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第4話 リベンジ!
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「よ、よろしくお願いします!!」
頭を下げながら分厚い紙の束を渡すと新山さんは少しだけ驚いた顔をした後にニヤリと笑う。
「たくさん書いたみたいだけど、質より量ってだけじゃ私は納得しないよ?」
「わかってます、全力でおもしろい作品作ったつもりです。全部読まなくても大丈夫です」
「せっかく書いたのに読まないのはもったいないね、全部読むから安心していいよ」
「10話分くらいあるから結構時間かかるけどいいんですか…」
「すぐ終わるよ」
お姉さんは真剣な顔でペラペラと紙をめくっていく、すぐとは言っていたがこの調子だと少なくとも二時間はかかりそうだ。果たして面白い作品が作れているのか、弟子にしてもらえるのか、すぐにでも結果を聞きたいがまだまだ時間がかかりそうなのでタバコを吸って緊張を誤魔化す。
遠くの景色を見ながらなにも考えていないふりをしていると新山さんが声をかけてきた。
「読み終わったよ」
「うわっ、びっくりした。え、読み終わった?」
急に話しかけられたことと、その内容に情けなく驚いてしまった。
「いや…読み終わったわけがないでしょ…さっきまで二枚くらいしか読んでなかったじゃないですか」
「うん、だからその後は能力を使って読んだんだよ」
「え、あ、そうですか」
なんでもありに慣れすぎて大きなリアクションを取れなくなってしまった。
「漫画も小説も電子より紙で読みたいから最初は普通に読んだのさ、なんでも能力や魔法に全て任せるのは風情がないからね」
そういうものなのか、俺なら生活の全てに魔法を使うのに、これが売り上げの差になっているのか…いやそんな訳ないよな…
「疑ってるわけじゃないですけど最後の内容分かってますか…?」
「それを疑ってるというんだよ、まったく失礼だな」
「一度負けた相手にリベンジ達成したところで終わったよね」
凄い、完全に当たっている、読まずに展開まで当てれる訳がない。心の中で感心していると新山さんはそのまま話し続ける。
「ちなみに読まなくても分かってたよ」
「はぁ?それは流石に嘘でしょ」
「嘘じゃないよ、序盤の展開から逆算すると大体わかるんだよ、まぁ才能というやつだよ」
元のスペックから人ではないんだな、そりゃベストセラーを連発できるわけだ。
違う、納得している場合じゃない、作品の感想を聞かなくては。
「それで!面白かったですか!!弟子にしてくれますか!」
「落ち着きたまえ、順に話そう」
少しでも早く答えが聞きたくて急ぐ俺とは対称的にのんびりゆっくり話す新山さん。
「まず面白いかだが、そこそこの面白さはあった、それなりに売れるだろう、売れないラノベ作家の称号から一段上ってそこそこ売れてるラノベ作家にはなれるだろう」
「じゃ、じゃあ弟子にしてくれるんですか!」
「しかし、私の基準には届いていない、よって弟子入りはなしだ」
終わった、千載一遇のチャンスを逃してしまった。世界が白黒になる、お姉さんがまだ何か話しているがよく聞き取れない、ここから成り上がろうと思っていたのに。ネガティブな思考が頭を塗りつぶす、そう思っていたらこの間感じた腕の痛みが俺を襲い強制的に正気を取り戻す。
「最後まで話を聞け!」
「えっ、あ、はい、わかりました…って痛っ!!痛い!話聞くからこれやめて!!」
騒いでいるとそっちのほうが面倒だったのか腕の痛みは完全に消えた。
「これで話を聞けるな?」
「はい、申し訳ないです…」
「これまでに君が出した本はこの二日間で全部読んだ」
「えっ、本屋にもほとんどないのにどうやって…」
「古本屋で50円で売っていた」
「その全てが面白くなかった、天井のしわを数えている方が有意義なくらいにね」
クソが!言わなくていいことまでペラペラしゃべりやがって。
「あっ、痛い痛い!!それやめて!!」
俺の魂の叫びを無視しそのまま話し続ける。
「だが今読んだのはそこそこの面白さがあった」
「つ、つまり…?」
「その伸びしろを買ってやる、次がラストチャンスだ」
これで終わりだと思っていたのにまさかのラストチャンスに興奮を隠せない。
「期限は設けない、完成したら頭の中で唱えろ、すぐ見に来てやる」
「では今日はここまで」
そう言うとお決まりの瞬間移動でまたどこかに飛んで行った。それなのに俺の腕の痛みはまだ消えない。
「痛い痛い!治してから移動しやがれクソババア!」
――ゴキ――
肘から鈍い音がした、痛みを感じる前に腕は元通りになっていたが目の前の空気に、次はないと書かれていてここ数日で何度目か分からない尻もちをついた。
なんとか部屋に戻り次の作品のことを考える。
「今の俺の全力を出し切った作品でも無理だったなら少しジャンルを変えてみるか」
これまでの俺の作品は典型的な主人公チート物語、そこに新山さんから教えてもらった勇者の中身の話と、この目で見た異能力の描写を入れることでそこそこ売れる作品にはなったらしい。けど、そこそこではあの人は満足しない。さらに上を目指すなら今までの自分を一度破壊して新しい作風を作り上げるしかない。
「けど新山さんとの出来事を参考にすればリアリティのある物語になるんだよなあ…」
「でも全部さっき見せたやつに組み込んじゃったからなあ」
ここで神の導きのように一つのアイデアが沸いてくる。
「これなら…!けどなあ」
懸念点は二つ、一つは次がラストチャンスなこと、これ以上の失敗は許されない。今回のようにまた次のチャンスをくれるとは到底思わない。もう一つはこのアイデアを形にすると殺されかねないということだ。しかし人生というのは大きな決断を下す必要があるときが絶対にくるものだ、これまで全てを曖昧で終わらせてきた人生との決別の意味も込め執筆を開始する。
5時間後
「よし…!書けたぞ…」
ベランダに出て目をつぶり言われた通りに頭の中で唱えてみる。
「(できました、見に来てください!)」
目を開けるとお姉さんの姿があった。
「思ったより随分早かったね、一週間はかかると踏んでいたがその日のうちとは」
ニヤニヤと笑う彼女を無視して前回よりかなり薄くなった紙の束を渡す。
「これがダメだったら弟子入りはなし、ただのお隣さんだ。今なら修正してもいいけど?」
「大丈夫です、お願いします!」
「よし、見させてもらおう」
いざ勝負、と思った瞬間にはもう読み終わっていた。
「感想と結果どっちから聞きたい?」
先に結果を聞いたら感想が頭に入ってこない気もするが、今は少しでも早く結果が知りたかった。
「結果からお願いします…」
お姉さんの口角が少し上がった気が知った。
「うむ、君の弟子入りを認めよう」
頭を下げながら分厚い紙の束を渡すと新山さんは少しだけ驚いた顔をした後にニヤリと笑う。
「たくさん書いたみたいだけど、質より量ってだけじゃ私は納得しないよ?」
「わかってます、全力でおもしろい作品作ったつもりです。全部読まなくても大丈夫です」
「せっかく書いたのに読まないのはもったいないね、全部読むから安心していいよ」
「10話分くらいあるから結構時間かかるけどいいんですか…」
「すぐ終わるよ」
お姉さんは真剣な顔でペラペラと紙をめくっていく、すぐとは言っていたがこの調子だと少なくとも二時間はかかりそうだ。果たして面白い作品が作れているのか、弟子にしてもらえるのか、すぐにでも結果を聞きたいがまだまだ時間がかかりそうなのでタバコを吸って緊張を誤魔化す。
遠くの景色を見ながらなにも考えていないふりをしていると新山さんが声をかけてきた。
「読み終わったよ」
「うわっ、びっくりした。え、読み終わった?」
急に話しかけられたことと、その内容に情けなく驚いてしまった。
「いや…読み終わったわけがないでしょ…さっきまで二枚くらいしか読んでなかったじゃないですか」
「うん、だからその後は能力を使って読んだんだよ」
「え、あ、そうですか」
なんでもありに慣れすぎて大きなリアクションを取れなくなってしまった。
「漫画も小説も電子より紙で読みたいから最初は普通に読んだのさ、なんでも能力や魔法に全て任せるのは風情がないからね」
そういうものなのか、俺なら生活の全てに魔法を使うのに、これが売り上げの差になっているのか…いやそんな訳ないよな…
「疑ってるわけじゃないですけど最後の内容分かってますか…?」
「それを疑ってるというんだよ、まったく失礼だな」
「一度負けた相手にリベンジ達成したところで終わったよね」
凄い、完全に当たっている、読まずに展開まで当てれる訳がない。心の中で感心していると新山さんはそのまま話し続ける。
「ちなみに読まなくても分かってたよ」
「はぁ?それは流石に嘘でしょ」
「嘘じゃないよ、序盤の展開から逆算すると大体わかるんだよ、まぁ才能というやつだよ」
元のスペックから人ではないんだな、そりゃベストセラーを連発できるわけだ。
違う、納得している場合じゃない、作品の感想を聞かなくては。
「それで!面白かったですか!!弟子にしてくれますか!」
「落ち着きたまえ、順に話そう」
少しでも早く答えが聞きたくて急ぐ俺とは対称的にのんびりゆっくり話す新山さん。
「まず面白いかだが、そこそこの面白さはあった、それなりに売れるだろう、売れないラノベ作家の称号から一段上ってそこそこ売れてるラノベ作家にはなれるだろう」
「じゃ、じゃあ弟子にしてくれるんですか!」
「しかし、私の基準には届いていない、よって弟子入りはなしだ」
終わった、千載一遇のチャンスを逃してしまった。世界が白黒になる、お姉さんがまだ何か話しているがよく聞き取れない、ここから成り上がろうと思っていたのに。ネガティブな思考が頭を塗りつぶす、そう思っていたらこの間感じた腕の痛みが俺を襲い強制的に正気を取り戻す。
「最後まで話を聞け!」
「えっ、あ、はい、わかりました…って痛っ!!痛い!話聞くからこれやめて!!」
騒いでいるとそっちのほうが面倒だったのか腕の痛みは完全に消えた。
「これで話を聞けるな?」
「はい、申し訳ないです…」
「これまでに君が出した本はこの二日間で全部読んだ」
「えっ、本屋にもほとんどないのにどうやって…」
「古本屋で50円で売っていた」
「その全てが面白くなかった、天井のしわを数えている方が有意義なくらいにね」
クソが!言わなくていいことまでペラペラしゃべりやがって。
「あっ、痛い痛い!!それやめて!!」
俺の魂の叫びを無視しそのまま話し続ける。
「だが今読んだのはそこそこの面白さがあった」
「つ、つまり…?」
「その伸びしろを買ってやる、次がラストチャンスだ」
これで終わりだと思っていたのにまさかのラストチャンスに興奮を隠せない。
「期限は設けない、完成したら頭の中で唱えろ、すぐ見に来てやる」
「では今日はここまで」
そう言うとお決まりの瞬間移動でまたどこかに飛んで行った。それなのに俺の腕の痛みはまだ消えない。
「痛い痛い!治してから移動しやがれクソババア!」
――ゴキ――
肘から鈍い音がした、痛みを感じる前に腕は元通りになっていたが目の前の空気に、次はないと書かれていてここ数日で何度目か分からない尻もちをついた。
なんとか部屋に戻り次の作品のことを考える。
「今の俺の全力を出し切った作品でも無理だったなら少しジャンルを変えてみるか」
これまでの俺の作品は典型的な主人公チート物語、そこに新山さんから教えてもらった勇者の中身の話と、この目で見た異能力の描写を入れることでそこそこ売れる作品にはなったらしい。けど、そこそこではあの人は満足しない。さらに上を目指すなら今までの自分を一度破壊して新しい作風を作り上げるしかない。
「けど新山さんとの出来事を参考にすればリアリティのある物語になるんだよなあ…」
「でも全部さっき見せたやつに組み込んじゃったからなあ」
ここで神の導きのように一つのアイデアが沸いてくる。
「これなら…!けどなあ」
懸念点は二つ、一つは次がラストチャンスなこと、これ以上の失敗は許されない。今回のようにまた次のチャンスをくれるとは到底思わない。もう一つはこのアイデアを形にすると殺されかねないということだ。しかし人生というのは大きな決断を下す必要があるときが絶対にくるものだ、これまで全てを曖昧で終わらせてきた人生との決別の意味も込め執筆を開始する。
5時間後
「よし…!書けたぞ…」
ベランダに出て目をつぶり言われた通りに頭の中で唱えてみる。
「(できました、見に来てください!)」
目を開けるとお姉さんの姿があった。
「思ったより随分早かったね、一週間はかかると踏んでいたがその日のうちとは」
ニヤニヤと笑う彼女を無視して前回よりかなり薄くなった紙の束を渡す。
「これがダメだったら弟子入りはなし、ただのお隣さんだ。今なら修正してもいいけど?」
「大丈夫です、お願いします!」
「よし、見させてもらおう」
いざ勝負、と思った瞬間にはもう読み終わっていた。
「感想と結果どっちから聞きたい?」
先に結果を聞いたら感想が頭に入ってこない気もするが、今は少しでも早く結果が知りたかった。
「結果からお願いします…」
お姉さんの口角が少し上がった気が知った。
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