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第1章
進めない
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「んはぁっ、あう!」
今度はアナルに結び目がぐぽぉっと入り込み、すぼまりの入口をぐいっと引っかけ、押しひろげながらまた出ていった。
「あ、ああぁあ! っはぁ」
アイルは息を整えるために一旦立ち止まった。最初の結び目を越えるだけでもう疲労困憊だ。でも、まだまだ結び目は無数にある。この先のことを思うとアイルは気が遠くなりそうだった。
「休んでいる暇はないぞ。さっさと進め!」
パァン!
「んうう!」
またアンソニーのパドルが振り下ろされて、アイルはまたずりずりと股を動かしはじめた。
「あっ、あうう、っんふぅ!」
すぐにまた次の結び目にたどり着く。アイルは今度は思い切って勢いよく睾丸を結び目に擦りつけながら進んだ。
「あああん! ひうう!」
今度は引っかからずに縄を越える事が出来た。でも痛い。痛いけど、気持ちいい。
「あっ、はぁ! ああん!」
そして今度はアナル。穴にはまり込んで引っかかるのを、ぐいぐいと腰を揺らしてなんとか抜け出す。
「はぁっ、あっ」
いつの間にか、喘ぎすぎて口元からぼたぼたと唾液を垂らしていた。こんなだらしない姿を見せては怒られると思ってなんとかゆるんだ口を閉じようとするのだがうまくいかない。
「あっ、あう、あ……」
「ほら、さっさと前に進め」
「あう、はい……」
アンソニーに言われて、アイルは一生懸命股を縄にこすり付けながら前へ進もうとするが、なかなかうまくいかない。それというのも、だんだん縄の高さが上がってきて、アイルの足が届かなくなってきたからだった。つま先立ちでは十分に踏ん張ることができず、一生懸命前に動こうとしても、本人が思っているほどは前に進んではいなかった。
「おい、真剣にやれ」
「あっ、前に……、前に進めなくて……」
「また甘えたことを!」
バシィン!
「あふぅ! ご、ごめんなさい……! ひう……」
アンソニーに打たれて、アイルは足をガクガクさせて耐えた。必死に股を縄に擦りつけて、なんとか両足を地面にしっかりつけようと努力するのだがうまくいかない。
「何をもたもたしている。さっさと、前へ……進め!」
そう言いながら、アンソニーはアイルの背中をぐっと押し、無理やりアイルを前へと進ませた。
ゴリゴリィ!
「あひぃいいいい!」
ぐいっと押されて、アイルは前に進んだ。アイルの足はほとんど宙に浮いたようになり、体重のかかった縄はしなりながらさらに深く、強くアイルの股の間に食い込んだ。
「んあああ!」
睾丸にも会陰にもアナルにも、荒縄がぐいぐいと食い込んでアイルを責めさいなむ。
「はぁあん、あぅっ」
「アイル選手は、綱渡りでかなり苦戦していますねえ。まだ綱は三分の一ほど残っていますが、すでに自力で進めなくなっているようです」
「他の奴隷たちに比べて背が低いのが不利になっているようですね。足がつかないから上手く進めないし、股に全体重がかかってしまうから、荒縄もより深く食い込んでしまう。ちょっとかわいそうですが、これがルールですからね」
実況が同情的なことを言ってくれているが、もうアイルの耳には入っていなかった。
今度はアナルに結び目がぐぽぉっと入り込み、すぼまりの入口をぐいっと引っかけ、押しひろげながらまた出ていった。
「あ、ああぁあ! っはぁ」
アイルは息を整えるために一旦立ち止まった。最初の結び目を越えるだけでもう疲労困憊だ。でも、まだまだ結び目は無数にある。この先のことを思うとアイルは気が遠くなりそうだった。
「休んでいる暇はないぞ。さっさと進め!」
パァン!
「んうう!」
またアンソニーのパドルが振り下ろされて、アイルはまたずりずりと股を動かしはじめた。
「あっ、あうう、っんふぅ!」
すぐにまた次の結び目にたどり着く。アイルは今度は思い切って勢いよく睾丸を結び目に擦りつけながら進んだ。
「あああん! ひうう!」
今度は引っかからずに縄を越える事が出来た。でも痛い。痛いけど、気持ちいい。
「あっ、はぁ! ああん!」
そして今度はアナル。穴にはまり込んで引っかかるのを、ぐいぐいと腰を揺らしてなんとか抜け出す。
「はぁっ、あっ」
いつの間にか、喘ぎすぎて口元からぼたぼたと唾液を垂らしていた。こんなだらしない姿を見せては怒られると思ってなんとかゆるんだ口を閉じようとするのだがうまくいかない。
「あっ、あう、あ……」
「ほら、さっさと前に進め」
「あう、はい……」
アンソニーに言われて、アイルは一生懸命股を縄にこすり付けながら前へ進もうとするが、なかなかうまくいかない。それというのも、だんだん縄の高さが上がってきて、アイルの足が届かなくなってきたからだった。つま先立ちでは十分に踏ん張ることができず、一生懸命前に動こうとしても、本人が思っているほどは前に進んではいなかった。
「おい、真剣にやれ」
「あっ、前に……、前に進めなくて……」
「また甘えたことを!」
バシィン!
「あふぅ! ご、ごめんなさい……! ひう……」
アンソニーに打たれて、アイルは足をガクガクさせて耐えた。必死に股を縄に擦りつけて、なんとか両足を地面にしっかりつけようと努力するのだがうまくいかない。
「何をもたもたしている。さっさと、前へ……進め!」
そう言いながら、アンソニーはアイルの背中をぐっと押し、無理やりアイルを前へと進ませた。
ゴリゴリィ!
「あひぃいいいい!」
ぐいっと押されて、アイルは前に進んだ。アイルの足はほとんど宙に浮いたようになり、体重のかかった縄はしなりながらさらに深く、強くアイルの股の間に食い込んだ。
「んあああ!」
睾丸にも会陰にもアナルにも、荒縄がぐいぐいと食い込んでアイルを責めさいなむ。
「はぁあん、あぅっ」
「アイル選手は、綱渡りでかなり苦戦していますねえ。まだ綱は三分の一ほど残っていますが、すでに自力で進めなくなっているようです」
「他の奴隷たちに比べて背が低いのが不利になっているようですね。足がつかないから上手く進めないし、股に全体重がかかってしまうから、荒縄もより深く食い込んでしまう。ちょっとかわいそうですが、これがルールですからね」
実況が同情的なことを言ってくれているが、もうアイルの耳には入っていなかった。
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