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新しい学校生活 1
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朝、学校に着くと、翔太はまず理科準備室に行く。
「し、失礼します」
ノックして翔太は恐る恐る中へ入った。部屋の中には野嶋がいたが、翔太が入ってきても顔も上げずに机の上の書類をチェックしている。翔太は野嶋の前に立つと、おもむろに制服を脱ぎ、下着も脱いで、裸になった。
「し、身体検査、お願いします……」
翔太は震える声で、野嶋に声を掛けた。
「ん」
気のない返事をしながら野嶋は立ち上がり、翔太の全身を眺めた。瑞々しい肌は白くすべらかで、やや筋肉が突きはじめた身体は、少年期から青年期へ移る時代特有の、中性的であやうい魅力を放っていた。うっすらした下生えから覗くペニスは緊張から縮こまって、愛らしくぶら下がっていた。
「報告しろ」
美しい翔太の体を十分目で堪能してから、野嶋は言った。
「はい……。昨日の下校も、今日の登校時にも、痴漢には遭ってません」
あの日から、翔太は毎日、野嶋に痴漢被害の有無を報告させられている。翔太がそのエロい体で男を誘惑しないように、そしてもし誘惑してしまったときには罰を与えて更生させるためである。
「ふむ」
野嶋は相槌を打ちながら、翔太が脱いだパンツを手に取ると鼻にかざしてスンスンとにおいを嗅いだ。
「ちょっと匂うな。本当に痴漢されてないのか?」
翔太はカアッと顔を赤らめた。
「さ、されて、ません」
本当のことを言うと、今日の登校時、翔太は痴漢に遭ったのだった。お尻を揉まれ、乳首をこねられ、翔太はつい勃起してしまい、身もだえるうちにパンツには先走りがいっぱいついてしまった。その匂いがパンツにこもっているのだ。しかし痴漢に遭ったと言えば、キツイお仕置きが待っているから、翔太は本当のことを言うわけにはいかなかった。
「まあいい。後ろを向け」
一応納得したらしい野嶋は、そう言って翔太のパンツを置いた。
「……はい」
翔太はのろのろと野嶋に背を向け、机に手をついて尻を突き出した。野嶋のグリセリンをまとった指が、翔太の中に押し入ってくる。
「あ、うぅ……」
翔太は小さくうめきながら、その違和感をなんとかやり過ごそうとした。
「うん。ここはきれいに閉じてるな。援交はやってないみたいだ。偉いぞ翔太」
そう言って、野嶋は翔太の頭をよしよしと撫でた。
「は、はい、先生。あ、あう……」
翔太は甘えるように野嶋の手に頭を擦り付けた。毎日朝っぱらから裸になって全身くまなく検査されるという羞恥に耐えているのは、こうやって時々野嶋が褒めてくれるからだった。
「ご褒美に気持ちいいとこ、こすってやろうな」
「は、はい。ありがとうございます……」
礼を言って、翔太はハァ、と熱い息を吐いた。野嶋の指が二本に増え、ゆっくりと翔太の中を開いていく。
「あん、あっ」
野嶋は翔太のコリコリした前立腺を二本の指で挟んで、激しく擦りあげはじめた。
「んあぁん! ひゃっ! せんせっ! あ! 気持ちいい!」
翔太は腰をくねくね振りながら喘いだ。
「んひぅ、だ、だめぇ! イっちゃう! あう! イっちゃうのぉお!」
口ではダメと言いながら、後ろの穴は野島の指を逃すまいと、きゅうきゅうと締め付ける。しかし、野嶋の指は抵抗する内壁をごりごりと擦り上げながら、ズルリと翔太の中から出て行ってしまった。
「あ、あう、ううぅ……」
あともう一歩でイけるというところで放り出されて、翔太は小さくうなった。
「し、失礼します」
ノックして翔太は恐る恐る中へ入った。部屋の中には野嶋がいたが、翔太が入ってきても顔も上げずに机の上の書類をチェックしている。翔太は野嶋の前に立つと、おもむろに制服を脱ぎ、下着も脱いで、裸になった。
「し、身体検査、お願いします……」
翔太は震える声で、野嶋に声を掛けた。
「ん」
気のない返事をしながら野嶋は立ち上がり、翔太の全身を眺めた。瑞々しい肌は白くすべらかで、やや筋肉が突きはじめた身体は、少年期から青年期へ移る時代特有の、中性的であやうい魅力を放っていた。うっすらした下生えから覗くペニスは緊張から縮こまって、愛らしくぶら下がっていた。
「報告しろ」
美しい翔太の体を十分目で堪能してから、野嶋は言った。
「はい……。昨日の下校も、今日の登校時にも、痴漢には遭ってません」
あの日から、翔太は毎日、野嶋に痴漢被害の有無を報告させられている。翔太がそのエロい体で男を誘惑しないように、そしてもし誘惑してしまったときには罰を与えて更生させるためである。
「ふむ」
野嶋は相槌を打ちながら、翔太が脱いだパンツを手に取ると鼻にかざしてスンスンとにおいを嗅いだ。
「ちょっと匂うな。本当に痴漢されてないのか?」
翔太はカアッと顔を赤らめた。
「さ、されて、ません」
本当のことを言うと、今日の登校時、翔太は痴漢に遭ったのだった。お尻を揉まれ、乳首をこねられ、翔太はつい勃起してしまい、身もだえるうちにパンツには先走りがいっぱいついてしまった。その匂いがパンツにこもっているのだ。しかし痴漢に遭ったと言えば、キツイお仕置きが待っているから、翔太は本当のことを言うわけにはいかなかった。
「まあいい。後ろを向け」
一応納得したらしい野嶋は、そう言って翔太のパンツを置いた。
「……はい」
翔太はのろのろと野嶋に背を向け、机に手をついて尻を突き出した。野嶋のグリセリンをまとった指が、翔太の中に押し入ってくる。
「あ、うぅ……」
翔太は小さくうめきながら、その違和感をなんとかやり過ごそうとした。
「うん。ここはきれいに閉じてるな。援交はやってないみたいだ。偉いぞ翔太」
そう言って、野嶋は翔太の頭をよしよしと撫でた。
「は、はい、先生。あ、あう……」
翔太は甘えるように野嶋の手に頭を擦り付けた。毎日朝っぱらから裸になって全身くまなく検査されるという羞恥に耐えているのは、こうやって時々野嶋が褒めてくれるからだった。
「ご褒美に気持ちいいとこ、こすってやろうな」
「は、はい。ありがとうございます……」
礼を言って、翔太はハァ、と熱い息を吐いた。野嶋の指が二本に増え、ゆっくりと翔太の中を開いていく。
「あん、あっ」
野嶋は翔太のコリコリした前立腺を二本の指で挟んで、激しく擦りあげはじめた。
「んあぁん! ひゃっ! せんせっ! あ! 気持ちいい!」
翔太は腰をくねくね振りながら喘いだ。
「んひぅ、だ、だめぇ! イっちゃう! あう! イっちゃうのぉお!」
口ではダメと言いながら、後ろの穴は野島の指を逃すまいと、きゅうきゅうと締め付ける。しかし、野嶋の指は抵抗する内壁をごりごりと擦り上げながら、ズルリと翔太の中から出て行ってしまった。
「あ、あう、ううぅ……」
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