遊ばれる男

ぱるゆう

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後悔しないように 2

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レストランを出ると、シオリはまた白石にくっついた。

「もう部屋行くから」

「いや、少しでも近くにいたいの」

「しょうがないな」

エレベーターのボタンを押す。
「ねぇ、キスして」

「もうすぐ来るから」

「少しだけ」

白石は顔を近づけて、軽くキスをした。 
「もっと」

そうこうしてるうちにエレベーターが着いた。何人か降りてくる。

2人は乗り込んで、部屋のあるボタンを押す。他に誰も乗ってこない。

「ねぇ」

白石はシオリの腰を引き寄せて、舌を絡めた。シオリも応じる。

チ~ンと鳴って扉が開き、人が乗り込んでくる。それでも2人は止めなかった。

少し経って、またチ~ンと鳴って、2人は慌てて降りた。

部屋へと入る。
2人は立ったまま、舌を絡めた。

しばらくて、
「シャワー浴びよう」すぐにでもベッドに行きたかったが、綺麗な身体でシオリと愛し合いたかった。

「うん」
2人は服を脱ぎ、風呂場に入った。

2人は身体を洗い合い、シャワーで流すと、シオリは反り返った肉棒を掴んだ。

「ベッド行こう」と白石は言った。

「うん」シオリは手を離し、体を拭いた。

風呂場から出ると、白石はシオリをお姫様抱っこした。
「重いよぉ」

「重くても、シオリは大切な宝物だから」

「もぉ、バカ!」

ゆっくりと歩き、掛け布団を避けてから、シオリをべに寝かせた。

「本当に綺麗だよ、シオリ」

「恥ずかしいから、見ないで」と両手で身体を隠す。

白石はシオリの上に四つん這いになった。

「シオリ、ずっと愛してる」

「ジュンくん、私も愛してるよ」

白石は顔を近づけて、舌を絡める。それからシオリの全身を愛撫する。

シオリは声を上げ、ビクビクッと体を震わせている。

なんかスムーズにシオリの身体を触っている。記憶はなくても身体は覚えていたんだ、と白石は思った。

シオリの股間を愛撫し、シオリは1回目の絶頂を迎えた。

「次は私の番よ」と白石の身体を愛撫した。肉棒を触られていないのに、白石も身体をビクつかせた。

最後にシオリの口の中に射精した。
シオリは飲み込む。
「ふぅ、ご馳走様でした」

「もう!負けないからな」
白石はシオリを寝かせて、上になった。ゴムを付けようとした。

「いや。今日は、いや」

「ダメだ。付けないなら、できない」

「お願いだから」

「それなら、僕はできない!」強い口調になってしまった。

「分かったから、怒らないで」

「ごめん、大声出すつもりはなかったんだ」

「分かってる」

白石はゴムを付けた。
「シオリ、挿れるよ」

「うん、早く来て」

白石は腰を押し出した。
「はぁっ、シオリの中、やっぱり気持ちいい」

「あぁぁん、固いオチンチンが中を押し広げてくるよぉ」

白石は腰を動かした。
「堪んない、あぁ、気持ちいい」

「中がいっぱい擦られてるぅ」
シオリはシーツを掴む。

白石は眉間にシワを寄せる。
「変な顔ぉ。フフフッ」と白石のシワを触る。

「シオリだって、顔がだらしなくなってるぞ」白石は腰を早めた。

「あぁぁぁっ、ダメぇ」ビクッビクッと体を震わせた。

「あっ、そんなに締め付けないで」白石もビクッと体を震わせた。

「今、出たでしょ」

「そんなことない」白石は顔を近づけて舌を絡めた。

そして、シオリの腰を持ち上げて、自分の股間に引き寄せた。

「あっ!ダメ!奥に、奥にぃ」

「はぁぁ、凄い、出ちゃう」

「あっ!いくっ、いっちゃうぅぅ」

「出る!」

シオリは仰け反って、ビクンビクンと体を震わせた。

白石も射精しながら、ビクッビクッと震えた。

白石はシオリの体を下ろし抜いた。
「はぁはぁ、またいっぱい出た」
ゴムを縛る。

「ホントにいっぱい出た。フフフッ」

「休憩」

「え~、すぐがいい、と言いたいところだけど、急がなくてもいいもんね」

「うん、そうだね」白石はシオリの脇に寝転んで、腕枕をした。

シオリは白石の胸に頭をつけて、抱きついた。
「身体が休まらないよ」

「今までできなかったことを、いっぱいするの。こんなこと、前はできなかったから」

「したらすぐ帰ってたってこと?」

「そうだね」

「そっか。ごめんね」

「今はできてるから、いいよ」

白石は、シオリの髪を撫でた。
「こうしてたいな、ずっと」白石は我慢できずに言ってしまった。
シオリは何も答えない。涙が溢れてくるのを「今日だけは泣かない」と我慢した。

それからも何度も身体を求めあった。そして、2人ともいつの間にか眠りについた。


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