疾走する玉座

十三不塔

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第三章 逆乱

GURFA

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 遊牧の民であるナドア人は勇猛果敢で死を恐れない。
 その一方、客人を歓待するにあたっての情を尽くしたもてなしも彼らの習わしだった。砂漠というあっけなく命が途絶えてしまう土地柄のせいなのか、決断の素早さと同時に他者に手を差し伸べる相互扶助の精神が古来より根付いている。

 何百年も変わり映えしないフィンドールを暮らしの舞台としてきた彼らにとって、荒れ野に現れた異邦人はよい娯楽の提供してくれる愉しい刺激でもあったろう。

 そんなわけでレイゼルは八頭のコギト犬とともにナドア人のテント型住居、通称“バマ”に身を寄せていた。
 
 テントの屋根には陽光を取り入れるためと煙を逃がすための穴が中央にある。幾何学模様を織り込んだラグを地面に敷いたその上で、ナドア人たちは眠り、食べ、睦み合うのだ。
 
 レイゼルがナドア人の野営地にたどり着いたのは偶然だった。暑さに弱いコギト犬たちを犬橇の幌の中に押し込んでひたすら息を殺すようにして夜を待っていたレイゼルを発見したのは、ナドアの子供たちだった。

「何日でもおったらええですよ」とクローパは言ってくれるが、犬たちの渇きと衰弱が癒え次第出発するつもりだ。
「十分世話になった。今晩出る」
 そうは言ってみたもののレイゼルに当てはない。

 どうにか砂嵐をやり過ごしはしたが、完全に玉座を見失ってしまった。砂に刻まれた八脚足の足跡は砂嵐によってきれいさっぱり消えた。途方に暮れたが、これ以上ここにいても犬たちのエサや飲み水にと、彼らの貴重な糧を蕩尽してしまうだろう。

 一晩中走り続ければ砂漠を突っ切れるはずだ。いや、それが無理ならもう一晩、たとえ玉座の進路からいったん逸れたとしても海に向かえば街があるに違いない。体勢を立て直したらもう一度追跡を開始すればいい。

 北の民に悲観はない。獲物との距離を淡々と詰めていくだけだ。

「レヴァヌが安全でしたらよかったのにねえ」

 クローパは申し訳なさそうに言った。彼女はレイゼルのためにテントや食事を世話してくれた壮年の女性だ。他の連中からクローパがナドアの民の最高の巫女であり祭司であると聞いたのだが、とてもそんなふうには見えなかった。

「悪い時機においでなすった」

 クローパの佇まいには厳めしさも儀式ばった堅苦しさもない。どこにでもいる庶民的なおばちゃんといった感じだ。気安い態度で接してくれるのでレイゼルも、思わず厚意に甘え過ぎてしまったかもしれない。

「なんでも武装勢力に占拠されているとか」
「まったく、ろくでなしどもです」
 クローパにしては珍しく憤っていた。

 灼熱の血盟団はレヴァヌの街を鉄条網で囲い、出入りに通行料をせびるようになったという。そんなことをすれば、貿易で成り立っていた街の経済が立ちいかなくなるのは眼に見えている。遊牧の民ナドアにとってオアシスが封鎖されるということは死活問題であった。

(ふむ、生き抜くのはどこであれ容易ではないな。厳しい自然に住まう人々にとってはなおさらに)

「クローパ、何か礼がしたいのだが」
「要りませんよ、慰安を求める放浪者は同胞として歓待せよと我らが〈不可分なる一者〉は仰ってます」
「寛容な神なのだな」
「はい」とクローパは誇らしげに頷いた。「でもね、その寛容な神もお怒りになることがあるんですよ」

 レイゼルは間髪入れず答えた。

「水の独占か」
「ええ」

 レイゼルもまた辺境の民であれば、察しがいいのも当然だ。極寒の北部ではむしろ火の温もりこそが貴重だが、こちらでは水こそが日々の生命を繋ぐ。オアシスの街レヴァヌの封鎖はだからこそ罪深く愚劣なのだ。

〈不可分の一者〉に帰依いたしますアソ―シェ・タタ―・ロ・イェジェー
 クローパはお決まりの聖句を唱えた。

 無法者たちの分まで赦しを乞うように。

 ナドアの民は儀礼も偶像も祭壇もない教えを信奉していた。神に名もなければ、聖典もないシンプルな宗教だった。〈不可分の一者〉と呼ばれる至高神を慕い続ける、ほとんどそれだけが教えの内容だった。

「あなたは神懸りになるということだったが」

「ええ」とクローパは認めた。しかし、その神とは〈不可分の一者〉のことではない。もっと卑近な精霊や先祖の魂であるらしい。巫女はトランス状態になって異言《ゼノグラシア》を発し、それを審神者が人間の言葉に置き換えて伝える。

「未来が見えるのか?」
「だったらいいんですけどねぇ、そうもいかないの。でも、あなたの首の紋様がありふれたものじゃないってのはわかりますよ」

「これは……」レイゼルは首に手をあてがい、口ごもる。

「もうひとり、いや二人、砂漠に集うでしょう。片方はもうすぐにここへやって来る。だからお客さん、あなたはまだ出発するべきじゃないです」
「やはり未来が?」
「そんな大層なものじゃなくてね、これはただの女の勘。五十年も女やってりゃこれくらい、ね」
「さ、朝ごはんを食べておしまいになってください。犬たちもお腹を空かせてるでしょう?」
 そう言ってクローパは犬たちで溢れかえったテントを出た。

 ――それより半刻も立たぬうちに。

 果たしてスタンとウェスはやってきたのだった。

× × ×

 ダーシュワイという男の案内で不思議な乗り物が野営地《ランプ》に進入した。それを見つけたのは、またしても目端の利く子供たちだ。

 野営地《ランプ》には大小十三のバマが点々と分布しているのだが、中央には族長のバマが置かれている。光走船《ルカ》は族長のテントのちょうど前に停まった。
 
 ウェスが駆動函から動力鞘を抜けば、船底をわずかに浮上させる空気の層が消えて船体は静かに地に降りる。子供たちにとって珍しいのは乗り物だけでない、見たこともない生き物もいる。ワッと寄ってたかられてさすがのラトナも閉口ぎみだ。

「ここなら簡単な物資の補給ならできる。俺もレヴァヌへ戻らなくて済む」
「なるほど遊牧民の野営地か。骨休めできるな」

 ダーシュワイを送り届けたスタンはホッとした様子だ。ここ何日も野宿が続いたからたとえテントであっても屋根のある寝床は喜ばしい。
 
 ナドアの民は氏族ごとにキャラバンを形成する。ダーシュワイが面識があるのは別の氏族らしいが、氏族同士には横のつながりがある。いきさつを説明すれば必ず力になってくれるとのことだった。

「近頃はお客さんが多いねえ」

 クローパが族長のテントから顔を出して、ウェスたちに手招きする。

「ウェス、挨拶ちゃんとするんだぞ」

 ウェスの偉大なるおもり役であるスタンはここでも釘を差すことを忘れない。

「猿もいい?」

 かまわないですよ、とクローパは悪戯っぽい笑みで迎える。

「族長は珍しいものが大好きですからねぇ」

「あ、あの橇?!」

 ウェスは見覚えのある橇を発見する。橇に刻まれた美しいレリーフは雪原のみならず砂漠にもよく映える。

「お友達には後で会わせますから、老い先短いじいさんから挨拶してやっておくれ」

 するとテントの中から、
「誰が老い先短いじいさんじゃ?!」
 と怒鳴る声が響く。

 テントの幕を潜り抜けて二人は名乗る。

「はじめましてスタン・キュラムと――」
「――ウェス・ターナー」

 子供たちの可愛がりから逃れたラトナも何かを叫んだが、たぶん猿なりの自己紹介だったのだろう。

「こっちが族長イダー様です。じいさんだけど地獄耳なの」
 クローパが囁けば、それをさっそく聞き咎めて、
「やかましいわ、クローパ。……さて、お前さんたちが新たな客か。大したものはないが歓迎しよう」

「朝っぱらから騒がしくして申し訳ありません」
 今度はダーシュワイが腰を低くした。

 族長のテントは通常のものより広い、それは権力の象徴というよりも集会場を兼ねているからだろう。絨毯の他にジャッカルや砂狐など、毛皮の敷物もある。

「かまわんかまわん、食い物も寝床もあるだけならある。ないならない。それだけのことだ」

 族長イダーは風采の上がらぬ老人に見えたが、なかなかどうして切れ者だった。ざっくばらんに話す中に、ウェスたちの人となりを測り、部族に不利益をもたらす者でないかとじっと見極めているのがわかる。イダーの皺だらけの手には顔よりもずっと豊かな表情がある。真鍮の指輪には聖句の刻印。

「まぁ、座りなさい。酒も煙草も少し早いか」

 見れば、部族のものたちは、酒の回し飲みしているし、水煙管《ナルギレ》も同じ壺からひとつの吸い口で吸っている。ひとつのものを共有することは衛生的にはリスクがあっても絆を強める効果がある。ウェスは水煙管をひと吸いしてむせた。

「おまえたちはどこから来てどこへ行く?」
「マイトルから来た」
「というと湖水地方じゃな。で?」
「ロドニーから千年海岸《ミレニアム・ビーチ》まで機械《マシン》を追っていくんだ」

 ウェスにとって追っているのは古代機械であって玉座ではない。

「玉座が彷徨っているという話は耳に挟んだ。よもや現実だとは。まるで砂漠の伝説にある動く湖ではないか」
「手から漏れる水だろうと砂漠の蜃気楼だろうと捕まえてみせる」
 ウェスは自信たっぷりだった。

「傲慢も若さの特権か。わしもお前さんたちほど若ければ、ラクダに乗って飛び出したろうさ」
「いまからでも遅くないよ、じいちゃん」
 無作法にウェスが言う。
 
 ダーシュワイは慌ててとりなそうとするが、イダーは掌を挙げて制した。

「構わぬ。坊主に言われて若返った気がするわ」

 イダーは豪快に笑って見せた。どうやらウェスたちはイダーに気に入られたようだ。

 あとは勝手にしろと言わんばかりにイダーは干した杯を掲げる。

 すると食事が運ばれてきた。
 滋養がありそうな炒り米と羊肉のシチューに、酢に漬けたサブリ菜の付け合わせ。シチューにパンを浸み込ませながら口に放り込むと、
「うまい!」
 絶品だった。
 
 ラトナも同じ物を貰ってうまそうに食べている。

「あ、俺たちも湖水地方から持ってきたパルナーゼっていう発酵食品があるんだ。
あとでお裾分けするから試してみてよ」

 スタンは気遣いの達人だ。天然のウェスが相手の心を和ませたと見れば、すかさず第二第三と友好の波紋を広げていく。

 話し合いの末、ダーシュワイはしばらくこの部族に匿われることとなった。ナドアの民は一度客としてもてなした人間を命がけで守る。とりあえず、目下の危険からダーシュワイは守られたといっていい。

「ところで、そのお猿さんはどこで?」
 クローパが沸かしたお茶を皆に注ぎ分けつつ訊いた。

「ドッジの森だよ。船に潜り込んできたんだよね。以来一緒さ」
「道化猿ならレヌヴァの市場でも売られてますけど、そんなのははじめてですねえ」
「こいつ道化猿だよ。な、ラトナ」
 ラトナーカルは食べ物を貪るのに必死で反応しない。

 驚きを隠しつつクローパが湯気の立つコップを差し出す。
「ふふふ、やぁねえ、冗談でしょう。そんな道化猿はいませんよ」
「そんなこと言ったって、なぁ」

 スタンは説明する。
「俺たちとあちこち回ってるし、変わったもの食ってるし、多少変わった育ち方してるかも」

「それにしたって……」クローパの表情がにわかに曇り、ラトナ―カルを推し量るように凝視する。「摂化力《ゾーナム》が大きすぎる」

「何それ?」
「説明は難しいですね。〈不可分なる一者〉に向かおうとする傾向、力のことを言うのだけれど。ナドアの民なら当たり前に感じているありふれたもの、でも動物がここまでの摂化力《ゾーナム》を有してる例は知りませんねえ」

「ふーん」ウェスは聞いておきながら興味がなさそうだ。「ま、名前負けしねーようにゴージャスに育ってもらわないと」
「名前?」

 ウェスは骨付き肉にかぶりつきながら言う。
「そうそう。ラトナ―カル。竜の名前から取ったんだ」

 クローパは空っぽのコップを落とした。
 動揺が隠しきれず、顔面が青ざめた。

 肝の据わったクローパがここまでうろたえる場面に出くわしたことがなかっただろう。族長イデーも眉をひそめた。

「りゅ、竜の名前を猿に? 本当なの?」
「本当さ」
「竜と出会ったのはレイゼルさんから聞いたのだけれど……」
「そうそう。その竜の名前がラトナーカルってんで拝借した次第」
「その竜は?」
「くたばったのか、ずらかったのか……とにかく消えた」
「ありゃまぁ。それで名前を猿に……なんと大それたことを」

「たかが名前でしょ」とウェスは悪びれる様子はない。

「竜の名前は滅多に明かされることのない神韻。名前に込められた言霊をあなたは信じないかもしれないねえ。でも、その名を付けられた生き物は竜の強力な摂化力《ゾーナム》の影響を受けないわけにはいかないでしょうね」

 ほらみろ、とスタンはここが好機とばかりにクローパに乗じて言い募る。

 曰く、ウェスは衝動的で考えなしにも程がある。もう少し思慮深くなってくれたら肩の荷が下りるのに……云々。

「栄養と環境のおかげで生き物は変わる。名前のせいじゃない」

 あくまでもウェスは認めないが、スタンは受け入れないわけにはいかなかった。
 なるほどラトナーカルはその名前の本来の持ち主に似てきていた。

 全身を包む豊かな体毛には白い斑が浮き出したし、口吻も突き出して鳥や爬虫類に近似した。なにより竜に備わる威厳というべきものがあの猿にもまとわりついているようなのだ。

「ウェスさん、あなたにとって名前は個体を区別するための記号に過ぎないのかもしれませんね。もちろんそれは正しいのよ、ただね、時として名前ってのは、それ以上のものなのですよ。すぐに受け入れなくてもいいわ。あなたが子に恵まれた時、名が持つ重みを知るでしょう」
「わかったよ、おばさん」

 ウェスは異なる信条であっても、真摯な思いから発せられた言葉には素直に耳を傾ける。

「改名したほうがいい?」
「いえ、この猿の魂と名前はすでに深い部分で結びついていますから、このままにしておきましょう。奇妙ですが、これもまたひとつの運命でしょう」
「よかった」

 ウェスはにっこり微笑んでラトナの肩を揺さぶった。
 ラトナもまた微笑みに似せた表情でウェスの肩を揺さぶった。

 ――後年、『道化猿ウィリーと黒鉄の鍵』で名高い絵本作家ロイ・フラナガンがラトナーカルをモデルにした『竜猿《ドレイプ》ラトナの大冒険』という大ベストセラーシリーズを書き上げることになるのだが、それはまた別の話だ。
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