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《都市伝説》フジツボの怪
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皆さんはフジツボにまつわる都市伝説をご存じだろうか。
話はこうだ。
ある男が海岸の岩場で転んでしまった。
その数日後、転んだ際にできた膝の傷から、ジョリジョリとする違和感がし始めた。
怖くなった男は、病院で診てもらったところ、なんと膝の傷の裏には無数のフジツボがびっしりと生えていた。
そう。あの時転んだ傷口にフジツボの幼生が入り込み、男の体内で大量に繁殖していたのだ……という話。
都市伝説が流行り始めたころに、そのシンプルさと妙にリアルにありそうな内容からまことしやかに広まった話だが、現在ではフジツボが生息できる海水と人体では塩分濃度が異なり、実際に繁殖することは不可能であるとして、この都市伝説はデマである、というのが通説になっている。
なあんだ、よかった、よかった。
ではこの話はこれでおしまい。
次行こ次。
……となると面白くないのでもう少し突っ込んで調べてみた。
なるほど。
確かにフジツボが人体で生息、繁殖するのは難しいであろうことは分かった。
そう。フジツボ「は」難しいのだ。
では他の生物ならどうだろうか。
大幸薬品の健康情報局によると、人につく寄生虫は世界では約200種類、日本では約100種類記録されており、原虫と蠕虫(ぜんちゅう)の2つに分類されている、だそうだ。
いわゆるマラリアなどの感染症を引き起こす病原菌やサナダムシなどがこれに当たるらしい。
全部紹介するときりが無いが、これだけ多くの種類の生物に寄生される恐れがあるとは驚きである。
さらに例外として、意外な生物が人体で育ったケースもある。
2013年11月27日中国北京にて、1歳4ヶ月の女児の耳の中で育った「それ」を摘出するという事件が起こった。
事の経緯はこうだ。
とある日、当事者である少女が耳に異物感があり何とか取り出そうとするも取り出せず泣き叫んでしまい、母親もその異物を目視で確認して取り出そうとしたが取れず、病院へ連れて行くという事になったらしい。
診察の結果、彼女の耳の中では、なんと「タンポポ」が種の状態で入ってしまいそのまま発芽していた事が判明したのだ。
幸い発見が比較的早かったので無事に摘出できたが、このまま生長すれば根が鼓膜を破り、脳にまで達してしまう可能性もあったという。
このように植物が人体で育ってしまう事例は
他にもあり、2010年8月、アメリカ、マサチューセッツ州のロン ・ スベーデンさんという当時75歳の男性が呼吸困難など、肺気腫のような症状に悩んで肺内部を調べたところ、発芽して4cm程に成長した豆が発見された、なんて話もある。
なんて恐ろしい話だ、と戦慄する方もいらっしゃるかもしれないが、こういった事例は滅多に起こるものではなく、仮に人体に花粉や種が侵入しても、健康な心身であるならばまず問題はないそうなのでご安心いただきたい。
さて、さらに寄生に関して言えば昆虫類は外せないだろう。
代表的で身近なもので言えば「マダニ」がそうだろう。
草むらなどに生息し、体表に付着して宿主の血をチュウチュウ吸う奴だ。犬や猫がよく引っ掛けてくるのを見かけるが、人間も例外では無い。放っておくとどんどんと増えていき、ブクブク太った無数のマダニがへばりつく様はフジツボなんぞよりも悍ましい。無理にひっぺがすと牙が体内に残ってしまい、そこから敗血症などを引き起こす恐れがあるので、対処には注意が必要だ。
また寄生虫として個人的に推したいのは「ウマバエ」だ。
こいつはまず犬や猫、家畜や人体に卵を産みつけ、孵化した幼虫はその宿主の肉を穴を掘るように喰い続けて生長する。寄生する部位は主に耳、鼻、眼などであり、寄生した部位によっては蝿蛆症というものを引き起こす。症状は発熱、難聴、激痛など様々だが、とにかく耐え難い苦痛なのは想像に難くない。
私は「溜まりまくった耳垢をほじくり返す動画」を探していたら、偶然このウマバエに寄生された耳から蛆を摘出する動画を見つけてしまい、悍ましい気分になった。
知らなかったのだが、この「ウマバエ」という言葉はあの「検索してはいけない言葉」にも認定されているらしいので、検索には要注意である。
しかしこのウマバエといった、寄生による繁殖を行うハエは日本には生息していないらしいので、日本在住の方はご安心いただきたい。
……とまあ、調べて行くうちにフジツボよりも恐ろしいものが見つかってしまった。
寄生虫などに対抗するためにはとにかく健康である事。そしてストレスを溜めない事。
何度も言うが、心身共に健康であれば寄生される心配などないので、皆さんは健康的に食事と睡眠を摂り、適度な運動やストレス発散をして、健康的にオカルト小説を読んでいただきたい。
話はこうだ。
ある男が海岸の岩場で転んでしまった。
その数日後、転んだ際にできた膝の傷から、ジョリジョリとする違和感がし始めた。
怖くなった男は、病院で診てもらったところ、なんと膝の傷の裏には無数のフジツボがびっしりと生えていた。
そう。あの時転んだ傷口にフジツボの幼生が入り込み、男の体内で大量に繁殖していたのだ……という話。
都市伝説が流行り始めたころに、そのシンプルさと妙にリアルにありそうな内容からまことしやかに広まった話だが、現在ではフジツボが生息できる海水と人体では塩分濃度が異なり、実際に繁殖することは不可能であるとして、この都市伝説はデマである、というのが通説になっている。
なあんだ、よかった、よかった。
ではこの話はこれでおしまい。
次行こ次。
……となると面白くないのでもう少し突っ込んで調べてみた。
なるほど。
確かにフジツボが人体で生息、繁殖するのは難しいであろうことは分かった。
そう。フジツボ「は」難しいのだ。
では他の生物ならどうだろうか。
大幸薬品の健康情報局によると、人につく寄生虫は世界では約200種類、日本では約100種類記録されており、原虫と蠕虫(ぜんちゅう)の2つに分類されている、だそうだ。
いわゆるマラリアなどの感染症を引き起こす病原菌やサナダムシなどがこれに当たるらしい。
全部紹介するときりが無いが、これだけ多くの種類の生物に寄生される恐れがあるとは驚きである。
さらに例外として、意外な生物が人体で育ったケースもある。
2013年11月27日中国北京にて、1歳4ヶ月の女児の耳の中で育った「それ」を摘出するという事件が起こった。
事の経緯はこうだ。
とある日、当事者である少女が耳に異物感があり何とか取り出そうとするも取り出せず泣き叫んでしまい、母親もその異物を目視で確認して取り出そうとしたが取れず、病院へ連れて行くという事になったらしい。
診察の結果、彼女の耳の中では、なんと「タンポポ」が種の状態で入ってしまいそのまま発芽していた事が判明したのだ。
幸い発見が比較的早かったので無事に摘出できたが、このまま生長すれば根が鼓膜を破り、脳にまで達してしまう可能性もあったという。
このように植物が人体で育ってしまう事例は
他にもあり、2010年8月、アメリカ、マサチューセッツ州のロン ・ スベーデンさんという当時75歳の男性が呼吸困難など、肺気腫のような症状に悩んで肺内部を調べたところ、発芽して4cm程に成長した豆が発見された、なんて話もある。
なんて恐ろしい話だ、と戦慄する方もいらっしゃるかもしれないが、こういった事例は滅多に起こるものではなく、仮に人体に花粉や種が侵入しても、健康な心身であるならばまず問題はないそうなのでご安心いただきたい。
さて、さらに寄生に関して言えば昆虫類は外せないだろう。
代表的で身近なもので言えば「マダニ」がそうだろう。
草むらなどに生息し、体表に付着して宿主の血をチュウチュウ吸う奴だ。犬や猫がよく引っ掛けてくるのを見かけるが、人間も例外では無い。放っておくとどんどんと増えていき、ブクブク太った無数のマダニがへばりつく様はフジツボなんぞよりも悍ましい。無理にひっぺがすと牙が体内に残ってしまい、そこから敗血症などを引き起こす恐れがあるので、対処には注意が必要だ。
また寄生虫として個人的に推したいのは「ウマバエ」だ。
こいつはまず犬や猫、家畜や人体に卵を産みつけ、孵化した幼虫はその宿主の肉を穴を掘るように喰い続けて生長する。寄生する部位は主に耳、鼻、眼などであり、寄生した部位によっては蝿蛆症というものを引き起こす。症状は発熱、難聴、激痛など様々だが、とにかく耐え難い苦痛なのは想像に難くない。
私は「溜まりまくった耳垢をほじくり返す動画」を探していたら、偶然このウマバエに寄生された耳から蛆を摘出する動画を見つけてしまい、悍ましい気分になった。
知らなかったのだが、この「ウマバエ」という言葉はあの「検索してはいけない言葉」にも認定されているらしいので、検索には要注意である。
しかしこのウマバエといった、寄生による繁殖を行うハエは日本には生息していないらしいので、日本在住の方はご安心いただきたい。
……とまあ、調べて行くうちにフジツボよりも恐ろしいものが見つかってしまった。
寄生虫などに対抗するためにはとにかく健康である事。そしてストレスを溜めない事。
何度も言うが、心身共に健康であれば寄生される心配などないので、皆さんは健康的に食事と睡眠を摂り、適度な運動やストレス発散をして、健康的にオカルト小説を読んでいただきたい。
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