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第一章 はじまりの町
6話 チート狩り フォレストウルフ
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虚しさと悔しさと心残りを胸に秘め、足早に町を出た俺はこの鬱憤を晴らすため、すぐに魔物を狩る事にした。
完全に八つ当たりだ。
どうせお金を稼がねばならないのだ。ギッタンギッタンにしてやるぞ。
なんせ残金は4ドロルしかないのだ。
いきりたつ俺は、いつものように角ウサギがいる林に向かおうとしてふと気がついた。
いや、待てよ。
せっかくチートがあるのにあんな雑魚を狩ってもしょうがないじゃないか。
どうせならもっと強いやつがいいだろう。
そのほうが買い取りも高いし、冒険者ランクも上がるはずだ。
うん、そうしよう。だが何がいいかな。
俺はしばし考える。
ボスでも狙うか? いや、いくらチートがあるとはいえ、いきなりボスに挑むほど俺は馬鹿じゃない。
そんなに慌てる事はない。
なぜなら俺は神を掴んだチートマンなのだ。
よし。
狙うはフォレストウルフだ。
フォレストウルフは大体Eランクの冒険者が相手にするような魔物で、今までなら歯が立たなかった相手だ。
だがそこまでの脅威ではないし、チート無しでも一対一なら何とか死なずに済むかもしれない、くらいの相手なのだ。
そう決めた俺はいつもの狩場を抜け、林の少し奥へと入っていった。
そこには見知った冒険者がいた。
「おい、ケルビン。木の槍でここは、ちょっと厳しいんじゃねーか」
「そうだぞ。ケルビンのくせに。Fランク貧乏冒険者じゃ、ここはまだ早いんじゃないの」
青銅の槍にレザーアーマーを装備した二人組のEランク冒険者、ジャイネルとスーネが小馬鹿にして笑う。
ふふ。今までとは違うところを見せてやる。
「ああ、確かに木の槍じゃ難しいかもね。まあ、見てなよ」
俺は余裕の表情でスタスタと二人の前を横切り、無造作に奥へと突っ込んで行く。
「おっおい。ケルビン。大丈夫か」
「いいじゃないのジャイ。どうせすぐに助けてくれーって泣きついてくるよ。ケルビンだし」
「まあ、そうか。そうだな。だが頼むから魔物の群れを連れて逃げてくるのはやめてくれよケルビン」
ジャイネルが心配そうに言った。
「ああ、心配するな。迷惑は掛けないよ」
俺は後ろ向きのまま、右手を上げてヒラヒラと手を振った。
林の奥へ入って行と、さっそく深緑色の狼、フォレストウルフがいた。
何事もなく突っ込んで行く。
「ウーガウッ!」
侵入者に気づいたフォレストウルフが、大地を跳ねるように飛び掛って来た。
「行くぜ、絶対領域。ナックルパーンチ!」
「ギャン!?」
フォレストウルフが思いっきり吹っ飛んだ。
頭を粉砕した感触があった。
一撃だ。
スゲー。やっぱスゲー。
喜んで、頭の砕けたフォレストウルフを袋に入れた。
その後もドンドン狩って行く。
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
六匹も狩ったら袋がいっぱいになってしまった。
解体するのも面倒だ。
一度冒険者ギルドに戻ろう。
パンパンの袋を担いで二人の前を通り過ぎた。
「お先に」
「えっもう帰るのかよ。まあ、そうだな。まだここは早いだろう」
「くくっ、危険な事に気づいたか。ケルビンのくせに賢いじゃないか。冒険者は死んだらおしまいだからな」
無理だから逃げ帰ると思っている二人に袋を開けて見せてやった。
「なっマジか!?」
「えー!? えっ今? 今狩ったのか? ケルビン、お前・・・・・・」
驚いて口がパクパクする二人。
ふふふ。まあ、そうなるよな。
「ここは良い狩場だな。また来るよ」
「ああ・・・・・・」
「すげー・・・・・・」
唖然とする二人を横目に、袋を担ぎなおして歩き出した。
スタスタ歩いて冒険者ギルドに着いた。
カウンターの上にドカッと獲物を出す。
「まあ、ケルビンさん。何よこの頭の砕けたフォレストウルフは、六匹もあるじゃない。ちょっとどうしちゃったのよ」
モニカさんが目をまるくする。
ふふふ。気持ちいいー。
「だからFランクは飽きたって言っただろ。ちょっとだけやる気になっただけさ」
そう。今日こそは本当にやってやる。
「へー、この傷はその木の槍じゃなさそうね。まあ、いいわ。一匹大銅貨7枚が6匹で銀貨4.2枚ね。はい。ケルビンさん。この分ならすぐにランクアップするわね」
「ああ、今日はまだまだ行くぜ。袋に入りきらないんだよ。ちょっくら行って来るぜ」
「頼もしいわね。ふふふ。いってらっしゃい」
その後、またフォレストウルフ6匹を狩った俺は、さらに銀貨4.2枚を貰い、ギルドで昼飯を食べて休憩した。
午後からもう二回戦、12匹のフォレストウルフを狩り、モニカさんを驚かせた。
「本物ね、ケルビンさん。今日だけでフォレストウルフ24匹よ。大銀貨1.68枚獲得ね。完全にDランクの以上の実力はあるわ。規定があるからすぐにはあがらないけど、とりあえずEランクに昇格よ。おめでとう」
モニカさんが笑顔でカードを渡してくれた。
カードにはEランクと刻まれていた。
「ありがとう。まあすぐに駆け上がっていくぜ。約束は忘れないでよ、モニカさん」
「ふふふ。Aランクになったらね。もちろんよ。楽しみにしてるわ」
爽やかな気分で冒険者ギルドを出た。
だが頭の中は娼館の事で一杯だ。
狩りのおかげで懐は暖かい。それに木の槍はもういらない。
むしろ邪魔だ。
こうなったら武器を買うか? いや、いらないだろう。
ナックル使いの武道家ということにするか。
そうしよう。
そう決めた俺は、その辺のみすぼらしい格好をした若い冒険者に木の槍をあげた。
そいつは木の棒しか持ってなかったからだ。
「あっありがとう」
最初は少し警戒の色を見せていたが、好意だと分かったのか、木の槍を手にしてものすごく嬉しそうな顔をした。
拾った木の棒よりは良いだろう。
一応武器屋で買ったちゃんとした武器なのだ。
「ああ、がんばりな」
あんまり嬉しそうなので、思わず解体ナイフもあげてしまった。
「いいんですか!? ありがとうございます!」
「ああ、俺も最初苦労したからな」
つい、昨日までは。
そうなのだ。
冒険者は、最初の武器を手に入れるのが一番大変なのだ。
ペコペコ頭を下げる若い冒険者に気を良くして、この町の最高級娼館(本当は高級)に向かった。
すでにズボンは張り出していた。
完全に八つ当たりだ。
どうせお金を稼がねばならないのだ。ギッタンギッタンにしてやるぞ。
なんせ残金は4ドロルしかないのだ。
いきりたつ俺は、いつものように角ウサギがいる林に向かおうとしてふと気がついた。
いや、待てよ。
せっかくチートがあるのにあんな雑魚を狩ってもしょうがないじゃないか。
どうせならもっと強いやつがいいだろう。
そのほうが買い取りも高いし、冒険者ランクも上がるはずだ。
うん、そうしよう。だが何がいいかな。
俺はしばし考える。
ボスでも狙うか? いや、いくらチートがあるとはいえ、いきなりボスに挑むほど俺は馬鹿じゃない。
そんなに慌てる事はない。
なぜなら俺は神を掴んだチートマンなのだ。
よし。
狙うはフォレストウルフだ。
フォレストウルフは大体Eランクの冒険者が相手にするような魔物で、今までなら歯が立たなかった相手だ。
だがそこまでの脅威ではないし、チート無しでも一対一なら何とか死なずに済むかもしれない、くらいの相手なのだ。
そう決めた俺はいつもの狩場を抜け、林の少し奥へと入っていった。
そこには見知った冒険者がいた。
「おい、ケルビン。木の槍でここは、ちょっと厳しいんじゃねーか」
「そうだぞ。ケルビンのくせに。Fランク貧乏冒険者じゃ、ここはまだ早いんじゃないの」
青銅の槍にレザーアーマーを装備した二人組のEランク冒険者、ジャイネルとスーネが小馬鹿にして笑う。
ふふ。今までとは違うところを見せてやる。
「ああ、確かに木の槍じゃ難しいかもね。まあ、見てなよ」
俺は余裕の表情でスタスタと二人の前を横切り、無造作に奥へと突っ込んで行く。
「おっおい。ケルビン。大丈夫か」
「いいじゃないのジャイ。どうせすぐに助けてくれーって泣きついてくるよ。ケルビンだし」
「まあ、そうか。そうだな。だが頼むから魔物の群れを連れて逃げてくるのはやめてくれよケルビン」
ジャイネルが心配そうに言った。
「ああ、心配するな。迷惑は掛けないよ」
俺は後ろ向きのまま、右手を上げてヒラヒラと手を振った。
林の奥へ入って行と、さっそく深緑色の狼、フォレストウルフがいた。
何事もなく突っ込んで行く。
「ウーガウッ!」
侵入者に気づいたフォレストウルフが、大地を跳ねるように飛び掛って来た。
「行くぜ、絶対領域。ナックルパーンチ!」
「ギャン!?」
フォレストウルフが思いっきり吹っ飛んだ。
頭を粉砕した感触があった。
一撃だ。
スゲー。やっぱスゲー。
喜んで、頭の砕けたフォレストウルフを袋に入れた。
その後もドンドン狩って行く。
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
「ナックルパーンチ!」
「ギャン」
六匹も狩ったら袋がいっぱいになってしまった。
解体するのも面倒だ。
一度冒険者ギルドに戻ろう。
パンパンの袋を担いで二人の前を通り過ぎた。
「お先に」
「えっもう帰るのかよ。まあ、そうだな。まだここは早いだろう」
「くくっ、危険な事に気づいたか。ケルビンのくせに賢いじゃないか。冒険者は死んだらおしまいだからな」
無理だから逃げ帰ると思っている二人に袋を開けて見せてやった。
「なっマジか!?」
「えー!? えっ今? 今狩ったのか? ケルビン、お前・・・・・・」
驚いて口がパクパクする二人。
ふふふ。まあ、そうなるよな。
「ここは良い狩場だな。また来るよ」
「ああ・・・・・・」
「すげー・・・・・・」
唖然とする二人を横目に、袋を担ぎなおして歩き出した。
スタスタ歩いて冒険者ギルドに着いた。
カウンターの上にドカッと獲物を出す。
「まあ、ケルビンさん。何よこの頭の砕けたフォレストウルフは、六匹もあるじゃない。ちょっとどうしちゃったのよ」
モニカさんが目をまるくする。
ふふふ。気持ちいいー。
「だからFランクは飽きたって言っただろ。ちょっとだけやる気になっただけさ」
そう。今日こそは本当にやってやる。
「へー、この傷はその木の槍じゃなさそうね。まあ、いいわ。一匹大銅貨7枚が6匹で銀貨4.2枚ね。はい。ケルビンさん。この分ならすぐにランクアップするわね」
「ああ、今日はまだまだ行くぜ。袋に入りきらないんだよ。ちょっくら行って来るぜ」
「頼もしいわね。ふふふ。いってらっしゃい」
その後、またフォレストウルフ6匹を狩った俺は、さらに銀貨4.2枚を貰い、ギルドで昼飯を食べて休憩した。
午後からもう二回戦、12匹のフォレストウルフを狩り、モニカさんを驚かせた。
「本物ね、ケルビンさん。今日だけでフォレストウルフ24匹よ。大銀貨1.68枚獲得ね。完全にDランクの以上の実力はあるわ。規定があるからすぐにはあがらないけど、とりあえずEランクに昇格よ。おめでとう」
モニカさんが笑顔でカードを渡してくれた。
カードにはEランクと刻まれていた。
「ありがとう。まあすぐに駆け上がっていくぜ。約束は忘れないでよ、モニカさん」
「ふふふ。Aランクになったらね。もちろんよ。楽しみにしてるわ」
爽やかな気分で冒険者ギルドを出た。
だが頭の中は娼館の事で一杯だ。
狩りのおかげで懐は暖かい。それに木の槍はもういらない。
むしろ邪魔だ。
こうなったら武器を買うか? いや、いらないだろう。
ナックル使いの武道家ということにするか。
そうしよう。
そう決めた俺は、その辺のみすぼらしい格好をした若い冒険者に木の槍をあげた。
そいつは木の棒しか持ってなかったからだ。
「あっありがとう」
最初は少し警戒の色を見せていたが、好意だと分かったのか、木の槍を手にしてものすごく嬉しそうな顔をした。
拾った木の棒よりは良いだろう。
一応武器屋で買ったちゃんとした武器なのだ。
「ああ、がんばりな」
あんまり嬉しそうなので、思わず解体ナイフもあげてしまった。
「いいんですか!? ありがとうございます!」
「ああ、俺も最初苦労したからな」
つい、昨日までは。
そうなのだ。
冒険者は、最初の武器を手に入れるのが一番大変なのだ。
ペコペコ頭を下げる若い冒険者に気を良くして、この町の最高級娼館(本当は高級)に向かった。
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