18 / 62
イケメンな男子はどこの世界でもモテるのね
しおりを挟む
「ハイロさん放課後一緒に遊ばない?」
「こいつと遊ぶより俺と遊んだ方が楽しいっすよー」
「僕お金いっぱいあるから色んなもの買ってあげれるよ?」
入学式が終わり、クラス分けもして今は各クラスで休憩する時間のはずなのに……なんでこんなに男子が集まってくるのよ!!
この時間は翔と一緒にすごす予定だったのに!
「すみません、放課後は空いてないんです」
せめてもの愛想笑いを作り、男子たちに適当に返事をする。
するとなぜかは分からないけど男子達はぐにゃぐにゃ~と満面の笑みで体をねじる。
その隙を見て翔の方を見ると、何やら女子達と話している。内容までは分からないけど、周りの女子はすごく楽しそうに騒いでいる。
──ふーん。私以外の女子とも楽しく話せてますよアピールですか?ふーん。そんなことしちゃうんだ。
前世でも翔はモテてたけど、イケメンの翔くんは今世でもモテるんだねー!
翔を見つめたままそんなことを考えていると、パチッと目が合う。
けどその直後にまた男子たちに話しかけられてしまい、致し方なく翔から視線を外して男子たちに愛想笑いを作る。
「じゃあじゃあ、放課後がダメなら今度の休みは空いてる?」
「ちょ、おま、ずるいぞ。俺が誘おうとしてたのに」
「僕お金いっぱいあるから一日中好きな物買ってあげれるよ?」
「すみません、休日も用事がありまして……」
しゅんと俯きながらそう言うと男子達は慌てて私のフォローに入ってくれる。
「そうだよね!入学試験を首席で入ったんだから休日も勉強で忙しいよね!」
「た、確かにそうだよね!ごめん!勉強頑張ってね!」
「僕お金持ちだから質のいい家庭教師雇えるよ?」
「ありがと~!」と愛想笑いで男子達にお礼を言うとまたもやぐにゃぐにゃ~と満面の笑みで体をねじる。
変な方向に勘違いしちゃったけど……まぁいいよね?
実際、休日は翔とずっと一緒にいるつもりなんだけどねー。
少し面白い男子たちの動きを見ていたら私の前の席の翔から驚きの声が上がった。
「こいつと遊ぶより俺と遊んだ方が楽しいっすよー」
「僕お金いっぱいあるから色んなもの買ってあげれるよ?」
入学式が終わり、クラス分けもして今は各クラスで休憩する時間のはずなのに……なんでこんなに男子が集まってくるのよ!!
この時間は翔と一緒にすごす予定だったのに!
「すみません、放課後は空いてないんです」
せめてもの愛想笑いを作り、男子たちに適当に返事をする。
するとなぜかは分からないけど男子達はぐにゃぐにゃ~と満面の笑みで体をねじる。
その隙を見て翔の方を見ると、何やら女子達と話している。内容までは分からないけど、周りの女子はすごく楽しそうに騒いでいる。
──ふーん。私以外の女子とも楽しく話せてますよアピールですか?ふーん。そんなことしちゃうんだ。
前世でも翔はモテてたけど、イケメンの翔くんは今世でもモテるんだねー!
翔を見つめたままそんなことを考えていると、パチッと目が合う。
けどその直後にまた男子たちに話しかけられてしまい、致し方なく翔から視線を外して男子たちに愛想笑いを作る。
「じゃあじゃあ、放課後がダメなら今度の休みは空いてる?」
「ちょ、おま、ずるいぞ。俺が誘おうとしてたのに」
「僕お金いっぱいあるから一日中好きな物買ってあげれるよ?」
「すみません、休日も用事がありまして……」
しゅんと俯きながらそう言うと男子達は慌てて私のフォローに入ってくれる。
「そうだよね!入学試験を首席で入ったんだから休日も勉強で忙しいよね!」
「た、確かにそうだよね!ごめん!勉強頑張ってね!」
「僕お金持ちだから質のいい家庭教師雇えるよ?」
「ありがと~!」と愛想笑いで男子達にお礼を言うとまたもやぐにゃぐにゃ~と満面の笑みで体をねじる。
変な方向に勘違いしちゃったけど……まぁいいよね?
実際、休日は翔とずっと一緒にいるつもりなんだけどねー。
少し面白い男子たちの動きを見ていたら私の前の席の翔から驚きの声が上がった。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
婚約破棄された侯爵令嬢は、元婚約者の側妃にされる前に悪役令嬢推しの美形従者に隣国へ連れ去られます
葵 遥菜
恋愛
アナベル・ハワード侯爵令嬢は婚約者のイーサン王太子殿下を心から慕い、彼の伴侶になるための勉強にできる限りの時間を費やしていた。二人の仲は順調で、結婚の日取りも決まっていた。
しかし、王立学園に入学したのち、イーサン王太子は真実の愛を見つけたようだった。
お相手はエリーナ・カートレット男爵令嬢。
二人は相思相愛のようなので、アナベルは将来王妃となったのち、彼女が側妃として召し上げられることになるだろうと覚悟した。
「悪役令嬢、アナベル・ハワード! あなたにイーサン様は渡さない――!」
アナベルはエリーナから「悪」だと断じられたことで、自分の存在が二人の邪魔であることを再認識し、エリーナが王妃になる道はないのかと探り始める――。
「エリーナ様を王妃に据えるにはどうしたらいいのかしらね、エリオット?」
「一つだけ方法がございます。それをお教えする代わりに、私と約束をしてください」
「どんな約束でも守るわ」
「もし……万が一、王太子殿下がアナベル様との『婚約を破棄する』とおっしゃったら、私と一緒に隣国ガルディニアへ逃げてください」
これは、悪役令嬢を溺愛する従者が合法的に推しを手に入れる物語である。
※タイトル通りのご都合主義なお話です。
※他サイトにも投稿しています。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
私の婚約者は6人目の攻略対象者でした
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
王立学園の入学式。主人公のクラウディアは婚約者と共に講堂に向かっていた。
すると「きゃあ!」と、私達の行く手を阻むように、髪色がピンクの女生徒が転けた。『バターン』って効果音が聞こえてきそうな見事な転け方で。
そういえば前世、異世界を舞台にした物語のヒロインはピンク色が定番だった。
確か…入学式の日に学園で迷って攻略対象者に助けられたり、攻略対象者とぶつかって転けてしまったところを手を貸してもらったり…っていうのが定番の出会いイベントよね。
って……えっ!? ここってもしかして乙女ゲームの世界なの!?
ヒロイン登場に驚きつつも、婚約者と共に無意識に攻略対象者のフラグを折っていたクラウディア。
そんなクラウディアが幸せになる話。
※本編完結済※番外編更新中
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
サロン勤めで拘束時間は長く、休みもなかなか取れずに働きに働いた結果。
貯金残高はビックリするほど貯まってたけど、使う時間もないまま転生してた。
そして通勤の電車の中で暇つぶしに、ちょろーっとだけ遊んでいた乙女ゲームの世界に転生したっぽい?
あんまり内容覚えてないけど…
悪役令嬢がムチムチしてたのだけは許せなかった!
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドを堪能してくださいませ?
********************
初投稿です。
転生侍女シリーズ第一弾。
短編全4話で、投稿予約済みです。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
悪役令嬢予定でしたが、無言でいたら、ヒロインがいつの間にか居なくなっていました
toyjoy11
恋愛
題名通りの内容。
一応、TSですが、主人公は元から性的思考がありませんので、問題無いと思います。
主人公、リース・マグノイア公爵令嬢は前世から寡黙な人物だった。その為、初っぱなの王子との喧嘩イベントをスルー。たった、それだけしか彼女はしていないのだが、自他共に関連する乙女ゲームや18禁ゲームのフラグがボキボキ折れまくった話。
完結済。ハッピーエンドです。
8/2からは閑話を書けたときに追加します。
ランクインさせて頂き、本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
お読み頂き本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
応援、アドバイス、感想、お気に入り、しおり登録等とても有り難いです。
12/9の9時の投稿で一応完結と致します。
更新、お待たせして申し訳ありません。後は、落ち着いたら投稿します。
ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる