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4章 二人の金と花
ケビンの書~花・1~
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◇◆アース歴200年 6月13日・夜◇◆
『ひゃっほおおおおお!! いぇええええええい!!』
名前を呼ばれるだけなのにこんなに嬉しいなんて!
「……このスケルトン、まだ喜んで変なダンスを踊っておるのじゃ」
『そりゃ嬉しいんだからなー!』
「はいはい、それは良かっ……ん? 今わしの言った事に答えたか? はて、スケルトンにその様な知力がないはずじゃが……ふむ、スケルトンよ。わしの方を見るのじゃ、わしの言っている意味がわかるか?」
なんだ、こいつ馬鹿にしてるのか。
『俺がお前を見て何の意味があるんだ?』
「なっ!? やっぱりわしの言う事をきいたのじゃ! 長年生きていたがこんな珍妙なスケルトンを見るのは初めてなのじゃ!」
ドラゴニュートがスケルトン相手にびっくりしてる。
俺もそんな上級モンスターの姿ははじめて見たわ。
『だったらどうなんだ? やるっていうなら相手になるぞ!』
ふっ、人間だったら簡単に殺されていたかもしれんが今はもう死んでいるし、この体だと何回も復活出来るからお前なんて怖くないんだぞ。
「……フフ……アハハハハハハ! 面白い、実に面白いのじゃ! スケルトン、わしはお前が気に入ったのじゃ!」
モンスターに気に入られても嬉しくないんだが……。
『お前が俺を気に入ろうとどうでもいいが、そのスケルトン呼びはやめろ。俺の名はケビンだ、その辺のスケルトンと同じにするな』
少なくとも知識がある分スケルトンの上位クラスと言っても過言ではない、はずだ。
「スケルトンなのに名を名乗るか、ますます面白いのじゃ! ならばわしも名乗らねばならぬな、わしの名はナシャータじゃ、よろしくなのじゃ」
ドラゴニュートなのに名前があったのか。
どうやら俺には危害を加える気はないようだし大丈夫か?
いや、コレットを襲いそうだったしやはり要注意をしておかないとな。
「ところでケビン、一つ聞きたいのじゃが今日はいつなのじゃ? わしはさっきまで眠っておったのじゃがどのくらい寝てたのか知りたいのじゃ」
寝ていた? 休眠でもしてたのだろうか。
どこで寝ていたのはかわからんがドラゴニュートがこの遺跡にいた理由はそういう事だったのか。
『残念ながら俺も目が覚めたばかりで今いつなのかわからん。ただ生きてた頃はアース歴180年6月11日だったな』
自分の誕生日だったから忘れるに忘れられない。
しかし、その日に落とし穴に落ちるって馬鹿すぎるぞ俺……。
「なんじゃそのアース歴っていうのは?」
それは知らないのか。
となるとアース歴になる前に休眠をしたのか?
『今から180年前……いや、今だともっと経ってるかもしれんが、その時代に人間を滅ぼそうとした魔神がいたそうだ。人間側は劣勢だったが、ある日アースという名の剣士が立ち上がって5人の仲間と共に魔神を討ったってわけさ』
誰もが知る英雄伝って奴だな。
「なるほど、その功からアース歴というわけか。それ以前になるから約190年ちょっと寝ていたのか……通りでわしの家がずいぶんとボロボロになっておるわけじゃ」
……ん? わしの家だと?
『おい、今わしの家って言ったが、この遺跡の事なのか?』
「そうじゃ、まぁ人間達が勝手にわしを崇める為に作ったものじゃからわしの意志とは関係ないがの」
まさかこいつがここの家主だったなんて……だとするとこの遺跡は物凄い昔からあったわけか。
むしろ未だに残ってるのがすごいくらいだな。
『ハッ! だとするとこの遺跡での財宝の位置を全部知っているって事だよな!?』
「そりゃもちろんじゃが……」
『だったらそれを全部、俺に教えてくれ!』
コレットはもう俺の事は把握しているんだ。
そうとなれば後は色んなアプローチをかけていくのみ、次はプレゼント作戦だ!
「いや、お前に教えて何の得が――」
『財宝の中で黄金なり首飾りなりとにかく女性が喜ぶ物はないか!?』
「――話を聞いておらんな……ふむ、女が喜ぶ物……もしかして先ほどの小娘に渡して気を引こうとしておるのか?」
『え? 何でわかったんだ?』
「今までのお前を見てて、わからんほうがおかしいじゃろ」
俺そんなにわかりやすい事してたのかな。
「しかしスケルトンが人間の娘にプレゼントを渡して気を引こうだなんて……アハハハハ! やはりお前は面白いのじゃ! 今日、目が覚めて本当によかったのじゃ! アハハハハハハハ!!」
だからなんで笑うんだよ。
そんなにおかしな事か?
『いつまで笑ってんだよ、あと俺はケビンな、ケ・ビ・ン」
「アハハハハハハハ……はぁ……すまぬすまぬ、ケビンよ」
そうだ、モンスターとはいえ見た目は女……雌といった方がいいのか?
まあどっちもいいや、同じ女として何かアドバイスをもらえるかもしれん。
『えーと、ナシャータだったよな。同じ女? として何をもらうと嬉しい?』
「その女? って辺りが気になるがまぁ良いのじゃ、そうじゃな~……色々あるが……綺麗な花とかもよいな」
なるほど、花か……それはいいかもしれんが。
『こんな遺跡に花なんて咲いて――』
「咲いてるのじゃ、それも飛びっきり綺麗な奴がな」
何だと!?
『マジデスカ! ナシャータサン!』
決まりだ、それを手に入れてコレットにプレゼントだ!!
『ひゃっほおおおおお!! いぇええええええい!!』
名前を呼ばれるだけなのにこんなに嬉しいなんて!
「……このスケルトン、まだ喜んで変なダンスを踊っておるのじゃ」
『そりゃ嬉しいんだからなー!』
「はいはい、それは良かっ……ん? 今わしの言った事に答えたか? はて、スケルトンにその様な知力がないはずじゃが……ふむ、スケルトンよ。わしの方を見るのじゃ、わしの言っている意味がわかるか?」
なんだ、こいつ馬鹿にしてるのか。
『俺がお前を見て何の意味があるんだ?』
「なっ!? やっぱりわしの言う事をきいたのじゃ! 長年生きていたがこんな珍妙なスケルトンを見るのは初めてなのじゃ!」
ドラゴニュートがスケルトン相手にびっくりしてる。
俺もそんな上級モンスターの姿ははじめて見たわ。
『だったらどうなんだ? やるっていうなら相手になるぞ!』
ふっ、人間だったら簡単に殺されていたかもしれんが今はもう死んでいるし、この体だと何回も復活出来るからお前なんて怖くないんだぞ。
「……フフ……アハハハハハハ! 面白い、実に面白いのじゃ! スケルトン、わしはお前が気に入ったのじゃ!」
モンスターに気に入られても嬉しくないんだが……。
『お前が俺を気に入ろうとどうでもいいが、そのスケルトン呼びはやめろ。俺の名はケビンだ、その辺のスケルトンと同じにするな』
少なくとも知識がある分スケルトンの上位クラスと言っても過言ではない、はずだ。
「スケルトンなのに名を名乗るか、ますます面白いのじゃ! ならばわしも名乗らねばならぬな、わしの名はナシャータじゃ、よろしくなのじゃ」
ドラゴニュートなのに名前があったのか。
どうやら俺には危害を加える気はないようだし大丈夫か?
いや、コレットを襲いそうだったしやはり要注意をしておかないとな。
「ところでケビン、一つ聞きたいのじゃが今日はいつなのじゃ? わしはさっきまで眠っておったのじゃがどのくらい寝てたのか知りたいのじゃ」
寝ていた? 休眠でもしてたのだろうか。
どこで寝ていたのはかわからんがドラゴニュートがこの遺跡にいた理由はそういう事だったのか。
『残念ながら俺も目が覚めたばかりで今いつなのかわからん。ただ生きてた頃はアース歴180年6月11日だったな』
自分の誕生日だったから忘れるに忘れられない。
しかし、その日に落とし穴に落ちるって馬鹿すぎるぞ俺……。
「なんじゃそのアース歴っていうのは?」
それは知らないのか。
となるとアース歴になる前に休眠をしたのか?
『今から180年前……いや、今だともっと経ってるかもしれんが、その時代に人間を滅ぼそうとした魔神がいたそうだ。人間側は劣勢だったが、ある日アースという名の剣士が立ち上がって5人の仲間と共に魔神を討ったってわけさ』
誰もが知る英雄伝って奴だな。
「なるほど、その功からアース歴というわけか。それ以前になるから約190年ちょっと寝ていたのか……通りでわしの家がずいぶんとボロボロになっておるわけじゃ」
……ん? わしの家だと?
『おい、今わしの家って言ったが、この遺跡の事なのか?』
「そうじゃ、まぁ人間達が勝手にわしを崇める為に作ったものじゃからわしの意志とは関係ないがの」
まさかこいつがここの家主だったなんて……だとするとこの遺跡は物凄い昔からあったわけか。
むしろ未だに残ってるのがすごいくらいだな。
『ハッ! だとするとこの遺跡での財宝の位置を全部知っているって事だよな!?』
「そりゃもちろんじゃが……」
『だったらそれを全部、俺に教えてくれ!』
コレットはもう俺の事は把握しているんだ。
そうとなれば後は色んなアプローチをかけていくのみ、次はプレゼント作戦だ!
「いや、お前に教えて何の得が――」
『財宝の中で黄金なり首飾りなりとにかく女性が喜ぶ物はないか!?』
「――話を聞いておらんな……ふむ、女が喜ぶ物……もしかして先ほどの小娘に渡して気を引こうとしておるのか?」
『え? 何でわかったんだ?』
「今までのお前を見てて、わからんほうがおかしいじゃろ」
俺そんなにわかりやすい事してたのかな。
「しかしスケルトンが人間の娘にプレゼントを渡して気を引こうだなんて……アハハハハ! やはりお前は面白いのじゃ! 今日、目が覚めて本当によかったのじゃ! アハハハハハハハ!!」
だからなんで笑うんだよ。
そんなにおかしな事か?
『いつまで笑ってんだよ、あと俺はケビンな、ケ・ビ・ン」
「アハハハハハハハ……はぁ……すまぬすまぬ、ケビンよ」
そうだ、モンスターとはいえ見た目は女……雌といった方がいいのか?
まあどっちもいいや、同じ女として何かアドバイスをもらえるかもしれん。
『えーと、ナシャータだったよな。同じ女? として何をもらうと嬉しい?』
「その女? って辺りが気になるがまぁ良いのじゃ、そうじゃな~……色々あるが……綺麗な花とかもよいな」
なるほど、花か……それはいいかもしれんが。
『こんな遺跡に花なんて咲いて――』
「咲いてるのじゃ、それも飛びっきり綺麗な奴がな」
何だと!?
『マジデスカ! ナシャータサン!』
決まりだ、それを手に入れてコレットにプレゼントだ!!
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