レモン色の恋

優希ヒロ

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突然の出来事

プランニング

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「まず、昨日の感想を考えようか。」
「昨日はありがとうございました。真央さんの歌とても心地よくて癒されました。真央さんの歌、また聞きたいな。返信遅くなってごめんなさい…。で大丈夫かな?」
「 いいと思うよ。特に歌の下りが最高だよ…。」
「本当に?気持ち悪とか、気取ってるんじゃねとか思われないかな?」
「大丈夫だよ。初対面の相手とカラオケしてくれるような優しい人がそう思うわけないだろう。ゆう、お前はもっと自信を持っていいと思うぞ。」
「ありがとう、りょうくん…。そういうことを言ってくれるのりょうくんだけだよ…。」
「おう、俺はゆうの一生の親友だ。」
ゆうは涙を浮かべ始めた。
「ぐす…。」
「ゆう、大げさだな、泣くなんて。」
「泣いてないよ…。泣いてなんか…。」
「そうか、ゆうは優しいからな…。」
「…。」
「送ったか?」
「うん…。」
「よし、次はデートのプランを考えよう。」
「えっ!もう!?」
「そうだよ、鉄は熱いうちに打てって言うだろう。」
「そうだけど、僕はデートなんてしたことないからどうすればわかんないよ…。」
「大丈夫。俺に任せとけ…。」
「うん…。」
「だけど、俺が決めたら意味ないから、彼女と何をしたいか考えてみな…。」
「うん…。」
「…。」
「えっと…。」
「ゆう、大丈夫か?」
「…。」
「キャパオーバーしてるな…。」
「はあ…。」
「例えば、食事とかドライブとかあるだろう…。」
「うん…。ネットと自分の足と口で調べれば、大丈夫だ。」
「うん…。映画とかダメかな?」
「大丈夫だけど、好みがあるからセレクトが重要かな…。」
「じゃあ、水族館とか動物園とかはどうかな?」
「それが良いんじゃないか。ふれあいコーナーとかもあるから、話とか盛り上がって楽しめるんじゃないか…。」
「そうだね。誘う時はそれにするよ…。」
「誘う時?」
「ゆう、お前、いつ誘うつもりだ。」
「えっと…。」
「いつやるの?」
「今でしょ…。」
「だよな…。返事きたら、すぐな…。」
「はい…。」

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