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- 記憶 -

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夢で 僕が泣くと いつも誰かが側に居てくれるんだ…

目覚めたら姿もよく思い出せなくて

ソレは夢でも 顔はよく見えないの

ただ 暖かな言葉と優しい笑顔で 僕をぎゅーって 抱きしめてくれて

「大丈夫ですよ」って 言ってくれるの


ソノ姿がとても温かくて ソノ想いがとても綺麗で

僕はソノ夢に出る女性ひとが どんどん気になっていったんだ──



長い桃色の髪に 毛先がオレンジ色した 優しい笑顔をいっぱい浮かべる 華やかなドレスを着た女性ひと

まるで僕の記憶の端に残る クレープをくれた アノ名前も思い出せない女性ひとのようでした──



[ - 第六体 - 記憶 - - ]

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