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人形師編
集う男たち 西馬と秋山
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……いきなりやってきた秋山に、俺は逮捕されてしまった。まったく見に覚えのない罪で…。
いや、それは構わない。秋山のことだ。俺の無実のことはきちんと分かってるはず。俺が感じてる問題はそこじゃない。
「秋山…。警察署に向かうんじゃなかったのか?」
「…黙っていろ。話は向こうで聞く。」
そう。秋山は、「署まで同行願う」と言っておきながら、警察署とは反対の方向に向かっていた。どういうつもりか知らんが…。
20分程して連れて来られたのは、秋山の自宅だった。
秋山は俺を居間のテーブル前に座らせ、自分は対面に座る。
「さあ、話してもらおうか。あの日の晩のことを。」
「あの日…っていつのことだ?」
「3日前、『ヴィーナス』という風俗店でゆりあという女に会ったろう?」
「あ、ああ…。」
「その女が2日前、遺体で発見されたんだ。店からも自宅からも離れた場所でな。」
「なんだって!?」
秋山はテーブルに遺体の写真を並べた。
……間違いない。ゆりあだ。
彼女は髪と乳房を切り取られた上、鈍器か何かで頭をカチ割られて死んでいた。
「そんな…。彼女がまさか…。」
「店主に聞いてみたら、3日前に彼女が取った客の中にお前がいたそうじゃないか。そこで容疑者として捕まえた、ってわけだ。」
「……。」
嘘だ。秋山は嘘をついている。
俺が本当に容疑者として指名手配されているのなら、余計に警察署にまっすぐ向かわなければならない。なのに秋山はそこに向かわず、なぜか自宅に俺を連れ込んで尋問している。その理由は恐らく…。
秋山は考えこむ俺に語りかける。
「お前が殺人犯じゃないのはわかっている。だが、あの日あそこに立ち寄ったのは遊びが目的じゃないだろう?お前は依頼をほっぽってフラフラ遊びに出る奴じゃないことはよぉく知ってるんだ。恐らく殺された彼女が穴取について何らかの情報を持っていた。だから彼女に聞き込みをするためにあの店にいた。違うか?」
「……。」
俺はだんまりを決め込む。業を煮やしたのか、秋山は俺の胸ぐらを掴んだ。
「さあ、言え!彼女から何を聞いた!穴取は一体どこにいるんだ!」
「……なるほどな。あんたの狙いはそれか。別に答えてもいいんだが、その前にあんたにはっきりさせておきたいことがある。」
「…なんだ。何のことだ。」
「あんた…。この事件を隠蔽してるんじゃないか?」
「な…何を根拠に…。」
秋山が動揺している。思い切ってカマをかけてみたんだが、効果はあったようだ。
「根拠ならあるさ。まず俺を警察署に連れてきていない点。刑事事件になってるなら、迷わず警察署に連れてかなきゃならんだろ。それをしない、ってのは俺を連れて来れない理由があるからだ。」
「それは…お前をかばって…だな…。」
「根拠をもう一つ。闇クラブと元々繋がりがあったとはいえ、これだけの連続殺人が起こってるのに、ニュースも新聞もどこもこの事件を報道しない。何故だ?」
「それは…。」
「答えは警察がこの事件を公表してないからだ。いやむしろ、上層部はこの事件そのものを知らんかもしれん。誰かがこの事件の詳細を報告していないせいで。」
「…それが俺だと言いたいのか。」
「違うか?」
秋山は俺から目を逸らし、やがて観念したように俺の胸ぐらを掴む手を下ろした。
「…やはり探偵には敵わんな。その通りだよ。」
「…やっぱりな。しかしずいぶん思い切ったな。バレたらタダじゃ済まないだろ。」
「ああ。厳重に処分されるだろう。だが今の俺にとってはそんなものどうでもいい。奴を…妻の仇が取れるなら、な。そのためならどんなものだって利用してやる。警察としての立場も。」
「元相棒もか?」
「…そうだ。」
秋山の眼は、悲しみと怒りでごちゃ混ぜになって定まっていないように見えた。秋山自身、まだ迷いがあるんじゃないだろうか…?
「秋山…。そうやって全てを巻き込んで、その後はどうするつもりなんだ?」
「…何も考えていない。りえちゃんとも…お別れしたところだ。俺が居なくなっても、りえちゃんは生きていける…。」
「それをりえちゃんも望んだのか?」
「……。…穴取の居場所を教えろ。」
秋山は、今にも泣きそうな顔で尋ねてきた。あいつのこんな顔は初めて見る。
「教えてもいいが…その前に俺の話を聞いてくれないか。」
「…なんだ。」
「その写真の被害者…ゆりあにさ。俺、相談したんだよ。復讐を俺が代わりにやるのはどう思う?って。そしたらさ、その子こう言ったんだ。」
「?」
「『復讐は当人がケリをつけるべきだ。でも殺しにこだわる必要はない。死んだ方がマシだ、って思えるような目に合わせてやればそれでいいんじゃないか?』ってね。」
「……。」
「誰もあんたを人殺しにしたいと思ってない。俺も、アカリも須田も、りえちゃんも、そして死んでしまったあんたの奥さんも、な。穴取を殺さずとも、死ぬよりも辛い目に合わせてやれればそれでいいんじゃないか?そうすりゃ、あんたは人殺しにならなくて済むんだ。」
「…死んだ方がマシ、か…。 」
秋山は目をつぶり、大きく息を吸い、そして吐いた。
「…西馬。ちょっと付いて来てくれないか?」
「?ああ。」
言われるがまま、俺は秋山と共に居間を出た。
やって来たのは仏間。仏壇には…秋山の亡くなった奥さんの写真が飾ってあった。
秋山はその仏壇に線香を供え、鈴を鳴らして手を合わせた。
「…10年。奴への恨みを忘れた事はない。毎日仏壇の妻に、その日の成果をこうやって報告してきた。そうして、奴が見つかった今、復讐をやっと果たせると報告したんだ。そしたら…。」
「そしたら?」
秋山は仏壇の妻の遺影を見上げて言った。
「…泣いていたんだ。写真の中の妻が。俺を憐れんだ目で見つめながら…。俺は復讐が果たせれば、自分の身はどうなってもいいと、本気で思っていた。今思えば、そんな胸の内を見透かされていたのかもな。」
…写真の中の奥さんが泣いていた、か。それは、秋山の心の迷いが見せた錯覚か、はたまた奥さんの魂が見せた幻影なのか…。
「…秋山。奥さんは今も泣いているのか?」
「…さっき尋ねてみたんだ。穴取の奴を殺さずにお前の仇を取る事になるかもしれない。それでも構わないか?って。あいつは…笑ってうなづいてくれたよ。」
そう言うと秋山は俺の方に向き直り、手を差し出してきた。
「…色々と本当にすまなかった。こんな事、言える立場じゃないかもしれんが、俺と…もう一度組んでくれないか?」
秋山の眼には、もう以前のような狂気じみた憎しみや怒りの色はきえて、晴れやかに澄んだ、真っ直ぐな光を放っていた。
「…今更何言ってるんだ。俺は、コンビを解散した覚えなんかないぜ?」
そうして俺と秋山は固く握手を交わし、改めて打倒穴取の決意を深めるのだった。
いや、それは構わない。秋山のことだ。俺の無実のことはきちんと分かってるはず。俺が感じてる問題はそこじゃない。
「秋山…。警察署に向かうんじゃなかったのか?」
「…黙っていろ。話は向こうで聞く。」
そう。秋山は、「署まで同行願う」と言っておきながら、警察署とは反対の方向に向かっていた。どういうつもりか知らんが…。
20分程して連れて来られたのは、秋山の自宅だった。
秋山は俺を居間のテーブル前に座らせ、自分は対面に座る。
「さあ、話してもらおうか。あの日の晩のことを。」
「あの日…っていつのことだ?」
「3日前、『ヴィーナス』という風俗店でゆりあという女に会ったろう?」
「あ、ああ…。」
「その女が2日前、遺体で発見されたんだ。店からも自宅からも離れた場所でな。」
「なんだって!?」
秋山はテーブルに遺体の写真を並べた。
……間違いない。ゆりあだ。
彼女は髪と乳房を切り取られた上、鈍器か何かで頭をカチ割られて死んでいた。
「そんな…。彼女がまさか…。」
「店主に聞いてみたら、3日前に彼女が取った客の中にお前がいたそうじゃないか。そこで容疑者として捕まえた、ってわけだ。」
「……。」
嘘だ。秋山は嘘をついている。
俺が本当に容疑者として指名手配されているのなら、余計に警察署にまっすぐ向かわなければならない。なのに秋山はそこに向かわず、なぜか自宅に俺を連れ込んで尋問している。その理由は恐らく…。
秋山は考えこむ俺に語りかける。
「お前が殺人犯じゃないのはわかっている。だが、あの日あそこに立ち寄ったのは遊びが目的じゃないだろう?お前は依頼をほっぽってフラフラ遊びに出る奴じゃないことはよぉく知ってるんだ。恐らく殺された彼女が穴取について何らかの情報を持っていた。だから彼女に聞き込みをするためにあの店にいた。違うか?」
「……。」
俺はだんまりを決め込む。業を煮やしたのか、秋山は俺の胸ぐらを掴んだ。
「さあ、言え!彼女から何を聞いた!穴取は一体どこにいるんだ!」
「……なるほどな。あんたの狙いはそれか。別に答えてもいいんだが、その前にあんたにはっきりさせておきたいことがある。」
「…なんだ。何のことだ。」
「あんた…。この事件を隠蔽してるんじゃないか?」
「な…何を根拠に…。」
秋山が動揺している。思い切ってカマをかけてみたんだが、効果はあったようだ。
「根拠ならあるさ。まず俺を警察署に連れてきていない点。刑事事件になってるなら、迷わず警察署に連れてかなきゃならんだろ。それをしない、ってのは俺を連れて来れない理由があるからだ。」
「それは…お前をかばって…だな…。」
「根拠をもう一つ。闇クラブと元々繋がりがあったとはいえ、これだけの連続殺人が起こってるのに、ニュースも新聞もどこもこの事件を報道しない。何故だ?」
「それは…。」
「答えは警察がこの事件を公表してないからだ。いやむしろ、上層部はこの事件そのものを知らんかもしれん。誰かがこの事件の詳細を報告していないせいで。」
「…それが俺だと言いたいのか。」
「違うか?」
秋山は俺から目を逸らし、やがて観念したように俺の胸ぐらを掴む手を下ろした。
「…やはり探偵には敵わんな。その通りだよ。」
「…やっぱりな。しかしずいぶん思い切ったな。バレたらタダじゃ済まないだろ。」
「ああ。厳重に処分されるだろう。だが今の俺にとってはそんなものどうでもいい。奴を…妻の仇が取れるなら、な。そのためならどんなものだって利用してやる。警察としての立場も。」
「元相棒もか?」
「…そうだ。」
秋山の眼は、悲しみと怒りでごちゃ混ぜになって定まっていないように見えた。秋山自身、まだ迷いがあるんじゃないだろうか…?
「秋山…。そうやって全てを巻き込んで、その後はどうするつもりなんだ?」
「…何も考えていない。りえちゃんとも…お別れしたところだ。俺が居なくなっても、りえちゃんは生きていける…。」
「それをりえちゃんも望んだのか?」
「……。…穴取の居場所を教えろ。」
秋山は、今にも泣きそうな顔で尋ねてきた。あいつのこんな顔は初めて見る。
「教えてもいいが…その前に俺の話を聞いてくれないか。」
「…なんだ。」
「その写真の被害者…ゆりあにさ。俺、相談したんだよ。復讐を俺が代わりにやるのはどう思う?って。そしたらさ、その子こう言ったんだ。」
「?」
「『復讐は当人がケリをつけるべきだ。でも殺しにこだわる必要はない。死んだ方がマシだ、って思えるような目に合わせてやればそれでいいんじゃないか?』ってね。」
「……。」
「誰もあんたを人殺しにしたいと思ってない。俺も、アカリも須田も、りえちゃんも、そして死んでしまったあんたの奥さんも、な。穴取を殺さずとも、死ぬよりも辛い目に合わせてやれればそれでいいんじゃないか?そうすりゃ、あんたは人殺しにならなくて済むんだ。」
「…死んだ方がマシ、か…。 」
秋山は目をつぶり、大きく息を吸い、そして吐いた。
「…西馬。ちょっと付いて来てくれないか?」
「?ああ。」
言われるがまま、俺は秋山と共に居間を出た。
やって来たのは仏間。仏壇には…秋山の亡くなった奥さんの写真が飾ってあった。
秋山はその仏壇に線香を供え、鈴を鳴らして手を合わせた。
「…10年。奴への恨みを忘れた事はない。毎日仏壇の妻に、その日の成果をこうやって報告してきた。そうして、奴が見つかった今、復讐をやっと果たせると報告したんだ。そしたら…。」
「そしたら?」
秋山は仏壇の妻の遺影を見上げて言った。
「…泣いていたんだ。写真の中の妻が。俺を憐れんだ目で見つめながら…。俺は復讐が果たせれば、自分の身はどうなってもいいと、本気で思っていた。今思えば、そんな胸の内を見透かされていたのかもな。」
…写真の中の奥さんが泣いていた、か。それは、秋山の心の迷いが見せた錯覚か、はたまた奥さんの魂が見せた幻影なのか…。
「…秋山。奥さんは今も泣いているのか?」
「…さっき尋ねてみたんだ。穴取の奴を殺さずにお前の仇を取る事になるかもしれない。それでも構わないか?って。あいつは…笑ってうなづいてくれたよ。」
そう言うと秋山は俺の方に向き直り、手を差し出してきた。
「…色々と本当にすまなかった。こんな事、言える立場じゃないかもしれんが、俺と…もう一度組んでくれないか?」
秋山の眼には、もう以前のような狂気じみた憎しみや怒りの色はきえて、晴れやかに澄んだ、真っ直ぐな光を放っていた。
「…今更何言ってるんだ。俺は、コンビを解散した覚えなんかないぜ?」
そうして俺と秋山は固く握手を交わし、改めて打倒穴取の決意を深めるのだった。
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