聖剣使いの乙女は実は魔王の娘だった

魔王の娘 と 聖剣の乙女

魔王の娘 と 聖剣使いの乙女 6

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「大丈夫？」
　
　
　
手を伸ばされた。

ソレは天女様のように美しかっただべさ。
微笑んだソノ方に、わだしは顔がほてったまま、差し出された手を取ったんだ。
すると天女のように美しい色の御姫様は、嬉しそうにわだしを抱きしめただべさ。

嗚呼、まるで夢のようだべさ。
これを、記事に書いていつも見てくれる編集者さんに見せてもいいだろうか。
魔族（ティシルツィア）は、こんなにも温かい体温をしていて、こんなにも愛情深い一族なんだって、たくさんの人に知ってもらいたいだべさ。
そう想うと、わだしは涙が出て来ただべさ。
　
　
　
「だ、大丈夫⁈
本当にっ」
　
　
　
天女様のようなお姫様がわだしの後頭部に手を当てると、撫でてくれただべさ。
それだけでも光栄なのに…。
　
　
　
「本当に…、ど、友達になってもいいだべさ？」
「勿論！
私と友達になってよ！
ロッペン！」
　
　
　
そう言うと、姫様…、エディリーンさんは温かく微笑んだだべさ。