その歌声が聞こえるのは満月の日だけ
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けれど、ずっと首都暮らしをしていたマリタにとって、領地生活は退屈で仕方がない。
するとふと、首都の劇場のことを思い出した。
そこで聞いた、美しい歌声。マリタはある日、満月に願った。
「あの歌をもう一度聞かせてください」と。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。
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