鳳月眠人の声劇シナリオ台本

鳳月 眠人

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『鬼の寵児と永劫の火』(番外編─蝶─)

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『鬼の寵児と永劫の火』の過去話。


◆登場人物◆(兼ね役推奨)

聖女:神国の聖女。エリアスの従姉。この世界の真理に最も近づいた者
男:天然培養。聖女と駆け落ちした先代ラルウァテラス。儚げ美青年

父:アルジュナの父。族長であったもの。大局を常に考えて行動する
アルジュナ:男女不問。幼い頃から覚悟と悔しさの中戦ってきた

エリアス:男女不問。神国の若き聖下。色んな想いを振り払うかのように、原作時より思いつきで行動しがち
ゼノア:男女不問。原作時よりエリアスに振り回され気味。親友感抜けてない
こども:聖女と男の、こども。色んなショックで失語していたが徐々に回復。回復中に健忘が急激に進む

兼役例……

パターン①
・男、エリアス
・父、ゼノア
・聖女、蝶
・こども、アルジュナ

パターン②
・男、父
・ゼノア
・エリアス
・聖女、アルジュナ
・こども、蝶

◆ここから台本◆


聖女:
 「どうしてこんなに天然培養なの、この男は……」

男:
 「そうかい?」

聖女:
 「いい歳して!」

男:
 「はっはっはっ」

聖女:
 「ほがらかで!」

男:
 「うん?」

聖女:
 「生活力、皆無!」

男:
 「やりかたを教えてもらえたらやるよ?」

聖女:
 「わたくしも世話を焼かれていた身だから、わからないわ!」

男:
 「あっはっは」

聖女:
 「この場所があったからよかったけれど……」

男:
 「もうすこし離れた神域はあるけれど、その身重の身体ではね。ここが限界だな」

聖女:
 「あなたは、平気なの……?」

男:
 「平気……では、なかろうね」

聖女:
 「……」

男:
 「でもそれより大切だから。キミも覚悟の上、と信じているけれど?」

聖女:
 「ええ。身勝手だけれど」

男:
 「身勝手はお互い様。ほら、今日は少し冷える。おいで。
 ────
 よしよし。だいぶ大きくなったね、おなか」

聖女:
 「これ以上は隠しきれなかったわ」

男:
 「お疲れ様でした、聖女様。キミの戦う姿は本当に美しくて好きだったなあ」

聖女:
 「また見たい?」

男:
 「一生分焼き付けたから大丈夫」

聖女:
 「まあもう、難しいでしょうけれど」

男:
 「まさか、契ればお互い、チカラが衰えてくるとはね」

聖女:
 「背信の罰、なのかしらね……この子は、どう、なのかしら」

男:
 「それはもう、男の子が生まれるかしら、女の子が生まれるかしらと
 言っているようなものだよ」

聖女:
 「ふふっ、なにそれ、なんか違うわよ!」

男:
 「どちらにしても、君の故郷で育てる方が良い」

聖女:
 「ねぇ、急に話を重くしないでくれる? もう。
 わたくしにも帰る場所はないわ。あの状況で駆け落ちだもの。
 戦死扱いされているわよ」

男:
 「この子の帰る場所を作るのは私たち、か。
 あー、現実的に見て、厳しいなぁ。でも……
 こうしていられることに、すごく感謝してる」


聖女:
 「わたくしは……」

男:
 「君が同じ気持ちでなくても構わない。」

 私が謝罪すべき相手は全世界。同胞のすべてと、愛しい女性の故郷の人々。
 謝罪しても到底許されるものではない。


聖女:
 あのとき出逢わなければ。惹かれ合わなければ。きちんと拒めば。
 この気持ちを切り捨てられたなら。この男はラルウァテラスのままで、
 わたくしはきっと神国の聖女のままでいられた。なのに──

 「今を後悔はできないわ。それが……わたくしの弱さであり強さでもあると思う」

男:
 「んんーっ! そういうところがたまらなく好きだよ!」

聖女:
 「情緒!」
 きっとわたくしは、神国で今もっとも、この世の真理に触れているのね。



── ラルウァの公祭壇



アルジュナ:
 今代のラルウァテラス様が、役目も同胞もすべて棄てて、逃げ出した。
 伯父にあたる、ひとだった。兄さんのような存在だった。
 優しくて皆に公平で、どこか透明感というものをもった人だった。

 逃げた、と父から聞かされてから数年後。その人はこうして今日、生け捕りにされ。
 薬で意識を永劫に奪われ、厳重に拘束され、ただの「器」となった。

 そんなでも表情は穏やかなんだな、この人は。


父:
 「ラルウァの誓いは固い。
 族長として、同胞は必ず守り、裏切った者には罰を下さねばならない。
 お前が、継ぐ役目だ」

アルジュナ:
 「……はい」

父:
 「よし、いい目だ」

アルジュナ:
 「異界の神の、次の器は……?」

父:
 「おまえの弟か妹になろう。守ってやりなさい。このようなことに、ならないよう」

アルジュナ:
 「はい、父さん」


父:
 「皆、良いか! 次の器が産まれ次第、先代ラルウァテラス様を処刑する。
 ラルウァテラス様の心臓は、鬼の気を以前ほど発していない。
 次の器が完成するまで、我々の鬼の加護は弱いままだろう。
 けして神国のヤツらに気取られるな。霊石の武器開発と増産に注力せよ。
 私も神国との戦いの中、破れるかもしれん。
 そのとき、族長を継ぐのはアルジュナとする」


アルジュナ:
 「やつらさえ、攻めてこなければ。私たちは静かに干渉せず、暮らしていくのに」

── 異界の神よ 次の器を早くお授けください

 その権利も自由も仲間も。惹かれていた人も、愛してくれた人も、奪われる。
 私にラルウァテラスの資格があれば。素質があれば。
 それさえあれば、同胞をもっと守れるのに。

── なぜ私ではダメなのですか


父:
「嘆くな。おまえには民を束ねる素養がある。それだけでも十分、大したものだ。
 おまえの、チカラだ」

アルジュナ:
 父も、自分にそう言い聞かせていたのかもしれない。



── ラルウァの森の中



聖女:
 「ハァッ、ハァッ、くッ、うっ」

父:
 「先代をたぶらかした悪女だ! 確実にしとめよ!」

アルジュナ:
 「あれは!? あの女、こどもを抱いて、」

父:
 「ラルウァの気配を微弱に感じるな……信じられん、あいつ……」

アルジュナ:
 「こどもはどうしますか」

父:
 「……ならん。生かすな。始末する」

アルジュナ:
 「はい」




男:
 ──私たちは、自らの気持ちに従うことを決意し、生きているだけ──
 ──ただ悲しくも、戦争の歴史の中にこの身があるだけだ──

聖女:
 憎い。今なら、全盛期の神聖力さえあれば、確実に、この地ごと、滅ぼしてやるのに。

男:
 ──君は恨むな、世界を。そしてできれば、ラルウァも──
 ──どうか赦してやってくれないか──

聖女:
 「ううっ、……ッ! キャァァぁッ! あ、うぅ…ぐっあ、はぁっ、」

(倒れる聖女の前方から見慣れた閃光)

聖女:
 「え……この、ひかり、」


ゼノア:
 「聖女様!? 聖女様ではないですか? 生きておられた……!
 私です、ゼノアです、聞こえますか! エリアス、従姉君あねぎみが!」

聖女:
 ──空が、青い

エリアス:
 「ねえ、様? エステラねえ様! 生きて、……ッ、傷、が……
 ゼノア、蘇生術を! 各小隊はラルウァを迎え撃て!」


ゼノア:
 「クッ、血が、全然止まらない!」

聖女:
 「ふ、ふたりとも……、おおきく……なった、のね」

エリアス:
 「ダメだっ、ねえ様、動いては! 私も回復術を!」


ゼノア:
 せっかくまたお会いできたというのに、この傷では……と思っていたその時。
 聖女様の下から、現れたのは

聖女:
 「次期、聖下に、お願いです。この子を、あなたの、ッ……影に、してやって……
 抗魔力が、強いの。わたくしに、似て」

エリアス:
 「似て!? どういう、」

聖女:
 「役にたつ、かならず」

エリアス:
 幼子おさなごは、声をあげずに大粒の涙を流していた。
 瞳から絶望も、悲しみも、恋しさも、とめどなく頬を濡らしてゆく。
 思わず目をふさいでやりそうになったが……
 最期を看取みとる権利が、この子には、ある。


聖女:
 ああ、歌がきこえる。いとし愛児まなごよ、と咲詞さかせのうたを子守歌にしている、
 優しい低音が。取り戻したかった、救け出したかった、会いた、かった


ゼノア:
 「クッソ……」

聖女:
 「ごめん、ね、どうか、生き、て」

エリアス:
 ねえ様。私はもう、次期、ではないんです。
 ──これからこんな別れを、何度私は繰り返し、背負うんだろう。

ゼノア:
 「……聖女様とこの子をつれて、下がります。チビ、立てるか」

エリアス:
 「そういえば、名は……?」
 自失してうつむくその子から聞けることは、何もなさそうだった。




── こどもの回想


聖女:
 「あなたのお父様は、あそこにいるの」

こども:
 深い森を従える山から、遠くに見下ろす集落。それを眺める母の顔をよく、思い出せない。

聖女:
 「お父様はラルウァという民で、家出したから連れ戻されちゃったの。
 もう、会えないかもしれないわ」

こども:
 「会えない……」

聖女:
 「まだ覚えてる? お父様のこと」

こども:
 「……ちょっとだけ」

聖女:
 「……そう、よね」

こども:
 「お母様は、ちがウの?」

聖女:
 「え?」

こども:
 「お母様は、家出したラル?ア? なの?」

聖女:
 「お母様はね、ラルウァではないの。神国というところから家出したのよ」

こども:
 「……お母様にはあたしがいるよ! おうちももう、ここでしょ?」

聖女:
 「そのとおり。あなたにも、お母様がいるわ。だから
 このおうちのことは、誰にも話しちゃダメ。
 お父様がラルウァだってことも、絶対に誰にも、話しちゃダメ」

こども:
 「ふたりだけの、ひみつ!」
 お母様を失って、唯一の居場所がなくなってしまった



── 神国の治療院で



ゼノア:
 容姿は間違いなく聖女様に似ていたものの、当初のアイツは手負いの獣のようだった。


ゼノア:
 「ぜんぜん食いません、コイツ。懐かないし。イッテ! 噛むのは食べ物にしろ! もぉお!」

エリアス:
 「う、うーん。言葉もまだ出てこないか……まあ、焦らなくていい。
 まずは心を癒さねば、ね。心を癒すには食事が大事だよ。いつまでも輸液に頼れない……」

ゼノア:
 「輸液も拒否するので……」

エリアス:
 「……仕方ないね。よし。外に出てみようか」

ゼノア:
 「えっ、大丈夫でしょうか」

エリアス:
 「どうだろう。皆に迷惑をかけるかもしれないが、一度、試させてくれないか」

ゼノア:
 「もちろん。あ、御意に」

エリアス:
 「ふ、ゼノアがこんなに、かしこまるようになったところ。ねえ様にお見せしたかったな。
 ということでキミ。外の空気を吸いに行こう。
 母君の聖女様がどんな人だったか、教えてあげる」



── 聖女の生家



エリアス:
 「ここが聖女様の生家、暮らしていたところだよ」

こども:
 大きくてキレイな建物で、祖母を名乗る人に泣かれ抱きつかれ、
 祖父を名乗る人には冷たい目で見下ろされた。
 いろいろ聞かれたけれど、もう、嫌だ。
 何も信じたくない、聞きたくない。しゃべりたくない。疲れる……


エリアス:
 「ほら、姿写真だよ。キミの母君でしょう」

こども:
 「……!」
 覚えているのよりもずっと若くて綺麗で、凛としたお母様の写真。
 ぜんぜん、こんなのお母様じゃない。けど
 だめだ、泣くな、声を出すな、見つかっちゃう

エリアス:
 「……ごめんね、悲しませてしまったか。
 申し訳ありません、おいとま致します。それではまた」


(門前で待機していたゼノアが二人に気付く)


ゼノア:
 「……泣かせてしまいましたか」

エリアス:
 「予定変更だ、ゼノア。海へいこう!」

ゼノア:
 「今から!?」

エリアス:
 「今からだ! 手配を頼む」

ゼノア:
 「くァア、御意!」



── 海で



ゼノア:
 「ほら。これが海だ。見たことは……なさそうだな」

こども:
 すごい、お水が青い。ずっとずっと続いてる……

ゼノア:
 「待て待て! そのままで入るな、浮き袋をつけてやるからっ!」

こども:
 「?」

ゼノア:
 「そのままだとお前、沈んで溺れるぞ? よし、行っていい。」

エリアス:
 「ありがとう、ゼノア。久しぶりだな、この浜辺」

ゼノア:
 「は? 水着……!?」

エリアス:
 「私もあの子と遊んでくる。ゼノアも遊ぶか?」

ゼノア:
 「私は勤務中ですから!」

エリアス:
 「息抜きもしないと父君のように薄くなってしまうぞ?」

ゼノア:
 「うるさい!」

エリアス:
 「はは! よし、キミ、ゼノアに水をかけて攻撃だ! 私が許す!」

こども:
 「!」

ゼノア:
 「ああ!?」

エリアス:
 『碧下へきかの渦よ、を裁け!』

ゼノア:
 「おおおおいいいいい!! 聖典術の無駄遣いするな!」

エリアス:
 「何を言う、鍛錬だ!」

ゼノア:
 「ならばのぞむところだ!」

こども:
 「……! ふ、あは、」


こども:
 その日から少しずつ、声が出せるようになっていった。
 眠りにつく度に、悲しい記憶が、抜け落ちていく。
 幸せだったこともあったはずだけど、それも一緒にぼやけてゆく。

 よく思い出せなくなるのが、母への裏切りと思えて、眠らないよう頑張った日もあった。
 怖くて泣いた夜もあった。でも
 エリアスさんが、忙しいのにずっと付いていてくれた。
 あたしの無茶や、涙を、無理に止めずに。
 ──お母様と似た気配



エリアス:
 「私たちは、死ねば青にかえるんだ。」

こども:
 「あお、に?」

エリアス:
 「そう。この水上都市では土地が貴重だからね。
 肉体は燃やし、灰になって空気へ溶け、空へ。
 骨は海の中でゆっくりと溶けて、他の生き物を生かす」

こども:
 「おかあ、さまも……?」

エリアス:
 「あの日、青に還られたよ。つらいときは、空と海にお母様がいるのだと、思い出して」

こども:
 「……そらと、うみ……ぅん」



── 数ヶ月後



エリアス:
 「しかし、あれからしばらく経つが……なかなか思い出せないものだね」

こども:
 「……」

エリアス:
 「無理はしなくていい。けれど、そうか、自分の名前も……思い出せないか……」

こども:
 「ごめ、なさい」

エリアス:
 「謝ることではないんだよ。しかし、そうだな……では思い出すまで、仮の名で呼んでもいいかな?」

こども:
 「、ぅん」

エリアス:
 「キミの母君はキミを、私の影、すなわち諜報戦闘員に推された。
 影としての名を先に、キミへ贈ろう。教育はまだ先になるけれど」

こども:
 「…………」

エリアス:
 「キミをこれから、……「蝶」。そう呼ぶことにする」

こども:
 「ちょう」

エリアス:
 「蝶は、心、魂、霊。その化身であると言われている。
 キミが忘れようとも、キミの存在、それこそが。
 聖女様を含め、キミを大切に思う人たちの、心であり魂であり、証だ。
 それをキミが証明し続け、覚えておきなさい」

こども:
 「ありがとう、ございます!」
 僅かな記憶の中の母が、ふわりと微笑んだ。



── 間



ゼノア:
 「あの頃の方が、凶暴ではあったが可愛げがあったな」

蝶:
 「ナニ? アタシに病んどけって?」

ゼノア:
 「そこまでは言っていないが? もう少し素直さをだな」

蝶:
 「アンタ人の事言えるの?」

ゼノア:
 「そういうところだぞお前」

蝶:
 「アタシの素直さは聖下にしかあげらンないわぁ」

ゼノア:
 「ハァ……」

蝶:
 「欲しかったら、アンタからさ・き・に。素直になってちょうだい?」

ゼノア:
 「……きもちわるいぞ」

蝶:
 「フン! アホゼノア! じゃあね!」


ゼノア:
 「……だまってりゃそこそこモテるのになあ。
 ……いや。今更無言のアイツなんて、もっと気持ち悪い、な」



── ラルウァの公祭壇



アルジュナ:
 神国との戦いの最中。
 父は一瞬の隙をつかれ、忌々しい光に射抜かれた。
 敵ながら見事だった。即死。

 族長を継ぎ、しばらくしてから生まれた
 小さくやわらかい異母兄弟。
 生まれた瞬間に、異界の力が比べ物にならぬほど
 私たちの身体に流れ込んでくる。
 樹から汲み上げられる異界の力を
 その身でラルウァに適したものへ変える
 なかつぎの、器。けれどそれ以上に大切な
 唯一の、年の離れた私の家族。

 「次なる器の披露目ひろめおよび
 先代ラルヴァテラス様の処刑を行う」

 涙を堪えて、鼻に流れたものを飲み下す。
 まだ泣いてはならない。
 さようなら──にいさん。そして。

 「おまえは私が、護るから。私たちの希望の火」
 
 父が繋いだものすべてを、背に背負う。


エリアス:
 そして物語は、12年後へ。

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