7 / 8
第7話 対面
しおりを挟む
「っ!」
室内に入った途端、息を呑む目の前の男性。黒髪に青い瞳のこの方が、フォンス侯爵なのだろうか。
ハンナは案内をし終えると、出ていってしまった。
私はどうしていいのか分からず、立ちつくす。すると、フォンス侯爵もようやく気づいたのか、口を開いた。
「失礼した。不躾に見てしまい」
「い、いえ」
「私はウェルギウス・フォンスという。話が長くなるから、そこに腰掛けてくれ」
「はい」
私はそそくさとフォンス侯爵が指した椅子に腰掛けた。
「まずは急な婚姻を許してほしい。君を野蛮な男に取られたくなかったんだ」
「えっと、申し訳ありません。私たち、どこかでお会いしたことがあるのでしょうか。そのように言われる覚えがなくて……」
初対面の相手に取られたくない、と言うだろうか。教養がそこまであるわけではない私でも分かることだった。
「あぁ、ダリヤの疑問も最もだな。だが、それには私の秘密を打ち明けねばならない。その、いいだろうか」
「秘密?」
「我がフォンス侯爵家には、ある呪いがかけられている。その理由が分かっていないのだが、何代に一度しか出ないものなのだ」
「けれどフォンス侯爵様はその呪いにかかっている、ということですか?」
先に結論を述べると、怒られるどころか、フォンス侯爵は顔を緩める。
「あぁ、その通りだ。今からその姿を見てもらいたいのだが……」
「あっ、そ、そうですね。これから私はフォンス侯爵様の妻になるわけですから」
夫、いや家の秘密を知っておく必要があるのだろう。
「妻……あぁ、そうだ。妻になる君に知ってもらいたいんだ。どうしてダリヤを知ったのか。どこで会ったのか。私が君を欲した理由も含めて」
言葉を噛み締めながら、さらに熱の籠もった視線に、私は頷くことしかできなかった。
しかし、フォンス侯爵はその後、しばらく黙っていた。無理もない。秘密を打ち明けるのには勇気がいる。
私も心して置かなくては。フォンス侯爵が傷つかないように。そう思っていたのに、私は……。
「キャーーーーーー!!」
思いっ切り叫んでしまった。
何故なら、目の間にリヴェが現れたからだ。
***
遡ること数分前。意を決したフォンス侯爵は立ち上がり、首にかけていたネックレスを外した。途端、姿が見えなくなり、残った衣服の中から黒い毛並みの大型犬が現れた。
私はすぐにリヴェだと分かった。だって、見間違えるなんて、あり得ない。それくらいリヴェと共にいて、過ごしていたのだから。
リヴェは私の叫び声に、耳と尻尾を垂らし部屋の外へ出ていこうとした。
「あっ、待って!」
リヴェと言いそうになり、グッと堪える。その代わりに私は駆け寄って、その体に抱きついた。
「その、傷つけてしまってごめんなさい。でも、私の言い分も聞いて、ください」
私が何故叫んだのか。誤解されたくはなかった。けして貴方を傷つけたかったわけじゃないことを。
すると、その意図が伝わったのか、リヴェは私から視線を別のところに向けた。扉ではなく、先ほどいた場所に。
「話を聞いてくれるんですか?」
「ワン」
私はリヴェの青い瞳に弱い。離してほしいと目で訴えられると、すぐに手を離してしまうほどに。
そうしてリヴェは服の近くにあったネックレスを、鼻先で器用に浮かせて、首にかけた。瞬間、フォンス侯爵の姿へ。勿論、服が床にあったのだから。
「っ!」
再び叫びそうになる声を、必死に抑えて、私は後ろを向いた。着替える衣服の音が聞こえ、さらに恥ずかしくなる。
「こっちを見ても大丈夫だ」
少し照れくさそうな声に、相手も同じなのだと安堵した。と同時に、優しく手を差し伸べてくれるフォンス侯爵に、私は恥ずかしくなった。
どんな時も気づかってくれる、リヴェと同じ仕草に。
「ごめんなさい。私、自分のことばかりで」
「私はむしろその方がいいんだが。ずっと、誰かの顔色ばかり気にして。色々なものをダリヤは諦めていたから」
私は首を横にブンブン振った。そして、目の前にある手を掴み、強く握る。
「そんなことはありません。私はずっとリヴェに支えてもらっていたから。それなのに、フォンス侯爵様がリヴェだと知った瞬間、今までのことが脳裏に浮かんだんです」
「今までの……こと……?」
「はい。あの屋根裏部屋には衝立がないですよね。私、普通に着替えたり、一緒に寝たり……していたじゃないですか」
思い出すだけで、顔から火が出るようだった。それはフォンス侯爵も同じだったようで、私の視線に合わせてしゃがんでいたのに、顔を背けられた。
「だ、大丈夫だ。着替えは……その都度、見ないようにしていたから。あと共に寝なければ、凍えてしまうのだから、気にする必要もない」
「で、ですが……」
「それに、まだ婚約は済ませていないが、私たちは夫婦になるんだ。共に寝ることも、この肌に触れることも増える」
「んっ」
フォンス侯爵は、リヴェの時のように私の頬を舐める。その仕草がリヴェと同じように感じて、拒否できない。
「嫌か?」
「い、いえ。リヴェがいないと、よく眠れないんです。リヴェがいないと安心……できなくて……」
「っ!」
突然、唇が重なり、そのまま押し倒された。リヴェの時と違って、衝撃が来ないように背中を支えられながら。
「んっ、はぁ」
何度も角度を変えながら、私の唇から離れたくない、とでも言うように荒々しくキスをするフォンス侯爵。私も力が抜けて抵抗できない。むしろ、胸が締めつけられた。
「すまない。つい夢中になってしまった」
「はぁ、はぁ。……いえ、本当にリヴェなんだなって思ったら……私も」
「そうだな。再会した時も、堪えきれずに押し倒してしまった」
そういえば、あの時も唇ばかり……。しかも、人前で……!
「あの、リヴェだってことをハンナとフィルは知ってしたんですよね」
「勿論だ。そのために連れて行ったんだから。ダリヤを迎えに行くのには、リヴェの姿の方が、何かと都合がいい。しかし、話すことができないから」
「でも、人前でアレは……」
「私がどれだけダリヤを欲しているのか、知ってもらういい機会だったと思うが」
反論しようとすると、再び口を塞がれてしまう。さらに顔を胸の上に乗せられ、言葉が出てこない。
「あの日、ダリヤの結婚話を聞いて、居ても立っても居られなくなったんだ。傍に居られれば、このままリヴェの姿でもいい。そう思っていたのが誤りだったと、気づいたんだ」
フォンス侯爵は苦しげに、ブベーニン伯爵邸を追われた日の出来事を話し始めた。
室内に入った途端、息を呑む目の前の男性。黒髪に青い瞳のこの方が、フォンス侯爵なのだろうか。
ハンナは案内をし終えると、出ていってしまった。
私はどうしていいのか分からず、立ちつくす。すると、フォンス侯爵もようやく気づいたのか、口を開いた。
「失礼した。不躾に見てしまい」
「い、いえ」
「私はウェルギウス・フォンスという。話が長くなるから、そこに腰掛けてくれ」
「はい」
私はそそくさとフォンス侯爵が指した椅子に腰掛けた。
「まずは急な婚姻を許してほしい。君を野蛮な男に取られたくなかったんだ」
「えっと、申し訳ありません。私たち、どこかでお会いしたことがあるのでしょうか。そのように言われる覚えがなくて……」
初対面の相手に取られたくない、と言うだろうか。教養がそこまであるわけではない私でも分かることだった。
「あぁ、ダリヤの疑問も最もだな。だが、それには私の秘密を打ち明けねばならない。その、いいだろうか」
「秘密?」
「我がフォンス侯爵家には、ある呪いがかけられている。その理由が分かっていないのだが、何代に一度しか出ないものなのだ」
「けれどフォンス侯爵様はその呪いにかかっている、ということですか?」
先に結論を述べると、怒られるどころか、フォンス侯爵は顔を緩める。
「あぁ、その通りだ。今からその姿を見てもらいたいのだが……」
「あっ、そ、そうですね。これから私はフォンス侯爵様の妻になるわけですから」
夫、いや家の秘密を知っておく必要があるのだろう。
「妻……あぁ、そうだ。妻になる君に知ってもらいたいんだ。どうしてダリヤを知ったのか。どこで会ったのか。私が君を欲した理由も含めて」
言葉を噛み締めながら、さらに熱の籠もった視線に、私は頷くことしかできなかった。
しかし、フォンス侯爵はその後、しばらく黙っていた。無理もない。秘密を打ち明けるのには勇気がいる。
私も心して置かなくては。フォンス侯爵が傷つかないように。そう思っていたのに、私は……。
「キャーーーーーー!!」
思いっ切り叫んでしまった。
何故なら、目の間にリヴェが現れたからだ。
***
遡ること数分前。意を決したフォンス侯爵は立ち上がり、首にかけていたネックレスを外した。途端、姿が見えなくなり、残った衣服の中から黒い毛並みの大型犬が現れた。
私はすぐにリヴェだと分かった。だって、見間違えるなんて、あり得ない。それくらいリヴェと共にいて、過ごしていたのだから。
リヴェは私の叫び声に、耳と尻尾を垂らし部屋の外へ出ていこうとした。
「あっ、待って!」
リヴェと言いそうになり、グッと堪える。その代わりに私は駆け寄って、その体に抱きついた。
「その、傷つけてしまってごめんなさい。でも、私の言い分も聞いて、ください」
私が何故叫んだのか。誤解されたくはなかった。けして貴方を傷つけたかったわけじゃないことを。
すると、その意図が伝わったのか、リヴェは私から視線を別のところに向けた。扉ではなく、先ほどいた場所に。
「話を聞いてくれるんですか?」
「ワン」
私はリヴェの青い瞳に弱い。離してほしいと目で訴えられると、すぐに手を離してしまうほどに。
そうしてリヴェは服の近くにあったネックレスを、鼻先で器用に浮かせて、首にかけた。瞬間、フォンス侯爵の姿へ。勿論、服が床にあったのだから。
「っ!」
再び叫びそうになる声を、必死に抑えて、私は後ろを向いた。着替える衣服の音が聞こえ、さらに恥ずかしくなる。
「こっちを見ても大丈夫だ」
少し照れくさそうな声に、相手も同じなのだと安堵した。と同時に、優しく手を差し伸べてくれるフォンス侯爵に、私は恥ずかしくなった。
どんな時も気づかってくれる、リヴェと同じ仕草に。
「ごめんなさい。私、自分のことばかりで」
「私はむしろその方がいいんだが。ずっと、誰かの顔色ばかり気にして。色々なものをダリヤは諦めていたから」
私は首を横にブンブン振った。そして、目の前にある手を掴み、強く握る。
「そんなことはありません。私はずっとリヴェに支えてもらっていたから。それなのに、フォンス侯爵様がリヴェだと知った瞬間、今までのことが脳裏に浮かんだんです」
「今までの……こと……?」
「はい。あの屋根裏部屋には衝立がないですよね。私、普通に着替えたり、一緒に寝たり……していたじゃないですか」
思い出すだけで、顔から火が出るようだった。それはフォンス侯爵も同じだったようで、私の視線に合わせてしゃがんでいたのに、顔を背けられた。
「だ、大丈夫だ。着替えは……その都度、見ないようにしていたから。あと共に寝なければ、凍えてしまうのだから、気にする必要もない」
「で、ですが……」
「それに、まだ婚約は済ませていないが、私たちは夫婦になるんだ。共に寝ることも、この肌に触れることも増える」
「んっ」
フォンス侯爵は、リヴェの時のように私の頬を舐める。その仕草がリヴェと同じように感じて、拒否できない。
「嫌か?」
「い、いえ。リヴェがいないと、よく眠れないんです。リヴェがいないと安心……できなくて……」
「っ!」
突然、唇が重なり、そのまま押し倒された。リヴェの時と違って、衝撃が来ないように背中を支えられながら。
「んっ、はぁ」
何度も角度を変えながら、私の唇から離れたくない、とでも言うように荒々しくキスをするフォンス侯爵。私も力が抜けて抵抗できない。むしろ、胸が締めつけられた。
「すまない。つい夢中になってしまった」
「はぁ、はぁ。……いえ、本当にリヴェなんだなって思ったら……私も」
「そうだな。再会した時も、堪えきれずに押し倒してしまった」
そういえば、あの時も唇ばかり……。しかも、人前で……!
「あの、リヴェだってことをハンナとフィルは知ってしたんですよね」
「勿論だ。そのために連れて行ったんだから。ダリヤを迎えに行くのには、リヴェの姿の方が、何かと都合がいい。しかし、話すことができないから」
「でも、人前でアレは……」
「私がどれだけダリヤを欲しているのか、知ってもらういい機会だったと思うが」
反論しようとすると、再び口を塞がれてしまう。さらに顔を胸の上に乗せられ、言葉が出てこない。
「あの日、ダリヤの結婚話を聞いて、居ても立っても居られなくなったんだ。傍に居られれば、このままリヴェの姿でもいい。そう思っていたのが誤りだったと、気づいたんだ」
フォンス侯爵は苦しげに、ブベーニン伯爵邸を追われた日の出来事を話し始めた。
21
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
王子の裏切り、皇子の愛 ~婚約破棄された元妖精姫、東方の神秘に出会う~
小笠原 ゆか
恋愛
かつて妖精姫と讃えられたローラだったが、一年前に倒れたのを境に体型が大きく変わってしまった。それまでローラを溺愛していた婚約者ヘリオス王子は手のひらを返し、公衆の面前で婚約を破棄してしまう。心を折られたローラだったが、東方の国の皇子である玄曜に助けられる。医学の心得を持つ玄曜は体を癒し、健康を取り戻した。そして彼の優しさと愛情によって、ローラは新たな未来への道を歩み始めるのだった。
【注意】本作品には体型に関するセンシティブな話題や医療行為の描写が含まれています。作者は医療従事者ではなく、作中の医療描写はフィクションです。ご理解とご配慮をお願いします。
全6話朝と夕に更新予定。
「君を愛す気はない」と宣言した伯爵が妻への片思いを拗らせるまで ~妻は黄金のお菓子が大好きな商人で、夫は清貧貴族です
朱音ゆうひ
恋愛
アルキメデス商会の会長の娘レジィナは、恩ある青年貴族ウィスベルが婚約破棄される現場に居合わせた。
ウィスベルは、親が借金をつくり自殺して、後を継いだばかり。薄幸の貴公子だ。
「私がお助けしましょう!」
レジィナは颯爽と助けに入り、結果、彼と契約結婚することになった。
別サイトにも投稿してます(https://ncode.syosetu.com/n0596ip/)
【完結】名ばかりの妻を押しつけられた公女は、人生のやり直しを求めます。2度目は絶対に飼殺し妃ルートの回避に全力をつくします。
yukiwa (旧PN 雪花)
恋愛
*タイトル変更しました。(旧題 黄金竜の花嫁~飼殺し妃は遡る~)
パウラ・ヘルムダールは、竜の血を継ぐ名門大公家の跡継ぎ公女。
この世を支配する黄金竜オーディに望まれて側室にされるが、その実態は正室の仕事を丸投げされてこなすだけの、名のみの妻だった。
しかもその名のみの妻、側室なのに選抜試験などと御大層なものがあって。生真面目パウラは手を抜くことを知らず、ついつい頑張ってなりたくもなかった側室に見事当選。
もう一人の側室候補エリーヌは、イケメン試験官と恋をしてさっさと選抜試験から引き揚げていた。
「やられた!」と後悔しても、後の祭り。仕方ないからパウラは丸投げされた仕事をこなし、こなして一生を終える。そしてご褒美にやり直しの転生を願った。
「二度と絶対、飼殺しの妃はごめんです」
そうして始まった2度目の人生、なんだか周りが騒がしい。
竜の血を継ぐ4人の青年(後に試験官になる)たちは、なぜだかみんなパウラに甘い。
後半、シリアス風味のハピエン。
3章からルート分岐します。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
表紙画像はwaifulabsで作成していただきました。
https://waifulabs.com/
婚約者に嫌われた伯爵令嬢は努力を怠らなかった
有川カナデ
恋愛
オリヴィア・ブレイジャー伯爵令嬢は、未来の公爵夫人を夢見て日々努力を重ねていた。その努力の方向が若干捻れていた頃、最愛の婚約者の口から拒絶の言葉を聞く。
何もかもが無駄だったと嘆く彼女の前に現れた、平民のルーカス。彼の助言のもと、彼女は変わる決意をする。
諸々ご都合主義、気軽に読んでください。数話で完結予定です。
【完結】地味と連呼された侯爵令嬢は、華麗に王太子をざまぁする。
佐倉穂波
恋愛
夜会の最中、フレアは婚約者の王太子ダニエルに婚約破棄を言い渡された。さらに「地味」と連呼された上に、殺人未遂を犯したと断罪されてしまう。
しかし彼女は動じない。
何故なら彼女は──
*どうしようもない愚かな男を書きたい欲求に駆られて書いたお話です。
【 完 】転移魔法を強要させられた上に婚約破棄されました。だけど私の元に宮廷魔術師が現れたんです
菊池 快晴
恋愛
公爵令嬢レムリは、魔法が使えないことを理由に婚約破棄を言い渡される。
自分を虐げてきた義妹、エリアスの思惑によりレムリは、国民からは残虐な令嬢だと誤解され軽蔑されていた。
生きている価値を見失ったレムリは、人生を終わらせようと展望台から身を投げようとする。
しかし、そんなレムリの命を救ったのは他国の宮廷魔術師アズライトだった。
そんな彼から街の案内を頼まれ、病に困っている国民を助けるアズライトの姿を見ていくうちに真実の愛を知る――。
この話は、行き場を失った公爵令嬢が強欲な宮廷魔術師と出会い、ざまあして幸せになるお話です。
完結 白皙の神聖巫女は私でしたので、さようなら。今更婚約したいとか知りません。
音爽(ネソウ)
恋愛
もっとも色白で魔力あるものが神聖の巫女であると言われている国があった。
アデリナはそんな理由から巫女候補に祀り上げらて王太子の婚約者として選ばれた。だが、より色白で魔力が高いと噂の女性が現れたことで「彼女こそが巫女に違いない」と王子は婚約をした。ところが神聖巫女を選ぶ儀式祈祷がされた時、白色に光輝いたのはアデリナであった……
悪役令嬢は断罪イベントから逃げ出してのんびり暮らしたい
花見 有
恋愛
乙女ゲームの断罪エンドしかない悪役令嬢リスティアに転生してしまった。どうにか断罪イベントを回避すべく努力したが、それも無駄でどうやら断罪イベントは決行される模様。
仕方がないので最終手段として断罪イベントから逃げ出します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる