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大晦日は肉布団(八話)
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もう師走、十二月は足が早いすけのう。今日は、大晦日、吉原で今年のあか落としやっか。しかし、寒いのう、早くあったまりてえ。
あん置屋に、でかか女がいるのう、えろう肥えてるのう。大福餅みてえで、大晦日にはちょうどええな。よしゃ、あん女や。
オラ「おお、でかかのう、よろしゅうな、名は何と?」
フク「わたしゃ、フクだて」
オラ「おめさんは、相撲取りみてえだども、旨そうだのう。こうも、肉がついてりゃ、肉好きにはたまんねえわな。オラは、女のやわ肉に目がねえて。生まれ付きみてえんもんだ。たっぷりこんと、いじりごんにゃく、するすけの」
フク「ああ、好きにしてええで。でも、押しつぶされんなや。いままで何人か、下んなって死にかけたよってな」
オラ「オラが上にのっかるすけ、大丈夫だて、そいは。しかし、おめさん餅肌だのう。大福餅みてえで、たまらんわ。今日は大晦日だすけ、おめさんの餅みてえな体、喰いまくるけんな」
フク「たんと喰いな。喰い放題や」
オラ「よしゃ、腹いっぺえな」
オラは餅、喰いすぎたて。
あしたは正月だってえのに、本当の餅まで後でええて。
今年は、おフクの肉布団で年を越すのう。祈願の女百人斬りまで、あと九十二人かや、進まんのう。
来年は、まとめ斬りじゃ。
あん置屋に、でかか女がいるのう、えろう肥えてるのう。大福餅みてえで、大晦日にはちょうどええな。よしゃ、あん女や。
オラ「おお、でかかのう、よろしゅうな、名は何と?」
フク「わたしゃ、フクだて」
オラ「おめさんは、相撲取りみてえだども、旨そうだのう。こうも、肉がついてりゃ、肉好きにはたまんねえわな。オラは、女のやわ肉に目がねえて。生まれ付きみてえんもんだ。たっぷりこんと、いじりごんにゃく、するすけの」
フク「ああ、好きにしてええで。でも、押しつぶされんなや。いままで何人か、下んなって死にかけたよってな」
オラ「オラが上にのっかるすけ、大丈夫だて、そいは。しかし、おめさん餅肌だのう。大福餅みてえで、たまらんわ。今日は大晦日だすけ、おめさんの餅みてえな体、喰いまくるけんな」
フク「たんと喰いな。喰い放題や」
オラ「よしゃ、腹いっぺえな」
オラは餅、喰いすぎたて。
あしたは正月だってえのに、本当の餅まで後でええて。
今年は、おフクの肉布団で年を越すのう。祈願の女百人斬りまで、あと九十二人かや、進まんのう。
来年は、まとめ斬りじゃ。
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