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第三章 魔王の娘 と 反和平派魔族
魔王の娘 と 反和平派魔族 1
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「コレは…!」
空は黒い翼で、黒と赤の軍団で地も埋め尽くす勢いだった。
「何よアレ?!」
「エディーリン殿」
エディーリーンは翼を出して空を飛んだ。
後方からは学生達の「かっけぇ!」って声が聴こえたが、エディーリンにはそれどころじゃなかった。
──ざっと見て千余りといったところかしら… どうして魔族(ティシルツィア)が…!
魔族は明らかに結界を攻撃していた。
ソレにエディーリンは、城壁の中からだというのに、大きく魔族の翼を広げ、風を送りだした。
すると、ものすごい距離があるというのに、地と空の魔族は吹き飛ばされた。
「エディーリン殿!
コレはどういうことですか?!」
「分からないわよ!
ただ分かるのは、世の中十人十色ということねッ!」
エディーリンが再び風を送り込む。
「可愛い可愛い娘の私が人間の捕虜のような状態になっているのに、停戦条約を御父様が破ろうとするはずないわ!」
「反対派、謀反派…、ということですか」
「まずい、兵士を行かせないで!
風を送り込めない!」
「ですが戦わねば結界も限度があります!」
──どうしたら…!
空は黒い翼で、黒と赤の軍団で地も埋め尽くす勢いだった。
「何よアレ?!」
「エディーリン殿」
エディーリーンは翼を出して空を飛んだ。
後方からは学生達の「かっけぇ!」って声が聴こえたが、エディーリンにはそれどころじゃなかった。
──ざっと見て千余りといったところかしら… どうして魔族(ティシルツィア)が…!
魔族は明らかに結界を攻撃していた。
ソレにエディーリンは、城壁の中からだというのに、大きく魔族の翼を広げ、風を送りだした。
すると、ものすごい距離があるというのに、地と空の魔族は吹き飛ばされた。
「エディーリン殿!
コレはどういうことですか?!」
「分からないわよ!
ただ分かるのは、世の中十人十色ということねッ!」
エディーリンが再び風を送り込む。
「可愛い可愛い娘の私が人間の捕虜のような状態になっているのに、停戦条約を御父様が破ろうとするはずないわ!」
「反対派、謀反派…、ということですか」
「まずい、兵士を行かせないで!
風を送り込めない!」
「ですが戦わねば結界も限度があります!」
──どうしたら…!
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