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天王寺の変 八の章

獣衆無慚 参 その8

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闘う姿勢。
闘っているそのは似ているが、、、。
身内で言いにくいが、レベルが違い過ぎる。

多分だが、重傷を負わされたりんごりんごと珈琲、二人のEG使いも、この安倍まゆら相手ではどうだったか?
駱嘉の時のように、あんな優位に戦闘を進められはしないだろうと李楠は思う。

 (くそ~、ずっと見ていたいぜっ!

物語のヒーローを見ている感覚で、まゆらの姿を見ていた。
突然李楠の顔に、痛いほどのプレッシャーが当てられた。
見えないけど、確かに頬に、顔に、身体全体に何かが当たっている。
痛い?

 (何コレ?!

そう思った時、駱嘉が険しい顔になる。

 「EG波だ。これは強いぞ」

突然、猛ダッシュの女が出て来た。

 「どけコラアアア!」
 「なんだなんだ?!」

プレッシャーを受けたが、どうやら自分にでは無いらしい。
誰に?
そりゃ当然、まゆらだ。
通り過ぎる時、范蘇円が小さく悲鳴を上げた。

 「きゃっ! EG使い!」
 (何だその悲鳴。見たままか!

さらにもう一人、これもEG使いだろう。
出て来た時に圧が掛かった。
二人のEG使いは、完全にまゆらに襲い掛かっている。
しかも叫んでいる。

 「その鼻っ柱、へし折ったるでぇ!」

李楠は思った。

 (キタ~~~~~~~~!

これから始まるクライマックスに、が止まらなかった。

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