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番外編02;脳内変換王子~レイニア子爵令嬢の困惑

前編

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私は何故此処に居るのだろう・・・冷や汗が止まらない。

王宮の応接室、高級な座り心地がいいソファーに落ち着かなく座っている私、人払いをされて部屋には私と




「ルルージュ、久しぶりだね」




そう私の横に座り、手を握り笑いかけてくるのは、魔術師の黒髪にグレーの瞳のザグレブ第二王子、彼とと二人だけだ。




「王太子になられたとか、お・おめでとうございます」

「・・・王位継承権、破棄したはずの私が、本当に困ってるよ」

「ザグレブ殿下でしたら、すばらしい王になられると思いますわ、陰ながら応援しております。」

「・・・・影?・・・君も表にでないか?」

「?えっと外は雨ですわ・・」

「その表じゃなく・・・・ルルージュ!私の后になってくれ」




何を言われてるのかしら、后?え?もともと婚約者だったけど、王太子になるとき解消されたのに?

子爵家では身分不相応だって言われて・・・あんなに泣いたのに・・・どうして?




「・・・身分が・・・」

「私の母は平民だよ、私がそれにこだわるとでも?」

「王様や他の貴族の方々が許しませんわ」

「父と母、君の父上レイニア子爵にも承諾は得ている・・・他の貴族達は父が説き伏せ(脅し)たよ、君の返事次第だ」




すっと目の前にハンカチを差し出された




「え?・・・あっ涙が」

「忙しくて会いにいけなくてごめん、贈り物返されたけど気にいらなかった?、好きな物言って送るから」

「いえ・・・・うぐっ・・・気に入らなかったのではなくて、婚約者でなくなったのにあんな高価な物、頂けないと思いましたの・・・・ぐずっ」

「不安にさせてごめんね・・・もう何も心配要らないからね、改めて言わしておくれ、

ルルージュ・レイニア、私と結婚してください。」

「・・・・はい・・・よろしくお願いします」




そういうと抱きしめて来た・・・額に柔らかい感触・・・キスされた

心臓が一気に鳴りだす、キスは額から頬に移る




「ザ・ザグレブでんか」

「昔みたいにグレイって呼んでルル」




唇に触れそうになっていてさらに心臓が鼓動を早める




「グ・グレ「ザグレブ様!」イ!?」




ドアがノックも無しに開いた。




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