコレット、俺だ、ケビンだ。いやー驚かせて悪かった……君にこのコアを貰ってほしくて――』
「ちっこれじゃ間に合わん! マーク、閃光石を投げるんだ!」
なっおい、親父! 今説明中なのに何で邪魔をするんだよ!
「うっス! ――っおりゃ!」
ああ、こういう時は本当にまぶたがほしい……ってそんな場合じゃない、背中を向けて少しでも眩しさを回避!
「なっ!? それは違っ――」
――カッ
え? 何か普通の閃光弾と光り方が違うような?
――ドカアアアアアン!!
「きゃああああああああああああ!!」
『ぬおああああああああああああ!!』
何だ! 閃光弾が爆発した!?
やばい! 爆風で飛ばされて柱に叩きつけら――。
『グエッ!!』
――れた……また……意識が……とぶ……ガクッ。
◇◆アース歴200年 6月16日・夜◇◆
『うっ……』
「お、目が覚めたみたいじゃな」
『……ここは……? 俺は……一体』
確か、宝箱から飛び出して……コレットにコアを……。
「ここは【母】の前じゃ。それにしても、いきなり爆発音がしてしたから驚いたのじゃ」
『爆発……?』
そうだ、臭い男が投げたのは閃光弾じゃなくて爆弾だった。
あの野郎、何て物を投げるんだ!
「それで何事かと上ってみれば、魔晶石の間が崩れ始めていたのじゃ」
『はっ!?』
あの爆発そんなにすごかったのか。
「崩落が落ち着いた後、ポチの鼻を使ってお前を掘り返したわけじゃ。幸い【母】と魔晶石の魔力で強化さておったおかげでケビンは、焦げてはおったがほぼ無傷じゃったぞ」
俺の体のすごい事になっていたんだな。
それに耐えるなんて、生身じゃとても……。
『そうだ! コレットは? コレットは無事なのか!? 怪我とかは!?』
コレットは生身!
あの爆発で大怪我をした可能性もあるし、崩落に巻き込まれていたら一大事じゃないか!
「小娘なら無事そうじゃったぞ。後、崩れる前に男2人と共に脱出していたのじゃ」
そうか……ならよかった。
コアを渡すのは次の機会に……あれ?
『おい、コアはどこいった?』
手に持ってないし、側にもない。
「コアじゃと? ケビンの近くにはなかったのじゃが……お前、また渡しそびれたのか?」
『「…………」』
嘘だろ! もしかして、あの爆発でどっか飛んでいったのか!?
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「何とも不運な骨じゃな……」
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【第一部URL】《https://www.alphapolis.co.jp/novel/333629063/596296786》
※また、他サイトとの重複投稿となります。
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