カイ~魔法の使えない王子~

愛野進

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4『理想のその先へ』

4 第一章第六話「永い夜の始まり」

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「ふん、私にはそぐわない空間だなっ」

何故だかどや顔でアグレシアが言い放つ。どこか苛々しているようで、落ち着きなく動く姿に逆にシーナが苛立っていた。

「ご主人、アイツぶっ倒すか?」

「全部終わったら好きなだけいいぞ」

ため息をつきながらカイは言った。

また厄介そうな味方が増えたな……。

口には出さず、隣に座るイデアに苦笑する。イデアも笑顔で返してきた。

ここはヴァリウスの作り出した異空間の中。相変わらずどういう原理なのか分からないが、ダークネスは独自の空間を作り出すことができる。それのお陰でフィールス王国の復興も進んでいるわけだが、今回はディゴス島へ着くまでの間はその異空間の中にカイ達は身を潜めていた。それでなくては、ヴァリウスの転移にこの人数で同行することは出来ない。半径一メートル以内に物質の存在があっては転移出来ないのだ。

ヴァリウスの作り出す異空間は真っ暗闇で、その中に存在するお互いの姿しか視認できない。どれだけ奥行きがあるかも分からず、足元を見つめれば底の見えない奈落があるようだ。

その様子が、どうやらアグレシアには納得がいかないらしい。

アグレシアはセラが言っていた天界側の助っ人だった。だが、本人は納得が言っていないようで。

「何故シェーンがセラ様のお付きで、私がこんな訳の分からない空間に押し込められているんだ……!」

暇さえあればそう愚痴っていた。

母さんも面倒な従者を連れているんだなと、あのカイが同情する程だった。とはいえ、それでもセラの指示には従順なところを考えると、悪い奴ではないのであろう。

「知らん悪魔族もいるし」

「なんだ、やるか?」

「野蛮、極めて野蛮!」

シーナとの関係も悪いようだ。

「それに何だそのネックレスは! 君はそういうキャラじゃないと見たが!」

「なっ、てめえ、殺してやるっ」

「出来るものならなっ!」

アグレシアとシーナが取っ組み合いのけんかを始めだした。

大丈夫か、この面子。

先程からアグレシアとシーナが騒がしくて、メリルも苛々しているのが分かる。メリルとしては愛する人の命がかかっている。この面子に不安を抱くのは至極当然と言ってもいいだろう。

他に面子がいなかったのかとも思うが、説明されたようにいつ悪魔族が攻めてくるかも分からない。グリゼンドの存在が完全に抑止力にもなっており、加えて空間を関係なく行き来するベグリフの存在も無視することは出来ない。

「あいつの相手を出来るのは俺だけだ」

ゼノはいつベグリフが何処に出てきてもいいように、付いてくることはなかった。一国の王という立場もそう簡単に動けるものではないのだろう。

とはいえ、ある意味では最適解なのだとも思う。少人数でのいわば隠密行動のようなものだ。カイとメリルならば、悪魔族と化したダリルの心にも声が届くかもしれない。イデアがいればカイの力は増加し、ヴァリウスとシーナ、アグレシア程の実力があれば何とか陽動も可能であろう。

最高の形で言えば、陽動をしなくたってダリルさえ連れ戻せればすぐ退散出来る。一分すらかからない作戦かもしれないのだ。

全ては相手の出方次第。

寝そべるカイの手を、イデアがギュッと握った。まるで祈りを込めるように強く優しく。

視線の先で彼女が言う。

「頑張ろうね」

「ああ、サクっと取って返ろう。な、メリル」

「っ、え、ええ」

どうやら険しい表情で何かを考えていたようで、不意打ちにメリルが少し狼狽えていた。彼女も不安で仕方がないのだろう。頭では考えていても、心に生まれる様々な感情は簡単に押し殺すことが出来ない。

イデアは、今度はそんな彼女の手を握った。

「大丈夫ですよ、メリル姉様。どんなに離れていても、想いは必ず負けません」

「イデア……ありがとう!」

勢いよくイデアをメリルが抱きしめる。今度はイデアが狼狽える番だった。

「お、お姉様……!」

「やー、本当にイデアは可愛いわね! 腹違いとは言え、家族にしてくれたお父様に感謝だわ!」

不安を拭うようにイデアを可愛がるメリル。話題はどこか触れにくいけれど、それでも良いのだと思う。暗い心じゃ、きっとダリルには届かない。

その点、カイはいくらか明るい心持ちだった。迷いもない。

やることはただ一つなのだから。

「……カイ」

すると、今度は空間の外からヴァリウスが声をかけてきた。顔は見えないけれど、その声はどこか暗くて。

おどけた調子でカイが返す。

「どうした、俺のおやつを食べたことの懺悔なら後で聞くけど」

「いや、うーんと、それは確かに僕だけど……」

「本当にお前なのかよ……」

「あ、これは、引っかかっちゃったなぁ」

苦笑するグリゼンドの声が聞こえる。普段ならこんな引っ掛けにもかからないのに。というか、引っ掛けにすらなってないと思うけれど。

ディゴス島へ着いた様子でもなく、カイは首を傾げた。

「どうした?」

言葉が暗闇に飲み込まれていく。中々言葉が返ってこないけれどカイは待った。

すると、ヴァリウスは言った。

「いやね、実は前から聞いてみたかったなぁと思ってたんだけどさ……」

「……何だよ、言えよ」

何だか歯切れが悪くて、カイが続きを促す。

こんなに口が動かないヴァリウスは初めてで。

だからこそ何も言わずに待つカイへ、やがてヴァリウスは告げた。

 

「もし君に魔力を返すことが出来るなら、君は返して欲しいかい」

 

夜空を転移で飛び回りながら、ヴァリウスは告げた。月明かりが彼を照らすけれど、言葉は何故だか一切照らされることもなく闇に吸い込まれてしまったようだ。

ヴァリウスはずっと思っていた。

今の僕を形成しているのはカイで、僕はその存在に甘えているだけ。僕は、まだ僕に慣れていない。

カイに、何も返せていない。

魔力ばっかり貰って、何も返せていないんだ。

それならいっそ、この魔力すらも返してしまえばいいのではないかとヴァリウスは思っていた。この魔力があれば、カイはもっと強くなれる。もっと色んなものを守れるようになるだろう。

元々彼の力だ。僕がその力を弱めているに過ぎない。

僕の存在自体が、カイの足枷なんじゃないか。

グリゼンドの登場で存在意義を問い始めたヴァリウスが、毎度ぶち当たる壁であった。

「いや、全く要らないけど」

だが、その壁を容易く壊すように彼は言う。いつも通りの口調で、悩んでいるこちらが馬鹿らしい程に。

「今更貰っても違和感しかないし。魔力の使い方が分からない俺が使ってもな、宝の持ち腐れだし」

「豚に真珠ね」

「メリル、少し黙ろうか」

イデアを可愛がって幾らか落ち着いたメリルがニッと笑う。その様子に多少安堵しながら、カイは息を吐いた。

「でも、そういう事だよ。きっと、ヴァリウスの方が上手く使いこなせる。今だってお陰で助かってるんだ」

ああ、カイは本当に変わらないんだね。

ヴァリウスは、体内に宿る魔力と同じ温もりをその言葉から感じていた。

「ヴァリウスにしか出来ないことがある。だから、俺の魔力も適合したんだ。もう、それはお前のもんだよ。むしろ返されたら困るからな」

真っ暗闇の空間に放たれていても、カイの言葉は真っすぐに彼へ届いていた。

「絶対に返すなよ」

「……まぁ、元々返す気なんてないけどね」

「何だと!? 返すなとは言ったがありがたみを感じねえ!! もっと感謝しろ!」

異空間の中でキーキーとカイが喚く。それを聞き流しながら、ヴァリウスは笑っていた。

その瞳をゆっくりと拭って。

感謝なら、してもしてきれないよ。

素直に言葉で表せないのは、カイから受け継いだものか。

それでも、感謝を伝えるために。

今は、前を向いた。

四列島というだけあって、ヴァリウスは今海上を転移して移動していた。大陸から四列島までは意外と距離があって、簡単に行き来できるようなものではない。

以前訪れた時の道程をなぞる様にヴァリウスは転移して。

「……っ!」

そして、以前と同様の視線を感じた。それは、鋭く冷たい眼差し。不思議と身体から冷や汗が噴き出す。

まだ、ディゴス島は地平線の先だっていうのに。

以前よりも遥かに離れた位置にいるヴァリウスを、その眼は鋭く捉えていた。

「……皆、そろそろだよ」

ヴァリウスの言葉に、異空間内のカイ達が動きを止める。

「どうやら、相手方はもう僕達の存在に気付いているようだね」

「ダリルは囮って話ですものね」

「これは、予定通り僕達が囮になって注意を引いている間に、カイ達が取り戻すしかないかなぁ」

「忘れ物を取りに行くような話にはならないってことだな」

「私としては早く帰ってセラ様に褒められるに越したことはないんだが!」

「私は一杯戦えそうで最高だね!」

ここでも二人は顔を合わせて喧嘩している。一周回って仲が良いのかもしれない。

「……絶対に、助けるんだから」

手を重ね、祈るようにメリルが告げる。

「ああ」

カイとイデアは頷いた。

ある程度近づいたところで、ディゴス島の全景が見えてくる。ディゴス島は海に囲まれた孤島で、森に囲まれた先に都市があり、中心に城がある。

その全てが悪魔族に占領されたわけだが、ヴァリウスが近づくと途端に城や都市のあちこちに灯りがともった。

間違いない、バレている。

そう判断して、ヴァリウスがカイ達へ叫ぶ。

「いいかい、ダリルは城の最上階にいるはずだよ! 城の真上で降ろすから一直線に向かって!」

「了解!」

言葉と共に、カイがイデアからセインを受け取る。そして左腕で彼女を抱き、首元にはメリルが腕を回してくっついていた。

「行くよ!」

言下、異空間の暗闇に真っ黒な大きな穴が生まれる。その先には夜空が映っていて、星空が眩しく光っていた。

「さて、任せたぞ三人共!」

その穴めがけてカイがイデア達を連れて飛び出す。真っ暗闇から一気に紺色の世界が目一杯に広がった。朝なら差に眼を閉じるところだが、それ程大差のない明るさだった。

真下には、ディゴス島の中心にそびえるグイ城。

その最上階が、ダリルのいる王宮殿だった。

背後でヴァリウス達の気配が消える。すぐに陽動へ回ってくれたのだろう。

なら、俺達のやることは一つ。

「メリル、しっかり捕まってろよ!」

「ええ!」

イデアを力強く抱いて、一気に空を蹴って急降下した。王宮殿の屋根に飛び込む。そして、激突寸前のところでセインを振り下ろした。

「おらっ!」

大理石で作られた天井を突き破って、瓦礫と共に王宮殿内に入る。随分派手に入ったが、ヴァリウス達が陽動に回ってくれているから問題ないだろう。

王宮殿の中には太い柱が天井を支えるように高く伸びていて、白と金色を基調に美しい装飾が施されていた。真夜中ではあるが、全てを照らすようにシャンデリアなどが設置されており、昼間のような全貌が見て取れる。全てが鏡の様にきれいに磨かれた大理石で出来ていて、更には天井にも何やら油絵のような立派な絵が描かれており、カイが突き破ったせいで全体像は分からない。今の一撃でシャンデリアも一つ床に散らばっていた。

イデアとメリルを降ろし、カイは前を見る。

その先でダリルは大きな翼を広げ、頬杖をついていた。

「っ、ダリル!」

姿を捉えるや否や、メリルが叫ぶ。だが、漆黒の中に眠る真っ赤な瞳は応えない。全く動揺したそぶりも見せず堂々とした様子で玉座に座っていた。さながらどこぞの魔王様だ。

翼と瞳以外、普段のダリルと変わらないのに。そこから発されるプレッシャーは人のそれではなかった。

それでも、メリルは叫び続ける。

「私だよ、メリルだよ! 分かるでしょ!」

悲痛ともとれる声音で、彼女は必死に言葉を届けた。

だが、ダリルは特に反応を見せない。それどころか、

「……わざわざ死にに来たか」

応答ではない言葉を紡いでいた。

メリルが表情を歪ませる。

信じていた。操られたと言っていても、自分の言葉でダリルは戻ってきてくれると信じていた。

私達の愛はそんなものじゃないって。絶対に届くって。

「お望み通り殺してやろう」

だが、声は決して届いていなかった。

玉座から立つこともなく、ダリルが指を鳴らす。すると、宮殿内を囲うように黒炎が立ち昇った。出入口は当然として、大理石の壁も天井すらも黒炎がたちまち包み込んでしまう。

一瞬で逃げることが出来なくなってしまった。宮殿内の温度が急上昇し、身体中から汗が吹き出し始める。シャンデリアは結合部がたちまち燃え尽き、その全てが床に落下した。明るかった宮殿内が瞬く間に暗くなり、唯一黒炎の放つ不気味な灯りだけが宮殿内を照らす。

本当に、殺す気なんだ……。

俯きそうになるけれど、まだ諦めるわけにはいかなくて。

「これを見ても分からないの!?」

メリルは胸の中からセインを取り出した。鋭く細い十字架のようで、錆と罅に包まれた長剣。

ダリルとの、愛の証。紆余曲折があって紡がれた想いの結晶。

それを大事に握りしめ、彼へ突き付ける。

一瞬、ダリルの真っ赤な瞳が見開かれたように見えた。けれど、それはメリルの願望だったのか、何の反応もなくダリルが立ち上がる。

「一番最初に死にたい奴は誰だ」

「っ、ダリルぅ……!」

メリルは膝から崩れ落ちた。口元を押さえても嗚咽が止まりそうにない。瞳からポタポタと涙が流れ、床に零れていく。黒炎の熱気ですぐにでも蒸発してしまいそうだ。

届かない。言葉は、想いは届かない。

「メリル姉様……」

イデアが寄り添う。イデアも思っていた。きっとメリルの想いはダリルへ伝わると。たとえ悪魔族になってしまっても、きっと心は届くんだって。

ダリルがダリルで無くなってしまったようで。その姿に心が痛む。

まるであの姿は以前の私が描いていた私のようだ。結局私はフィグルの代わりでしかなくて、いずれ私という存在は無くなってしまうのではないかと思っていた私の末路。

決意した心が揺れる。末路を目にして拭ったはずの恐怖が蘇ろうとする。

「違うよ、メリル」

そんな中、カイが一歩前に出て言った。セインを下段に構え、ダリルを真っすぐ見据えている。

「悲しむ必要なんてないじゃないか」

「カイ……」

「届く、届かないじゃない。アイツはこれまでもこれからもダリルなんだから。絶対、ずっと届いているよ。ダリルは、いなくなったりなんてしていない。ちゃんと、そこにいるじゃないか」

振り向いたカイは、不敵に笑っていた。

「アイツ、照れ屋さんだから。反応に困ってるんだろ。二十四歳にもなってしょうがないよな。仕方ない。負かしてやって、罰ゲームでメリルに大告白させてやろうぜ!」

そう言って、カイは更に前に出た。笑みも変わらず、ダリルと向き合っている。

「だから、いつもみたいに見ててくれよ。俺達の戦い」

「え?」

いつもが思い出せず、メリルが疑問を浮かべる。けれど、カイにはもう見えていた。

いつも通りの風景が、目の前に映っていた。

「いつも、闘技場の観客席で応援してくれてただろ? ま、メリルは毎回ダリルの応援だけどさ」

言われて思い出した。レイデンフォート城の地下にある第二闘技場で毎日のようにカイとダリルは稽古をしていた。二人共楽しそうに木刀を振るうもので、イデアもメリルも飽きずにいつも見ていたのだ。

足元から黒炎を燃え広がらせながら、ダリルは腰にさしてある長剣を抜くことなく佇んでいた。

「まずはお前か、人間」

「そーいやダリルとは十年来の付き合いだけど、一回も稽古で一本取ったことないんだよなぁ」

身体を伸ばしながらカイは言う。

まるで普段のダリルとの会話の様に。何も気にすることなく楽しそうで、これから本当に稽古が始まるのではないかと思う程に。

カイは、変わらず目の前の相手にダリルを見ていた。何も変わらない彼を見ていた。

ストレッチを終えて、カイがセインを構える。

「よし、今日こそ一本取ってやる!」

「消し炭となるがいい」

「今日のお前には余裕で勝てそうだ!」

普段通りにカイは言葉を紡ぐ。目の前の存在がダリルであると疑わず、揺ぎなく信じ、ただ真っすぐにダリルを見つめる。

メリルは気付かされていた。目の前のダリルがいつものダリルではないと決めつけて、最初から取り戻すことばかり考えていた自身が間違っていたのだと。

でも、それじゃ駄目だった。

カイは、まだ目の前の彼がダリルであることを諦めていない。

私だ。私がダリルを諦めていた。彼が洗脳されてしまったと、彼という意識は負けてしまってるのだと。負けてしまった彼の意識を、私が引き出せればいいのだと勝手に決めつけていた。

私の知っているダリルなら、まだ諦めない。たとえ操られて思うように動けなくても、きっとダリルはまだ抗うように心で戦っているはず。

目の前に立つダリルは、今まさに戦っているダリルそのものだ。

取り戻すんじゃない。ダリルは変わらず彼のままだ。

ギュッと手元にあるセインを握りしめる。

 

ダリルの炎はまだ燃え尽きていない。

 

誓ったでしょ。私の想いは、決して洗脳なんかに負けないって。

ダリルがまだ戦ってるなら、私だけ負けてられないじゃない。

「……ごめん、ありがとう。まだ誰も、何も負けてないわ!」

涙を拭って、メリルが立ち上がる。

そんな彼女へニッとカイが笑った。

「そんじゃ、始めますかっ!」

そして、思いっきり振りかぶってセインを薙ぐ。青白い光の奔流が勢いよくダリルへと襲い掛かった。

戦いの火蓋は、切って落とされた。

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