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15章:「アカネ」と「ロッド」とロベール

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ジャラザンの王宮から追い出された女の子達は、孤児だったらしく家族も居ないというので、とりあえずアメリアに送った、そこでセバスの館のメイドをしてもらうことになった

「セバス・・・酷いな」
「申し訳ない、切れたら手が付けられないとよく言われる」
しれっとそう言うロベール
「ローベール・・・」
「嫌いになりましたか?体の傷は治したのですが・・・」
「いや、嫌いにとか、そんなことは無いが」
(いや、イメージ大分変わったが・・・えーっと好みかも・・・ごめんセバス)

セバスは眼がうつろで、怯えていた、魔族でアカネの眷属にここまで出来るなんて
いくら戦闘力はロベールのほうが上でもこれは、と思うロッドだった

「セバス少し頭が痛いかもしれないが、治すから大丈夫だ」
そう言って治癒魔法精神異状解除;超級をかける

セバスの眼の色が戻って来た
「ロッド様、申し訳ありません」
土下座するセバス
「相手が悪かったんだ、お前に落ち度は無い、さぁ、仕事がたまっているぞ」
「はい、すぐに取り掛かります」
セバスのフォローはルナがやっていたので、そんなにたまってはいないが、気を取り直させるために言った

「申し訳ない、姉上にしゃべってしまった、ジャラザンに行く理由を聞かれて、で、男のアカネ様に会いたいと・・・」
「ロベール様・・・・口軽っ・・・ま、普通は信じませんよね」
「アカネ様ですから・・・」
ため息のロッドだった
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