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5章 迷宮の謎
5話 迷宮10階 冒険者ギルド 3
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ほっとした顔のメルシーに連れられて食堂を通り抜けると、さらに奥にある支部長室へと案内された。
「支部長、Sランク冒険者【一撃】様がいらっしゃいました」
「おお、さっそく来てくれたのですね。私は支部長のアンドロと申します。どうぞこちらへおかけください」
いかつい体格ではあるが、きりっとした碧眼の色男が立ち上がり、丁寧に挨拶する。
40歳くらいだろうか。
Sランクの男爵が相手ともなると、支部長でも下手にでるようだ。
まぁ支部長も貴族だから当たり前か。
胸に銅製で、クロスしている二本の剣が描かれたバッジをつけている支部長を見て、納得する。
ちなみにこの国シルバンデルクの貴族の順位はこうなっていて、その位に合わせたバッジ(しるし)が与えられる。
頂点である王は当然【王冠】
一位 女王 【王冠】とその子【王冠】
二位 公爵 【白金の剣】
三位 侯爵(辺境伯)【金の三本剣】
四位 伯爵 【金の二本剣】
五位 子爵 【金の剣】
六位上 男爵 【銀の三本剣】
六位下 準男爵【銀の二本剣】
七位 騎士 【銀の剣】
八位 上士 【銅の三本剣】
九位 中士 【銅の二本剣】
十位 下士 【銅の剣】
と、こんな感じだ。
なので俺は銀製の三本剣マークをつけている。
そしてこの国のSランク冒険者、シキとアレクライトも同じ男爵のマークをつけていた。
迷宮の最奥探索で功績をあげたのだろう。
冒険者ギルド長は大体が下士か中士なので当然俺のが偉いのだ。
普通のAランク冒険者は下士、Sランク冒険者は上士として、認められれば貴族の仲間入りとなる。
他にも商業者ギルドや生産ギルドもあるのが、同じく長は貴族になるそうだ。
上座のソファーに促され、座って話をする。
「俺はケルビン、こっちがアリエール。今回は事情があって二人で来た」
アレクライトに言われたので一応先に伝えておく。
「ええ、問題ありません。領域の主であるケルビン様ならば、きっと24階を突破していただけるものだと期待しておりますから」
アンドロは気にも止めてないようだ。
支部長の話では、勇者アレクライト達と、シキ達のPTが競うように次々と迷宮を走破してきたのだが、現在の最奥である24階では、かなり苦戦しているそうだ。
突破できる気配がないらしい。
つまり俺達への依頼は。
まずそこを突破して欲しいとのこと。
また迷宮内に出没する【進化の魔王】がいるので、会うことがあれば、可能な限り討伐して欲しい。
この二つだった。
俺達が最奥に挑戦する代わりに、勇者PTが王都の警備に呼び戻されたため、アレクライトは少しいらついていたらしい。
なるほど、それで突っ掛かってきたのか。まぁ気持ちは分からんでもないな。
10階層の次は15階に水晶部屋があるため、そこまで制覇すれば次回は飛んでいけるらしい。
となると、次の目標は15階だな。
「こちらは迷宮の情報です。厳重に取り扱いをお願いします」
ギルドの保有する迷宮の地図と情報の書かれたガイドマップ(流出禁止)を渡された。
よっぽど、攻略して欲しいのだろう。
アリエールがそれを受け取った。
アンドロが頭を下げる。
「では、よろしくお願いいたします」
「ああ、任せてくれ」
支部長室の部屋から出た。
出来るだけ攻略を急いでくれ、とは言われているが、特別期限が決まってるわけではない。
今日位はのんびりしてもいいだろう。
息抜きも大事だからな。
そうだ。抜きに行こう!
ではさっそく、ここにしかない上級な娼館へ行ってみるか。
と思ったところでアリエールに腕を引っ張られた。
「ねぇケルビン、せっかくだからこの町で最高級の料理でも食べましょうか」
「……ああ、そうだな。そうしよう」
嬉しそうに腕を組む、笑顔のアリエールを見たら、とてもそんな事は言い出せなかった。
まぁいくらでも機会はあるしな。
ではレストランを探そうか、とも思ったが、ギルドの食堂から食欲をそそるいい香りが漂っている。
「いい香りだな、今日はここで食べてみようか」
「ん、そうね。お腹もすいたし、ここでもいいわね」
空いているテーブルに座わると、メルシーが水を持ってやってきた。
「メルシーはウエイトレスだったのか」
「ええ、他にも解体から受付まで何でもやりますよ?」
可愛く力こぶを出すポーズをみせるが、全然、力はなさそうだ。
どうやら冒険者ギルドはブラックらしい。
スターテルの町で受付嬢だったモニカも、安い給料でえらく働かされていたからな。
綺麗どころを揃えている受付嬢だが、その給料は恐ろしく安い。
ではどうしてそんな安い待遇でもいい女が集まるのか、と言えば、稼げる冒険者と知り合いになれるから、らしいのだ。
つまり稼げる結婚相手を探しているのだ。
なので強い冒険者はよくもてる。
そう、俺はものすごくもてるのだ。
という自慢はとりあえずいいとして、可愛そうだからメルシーも食事に誘ってみた。案内の一環だとすれば問題はないだろう。
「メルシー、案内ついでに一緒に食事でもどう……」
「いいんですか! ありがとうございます。では上級フルコース三人分と上級酒を沢山頼んできますね!」
食い気味にメルシーが言いきると、俺達が返事をする前に笑顔ですぐに走って行った。
誘って欲しかったのか……。
アリエールも苦笑している。
「いやぁ、これも仕事ですからね。Sランク男爵のケルビン様に言われたら、たとえどんな用事があっても最優先で受けますよ」
真っ赤な顔をしながら上機嫌で酒を飲むメルシー。
そういうていね……。
豪華な食事と芳醇な高い酒を楽しみながら、少し離れた席のシキが連れている女の子を観察していると、俺の目線に気付いたメルシーが、こそっとメンバーを説明してくれた。
三人ともチート持ち、というより、そもそも人間ではないそうだ。
特別隠している訳でもなく、周知の事実らしい。
一人はアークナル。彼女は見ればすぐに分かるが悪魔族だそうだ。頭に悪魔の角を二本生やした白髪のショート。背中にも悪魔の羽がついている。もちろん美人なうえに素晴らしい巨乳だ。
二人目はブラリー。少し顔色が悪そうに見えたが吸血鬼なのだそうだ。艶やかな黒髪のロングで色白、少しロリっぽいがかなりの年齢らしい。
三人目はラゴナ。普通の人に見えたが、なんと赤竜らしい。赤毛で褐色の肌をした赤いドレスを着た美人だが、人型になっているだけだそうだ。
それは間違いなく強いだろう。
そしてリーダーのシキは式神を使う。呪文が書かれた紙を使って、強力な鬼どもを召還して戦うそうだ。そんな強力なP Tでも地下24階は苦戦するらしい。
勇者が色々文句を言うのも、ちゃんと理由があるようだ。
その他にも迷宮のあるあるを聞かせてもらって、メルシーにはご馳走した以上の情報を得ることができた。
料金は一万ドロルも取られたが。
「迷宮って、なんだか面白そうね」
「ああ、楽しみだ」
俺とアリエールは迷宮探索にがぜん興味が沸いてきた。
「支部長、Sランク冒険者【一撃】様がいらっしゃいました」
「おお、さっそく来てくれたのですね。私は支部長のアンドロと申します。どうぞこちらへおかけください」
いかつい体格ではあるが、きりっとした碧眼の色男が立ち上がり、丁寧に挨拶する。
40歳くらいだろうか。
Sランクの男爵が相手ともなると、支部長でも下手にでるようだ。
まぁ支部長も貴族だから当たり前か。
胸に銅製で、クロスしている二本の剣が描かれたバッジをつけている支部長を見て、納得する。
ちなみにこの国シルバンデルクの貴族の順位はこうなっていて、その位に合わせたバッジ(しるし)が与えられる。
頂点である王は当然【王冠】
一位 女王 【王冠】とその子【王冠】
二位 公爵 【白金の剣】
三位 侯爵(辺境伯)【金の三本剣】
四位 伯爵 【金の二本剣】
五位 子爵 【金の剣】
六位上 男爵 【銀の三本剣】
六位下 準男爵【銀の二本剣】
七位 騎士 【銀の剣】
八位 上士 【銅の三本剣】
九位 中士 【銅の二本剣】
十位 下士 【銅の剣】
と、こんな感じだ。
なので俺は銀製の三本剣マークをつけている。
そしてこの国のSランク冒険者、シキとアレクライトも同じ男爵のマークをつけていた。
迷宮の最奥探索で功績をあげたのだろう。
冒険者ギルド長は大体が下士か中士なので当然俺のが偉いのだ。
普通のAランク冒険者は下士、Sランク冒険者は上士として、認められれば貴族の仲間入りとなる。
他にも商業者ギルドや生産ギルドもあるのが、同じく長は貴族になるそうだ。
上座のソファーに促され、座って話をする。
「俺はケルビン、こっちがアリエール。今回は事情があって二人で来た」
アレクライトに言われたので一応先に伝えておく。
「ええ、問題ありません。領域の主であるケルビン様ならば、きっと24階を突破していただけるものだと期待しておりますから」
アンドロは気にも止めてないようだ。
支部長の話では、勇者アレクライト達と、シキ達のPTが競うように次々と迷宮を走破してきたのだが、現在の最奥である24階では、かなり苦戦しているそうだ。
突破できる気配がないらしい。
つまり俺達への依頼は。
まずそこを突破して欲しいとのこと。
また迷宮内に出没する【進化の魔王】がいるので、会うことがあれば、可能な限り討伐して欲しい。
この二つだった。
俺達が最奥に挑戦する代わりに、勇者PTが王都の警備に呼び戻されたため、アレクライトは少しいらついていたらしい。
なるほど、それで突っ掛かってきたのか。まぁ気持ちは分からんでもないな。
10階層の次は15階に水晶部屋があるため、そこまで制覇すれば次回は飛んでいけるらしい。
となると、次の目標は15階だな。
「こちらは迷宮の情報です。厳重に取り扱いをお願いします」
ギルドの保有する迷宮の地図と情報の書かれたガイドマップ(流出禁止)を渡された。
よっぽど、攻略して欲しいのだろう。
アリエールがそれを受け取った。
アンドロが頭を下げる。
「では、よろしくお願いいたします」
「ああ、任せてくれ」
支部長室の部屋から出た。
出来るだけ攻略を急いでくれ、とは言われているが、特別期限が決まってるわけではない。
今日位はのんびりしてもいいだろう。
息抜きも大事だからな。
そうだ。抜きに行こう!
ではさっそく、ここにしかない上級な娼館へ行ってみるか。
と思ったところでアリエールに腕を引っ張られた。
「ねぇケルビン、せっかくだからこの町で最高級の料理でも食べましょうか」
「……ああ、そうだな。そうしよう」
嬉しそうに腕を組む、笑顔のアリエールを見たら、とてもそんな事は言い出せなかった。
まぁいくらでも機会はあるしな。
ではレストランを探そうか、とも思ったが、ギルドの食堂から食欲をそそるいい香りが漂っている。
「いい香りだな、今日はここで食べてみようか」
「ん、そうね。お腹もすいたし、ここでもいいわね」
空いているテーブルに座わると、メルシーが水を持ってやってきた。
「メルシーはウエイトレスだったのか」
「ええ、他にも解体から受付まで何でもやりますよ?」
可愛く力こぶを出すポーズをみせるが、全然、力はなさそうだ。
どうやら冒険者ギルドはブラックらしい。
スターテルの町で受付嬢だったモニカも、安い給料でえらく働かされていたからな。
綺麗どころを揃えている受付嬢だが、その給料は恐ろしく安い。
ではどうしてそんな安い待遇でもいい女が集まるのか、と言えば、稼げる冒険者と知り合いになれるから、らしいのだ。
つまり稼げる結婚相手を探しているのだ。
なので強い冒険者はよくもてる。
そう、俺はものすごくもてるのだ。
という自慢はとりあえずいいとして、可愛そうだからメルシーも食事に誘ってみた。案内の一環だとすれば問題はないだろう。
「メルシー、案内ついでに一緒に食事でもどう……」
「いいんですか! ありがとうございます。では上級フルコース三人分と上級酒を沢山頼んできますね!」
食い気味にメルシーが言いきると、俺達が返事をする前に笑顔ですぐに走って行った。
誘って欲しかったのか……。
アリエールも苦笑している。
「いやぁ、これも仕事ですからね。Sランク男爵のケルビン様に言われたら、たとえどんな用事があっても最優先で受けますよ」
真っ赤な顔をしながら上機嫌で酒を飲むメルシー。
そういうていね……。
豪華な食事と芳醇な高い酒を楽しみながら、少し離れた席のシキが連れている女の子を観察していると、俺の目線に気付いたメルシーが、こそっとメンバーを説明してくれた。
三人ともチート持ち、というより、そもそも人間ではないそうだ。
特別隠している訳でもなく、周知の事実らしい。
一人はアークナル。彼女は見ればすぐに分かるが悪魔族だそうだ。頭に悪魔の角を二本生やした白髪のショート。背中にも悪魔の羽がついている。もちろん美人なうえに素晴らしい巨乳だ。
二人目はブラリー。少し顔色が悪そうに見えたが吸血鬼なのだそうだ。艶やかな黒髪のロングで色白、少しロリっぽいがかなりの年齢らしい。
三人目はラゴナ。普通の人に見えたが、なんと赤竜らしい。赤毛で褐色の肌をした赤いドレスを着た美人だが、人型になっているだけだそうだ。
それは間違いなく強いだろう。
そしてリーダーのシキは式神を使う。呪文が書かれた紙を使って、強力な鬼どもを召還して戦うそうだ。そんな強力なP Tでも地下24階は苦戦するらしい。
勇者が色々文句を言うのも、ちゃんと理由があるようだ。
その他にも迷宮のあるあるを聞かせてもらって、メルシーにはご馳走した以上の情報を得ることができた。
料金は一万ドロルも取られたが。
「迷宮って、なんだか面白そうね」
「ああ、楽しみだ」
俺とアリエールは迷宮探索にがぜん興味が沸いてきた。
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