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9章:「アカネ」求婚される

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給仕の手伝いをいているルナがこちらを見ている

「王太子、護衛にもどらさせてもらうから、じゃね」
「フィオナではないのか?」
ぴたっと歩みを止めて向き直りもせずアカネは答えた
「あぁ~誰かに前にも聞かれたな、違うよ私は冒険者のアカネ、あんた達が貶めた令嬢じゃないよ」
「貶めた?あれは彼女が」
「ま、私には関係ないね、(もう)この国の人間じゃ無いし」
「あっ」

何かまだ言いたいようだったがアカネはその場を離れ
ロベール第2王子の方に戻った、
ちょうどミッシェル・ブラウニ男爵令嬢と踊り終わった様だ

「ふぅ~あれ何なんだろうね~」
「どうしたの?」
「魅了魔法はわが国では重犯罪だよ、私にもかけてくるなんて」
「高レベルのロベール王子には効かないでしょうね、彼女のレベルじゃあそのうちほかの人にも効かなくなるね、鍛錬して皆強くなっていくから」
「貴方のことを、根掘り葉掘り効かれたましたよ、高レベル冒険者で現在私から求愛中とだけ言っておきました、あなたの美しさや心の綺麗なところ、とても強いところが好きだと言ったんです」

あいかわらずなロベール第2王子だった、苦笑いのアカネ

「体を擦り付けて上目使いに見つめる目が、気持ち悪くて鳥肌ものです、あの女性が本当に王太子の恋人ですかねぇ、なかなか婚約の承認もらえないの分かる気がします」
(高レベルのロベール王子だから嫌悪を覚えるのだろうけど、王太子のレベルも前より10レベルは上がってる、魔物が大量に発生したって聞いたからその時に上がったんだろう、家臣の手柄でも一緒にパーティ組めば経験値か入るから、ま、今のレベルなら王都近辺の魔物なら余裕かな?
しかし、なんで側室なんて言い出したんだろう?)

王太子が正式に側室の申し込みをしようとしてたのを、少し元気になった王に止められ断念していたのをアカネは知らない、フィオナはもう居ない、フィオナになぜか未練が出て来た若き王はそっくりなアカネに興味津々であった

戴冠式が終わり、アメリア皇国への帰路
「暗殺者が数人逃亡したそうです」
「え?うそ!無力化の魔法具があるのに?」
ロベールが言った
「魔法具は取れて牢に転がっていたそうですよ」
「改心しなければ取れないのに・・・」
「改心したのでは?」
そういうのはエリザベート皇女
「まさか、どろどろな連中でしたよ」
「発言よろしいでしょうか?」
ルナが紅茶をテーブルに置きながら言った
「アカネ様がエネルギーを開放されて居る時、それを見ていた数人の暗殺者の心が変わった気配がしました。教会で祈りを真剣に奉げる信者のような雰囲気でしたよ、{改心}有りえると思います、アカネ様の信者として」
「げっ・・・信者って・・・神様じゃないってっえの!なんか、いやな予感が」
そっとロベールを見た
(こんなのが増えるのも困る)

【ルナ】:騎士団の詰所に大大的な魔法陣あれは呪詛返しですね
(もういっかな?復讐してもって思って、だって多分呪詛の連中のせいでしょう捏造が本当になったのって、普通調べれば捏造って分かるよ、呪詛返しで当人は死ぬだろうね、他国の関わりない連中がどうなろうが関係ないわ、弟や父にもやらかしてくれてるし、そして後ろ盾が無くなったらら、彼女なんか小物だもんね!」
【ルナ】:弟さん感謝してましたね
(ちょっとあの目は姉を見る目じゃ無かった気がっするのは気のせい?神を拝むような・・・・)
【ルナ】:アカネ様は女神ですよ信仰対象としては当然です、弟さんも信者・・・

(えーやだよ!神なんて~まったりライフ~)




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