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彼は扱いが荒い
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「ああ!もう使えねえ!」
また彼が何か怒っている。やれやれ、今度は何に怒っているのか?
「一体どうしたんだい?」
「聞いてくれよ!この栓抜き、全然使えねえんだ!栓に引っかからねえから全然開けられねえ!腹が立ったから柄の部分を打ち折ってやった!」
「はあ…。よく見なよ。それは栓抜きじゃなくてカナヅチだよ?開けられなくて当然さ。」
「んなもん、似たようなもんだろ!ああ、腹が立つ!」
この通り、彼はモノの扱いが荒い…というより無茶苦茶だ。気に入らないとすぐに腹を立てて壊してしまう困った気質だ。
「それによう、聞いてくれよ!このハサミも全然使えねえ!こいつもバラバラにしてやったよ!」
「それはハサミじゃなくてペンチだよ。切れるわけないじゃないか。」
「このボールペンも全然書けねえ!白い線しか出てこねえ!打ち折ってやった!」
「それ修正ペン…。」
「このホチキスだってだめだ!使えねー!」
「それは爪切りだよ…。」
「似たようなもんだろ!」
…とまあ、こんな具合に彼はモノを皆あべこべな扱いをしては壊してしまうんだ。
少し冷静になって使い方を知れば、そんな怒ることもなかろうに…。
「それによう…。」
「なんだよ。まだあるのかい?」
「まあ聞けよ。今度ウチの会社に入った新入社員がいるんだが、これがまた使えない奴でよう…。」
また彼が何か怒っている。やれやれ、今度は何に怒っているのか?
「一体どうしたんだい?」
「聞いてくれよ!この栓抜き、全然使えねえんだ!栓に引っかからねえから全然開けられねえ!腹が立ったから柄の部分を打ち折ってやった!」
「はあ…。よく見なよ。それは栓抜きじゃなくてカナヅチだよ?開けられなくて当然さ。」
「んなもん、似たようなもんだろ!ああ、腹が立つ!」
この通り、彼はモノの扱いが荒い…というより無茶苦茶だ。気に入らないとすぐに腹を立てて壊してしまう困った気質だ。
「それによう、聞いてくれよ!このハサミも全然使えねえ!こいつもバラバラにしてやったよ!」
「それはハサミじゃなくてペンチだよ。切れるわけないじゃないか。」
「このボールペンも全然書けねえ!白い線しか出てこねえ!打ち折ってやった!」
「それ修正ペン…。」
「このホチキスだってだめだ!使えねー!」
「それは爪切りだよ…。」
「似たようなもんだろ!」
…とまあ、こんな具合に彼はモノを皆あべこべな扱いをしては壊してしまうんだ。
少し冷静になって使い方を知れば、そんな怒ることもなかろうに…。
「それによう…。」
「なんだよ。まだあるのかい?」
「まあ聞けよ。今度ウチの会社に入った新入社員がいるんだが、これがまた使えない奴でよう…。」
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