君の耳に届け〜魔法も剣も最低とバカにされている僕が実は最強である理由〜

魔法と魔物が存在する世界

僕は3歳になると受ける魔力のランク検査で、最低ランクのFと判定された。

要するに。この世界では6歳から学校に通うのだが、入学前には最低限覚えておいてください、という魔法しか使えない。

しかし、僕は決して弱くはない。

剣技が強いのかって?

いや、体力もクラスでは後ろから数えたほうが早いから、剣技でも最低レベルだ。

それでも、僕は、その気になれば、学校の実技大会で一番になることができる。どんなに強い魔物でも倒すことができる。

僕に負けた人達は、口を揃えて、同じことを言う。ラッキーだったなと。

しかし、そこそこで負けることにしている。この能力を知られるわけにはいかない。僕が言うのもなんだが、魔族の力と言われてもおかしくないからだ。

正真正銘、僕は人間・・・だと思っている。なぜ自信がないかって?あの不思議な夢のせいだ。


まぁ、世間的には最弱とバカにされながら、最強のチート能力を持っている。それが僕だ。
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