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痴漢 2

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 驚いて翔太が自分の下半身を見ると、前から伸びた手がファスナーを下げきったところだった。
「な、なに?」
 翔太はその手の持ち主の顔を見上げた。翔太の真ん前に立っていたその男は、スーツを着たごく普通のサラリーマンだった。そして、彼は翔太と目が合うとにこりと笑って、「さっきから苦しそうだったからね。手伝ってあげようと思って」と爽やかに言った。翔太はびっくりして、男の手をパンと叩き落した。
「な、なにするんですか! 痴漢行為ですよ!」
 翔太がそう叫ぶと、男は態度を豹変させた。
「なにするんですか、だと! お前が誘ってきたんだろう! おもむろにエロい漫画読みだしたかと思えば、あんあん喘ぎながら自慰まではじめて、俺に腰をこすり付けてきただろうが! 痴漢はお前なんだよ! 警察に突き出してやろうか!」
「あ……」
 エッチな漫画を読んでいるところから、全部見られていたのだ!
「ち、違うんです……。僕はただ……」
「何が違う!」
 そう言いながら、男は翔太のズボンに両手をかけ、思いっきり前を開いた。
「見ろ、パンツにシミができるほど先走りが出てるじゃないか。電車の中で俺に自慰行為見せつけて興奮してたんだろう!」
「ち、違う……違う! してません!」
 翔太はいやいやをするように、ゆるやかに首を振った。どうしよう。自慰行為をしていたことをなんとかごまかさなければと、翔太はパニックに陥っていた。
「ねえ、お二人とも」
 そこに、翔太の横に立っていた大学生くらいの男が割り込んできた。
「僕ね、このお兄さんが自慰をはじめたあたりからムービー取ってたんですよ。これってこのお兄さんが痴漢行為していた証拠になりませんかね」
 見るとその男はまだ携帯を手に持っていて、撮影を続けているようだった。翔太の顔からさっと血の気が引いた。自慰の証拠が残ってしまっている!
「それは決定的な証拠ですね。危うく痴漢野郎に痴漢の濡れ衣を着せられるところでした。ありがとうございます」
 サラリーマンは大学生風の男ににこやかに礼を言ったが、翔太のほうを向くとガラッと雰囲気が変わって、ドスのきいた声で言った。
「聞いたか、痴漢野郎。ちゃんと証拠も残ってんだよ」
 もう誤魔化せない。翔太は絶望した。
「……ご、ごめんなさい。公共の場で自慰したことは謝りますから……、お願いします、動画消してください」
 こんな動画が出回ってしまったら身の破滅だ。翔太は必死で男たちに頼んだ。
「馬鹿を言うな。人に痴漢の罪をなすりつけるような奴の犯罪の証拠、消せるわけがないだろう!……だが、そうだな。ちゃんと反省して、誠意を見せてくれたら、消してやってもいいぞ」
「せ、誠意? ど、どうしたら……」
「そりゃ、俺たちはあんたの痴態を見てすっかりやる気になったんだから、しっかり相手してもらわなきゃな」
 そう言って、サラリーマンの男は翔太の手を取って、男のペニスをズボンの上から触らせた。
「ひぃっ、いやぁ!」
 翔太は、はじめて触れる自分以外の男性のペニスにびっくりして手を離した。
「イヤじゃねえだろ! 誠意見せろって言ってんだよ。それともなんだ? この動画、ネットでばら撒かれたいのか?」
「やっ、やめてください……」
「だったらちゃんと反省して、俺たちのチンポに奉仕しろ」
 そう言って、サラリーマンの男は自分でズボンの前をくつろげ、勃ち上がったペニスを軽く扱いた。
「ほら。お前の手で扱け」
「うっ、うぅっ」
 翔太は従うしかなかった。恐る恐る男のペニスを握る。熱く太く、表面にはばきばきと血管が浮き出ていて、翔太のまだ皮も剥けていないペニスとは全く違った。
「す、すごい……」
 これが大人のおチンポ?
「君。こっちも頼むよ」
 動画を撮りながら、いつの間にか器用に片方の手で自分のズボンをくつろげていた大学生風の男が、翔太の片方の手を取って、自分のペニスを握らせた。
「あっ」
 こっちのペニスは、太さはさほどない。その代わりカリの部分がしっかりと張り出していて、しかもハンパではない固さだった。こんなので中をゴリゴリ削られたらたまらないだろう。
(すごい……。大人の男の人のおチンポって、こんなにたくましいんだ……。野嶋先生のはどんななんだろう……)
 野嶋のペニスもこんなのかもしれない、と思うと、翔太はだんだん興奮してきた。
(野嶋先生にこうやってむりやりおチンポを触らせられたりしたら……!)
「はっ、はぅ、ああんっ」
 細くて柔らかい指を男たちのペニスに絡ませて、シュコシュコと扱きながら、翔太は腰をくねらせていた。
「なんだ、チンポ扱きながら興奮してんのか?」
「さすが電車のなかで自慰するだけあって、とんだ淫乱だな」
「い、いやぁ! 違うのおぉ」
「何が違う。こんなに腰くねらせて、体中ビンビンに発情してんじゃないのか?」
 そう言って、男はいたずらに翔太の乳首をシャツの上からピンッとはじいた。
「んひぃい!」
 その瞬間、腰から頭にかけてぞわぞわとした快感が走り抜けて、翔太は大きな声であえいでしまった。
「ヤバいな、こいつ。電車の中だぞ、分かってんのか?」
「それがいいんでしょう。だって電車の中で自慰してたんだもんな? 見られたかったんだよなぁ」
「ち、ちがう、ちがううぅ!」
「違うわけないだろうが! こんな乳首をビンビンに立たせやがって! コリコリじゃねえか」
 男は翔太のシャツの裾から手を入れて、翔太の乳首をぎゅっと押し込んだ。
「んあぁ! あっひぃ! ああっ」
「感じすぎだろ。女みたいな声出しやがって」
男は翔太の乳首を引っ張って、キリキリと締め上げた。
「んひぃいいい! 痛っ……いだいいいぃぃ!」
「痛いって顔じゃねえだろ。媚び媚びのトロ顔じゃねーか」
「やぁ……、許して……」
「許して欲しかったら、誠意を込めてチンコしごけ!」
「んんぅ……、ふぅっ」
翔太は乳首に与えられる痛みと快感に体をがくがくと震わせながら、必死に二人のペニスをしごいた。
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