クラスイチ(推定)ブスだった私が、浮気しない真面目なイケメン彼氏と別れた理由

ぱるゆう

文字の大きさ
上 下
13 / 18

明かされる秘密

しおりを挟む
「ちっ、違いますよ。代わりなんかじゃないです。小百合さんとは、ちゃんと付き合いたいと思ってます」

「私と?一回りも違うのに?十年後、私は40超えてるのよ」

「えっ、何かまずいんですか?40超えてると?
 確かに僕は働きもしないで、親の脛をかじって野球をやらせてもらってるのは理解してます。ちゃんと働いてる小百合さんからしてみたら、頼りないと思われても仕方がありません、それでも小百合さんのこと、好きです」

「お姉さんを裏切ることになるわよ」

「さっきも言いましたけど、姉さんには無理矢理つきあってもらってるので、僕が何をしても気にしない、というより喜ぶと思います」

「本当にいいの?私で」

「はい、小百合さんじゃなきゃダメです』

その後の赤信号で、小百合さんはじっと僕の目を見た。
「まぁ、いいわ。減るもんでもないし。一回くらいなら」

「ホントてすか!嬉しい」

「お姉さん以外では、私が初めてってこと?」

「そうですけど」

「年上が好きなの?」

「そういうわけじゃないんですけど、結果的にそうなってるだけで」

「まぁ、いいわ。また連絡する」

「はい」


次の日、試合だった。久しぶりのグラウンド。やっぱりいい。

パッディング練習で僕の番が来ると、監督が脇に来た。

僕は小百合さんのことで頭がいっぱいだった。だから、小百合さんに恥をかかせるわけにはいかない。

僕は、ボール球は始動しながら見逃し、ストライクに来たボールは、全てライナーで打ち返した。

監督を見ると、頷いていた。
ということで、一番での起用となった。

初回、いきなり甘く来たストレートを難なくセンター前へと鋭い打球を放った。

次の打席は、昔は苦手だったインコース高めの球をセカンドの頭を超えて、ライトへ運んだ。

3打席目は、ツーアウト3塁のチャンスで、敬遠された。

4打席目はツーアウト一二塁で、左投手のアウトコースへのスライダーを流して、サードの頭を超えるツーベースとした。打点1。

5打席目は、ランナーがいない中で、インコースへの落ちないフォークをライトスタンドへ運んだ。打点1。

5打席4安打1四死球2打点1本塁打の復帰戦となった。

小百合さん、やったよ!と僕は心の中で叫んだ。

当然試合は大勝した。

みんなからは、休みの間、何をしていたんだと不思議がられた。自主練となった前は大スランプだったのだから、無理もない。

野球ゲームで目を養ったと答えた。
僕らしい小学生レベルだ、と呆れられた。

本当はバッティングセンターで打ち込んだ、と最もらしいことを言った。あながち嘘ではない。もちろん美人コーチのことは秘密だ。

着替え終わったら、監督に呼び出された。何をやったんだと聞かれた。すると、ドアから小百合さんが入ってきた。

「企業秘密よ。悟おじさん」

「来てたのか」

「いちおう気になるからね。企業秘密だけど、うまくいった理由を一つだけなら、教えてあげる」

「勿体ぶるな。教えてくれ」

「理由は簡単なことよ。女の私を見下さず、素直に指導に従ってくれたこと」

「えっ、何で、見下すんですか?小百合さん、すごい人なのに」

「ですって監督」

「耳が痛いな。男はダメな生き物だ。女性はたくさん優れている点があるのに。自分が必ず勝てる土俵に女を上げて、痛めつけて喜ぶ。本当に最低だな」

「悟おじさんのそういうところ好きよ。亜希子おばさんがいいのかしら?」

「そういうことにしといてくれよ。学生の前で恥ずかしい」

「えっ?僕に分かるように言って」

「男は、女のプロボクサーにクイズで勝って、俺より弱いって言うってことよ」

「えっ、分かんない」

「もういい。また今度聞く。帰っていいぞ」

僕は一礼してから出た。
小百合さんも出てきた。
「小百合さん、見ててくれたんですね」

「仕事だからね、成果を確認しないと」

「ちゃんとできてましたか?」

「あと。もう一本くらいはスタンド行けたでしょ?」

「久しぶりだから、確実性を重視しました」

「それもしょうがないか」

「仕事は終わりですか?」

「そうね」

「どこかで話しませんか?」

「何話すのよ」

「小百合さんのことなら、なんでもいいです」

「知ってどうするの?』

「もっと小百合さんのこと好きになりたい』

「こんなおばさんの・・・」

「キスして口塞ぎますよ。小百合さんはおばさんじゃありません」

「塞いでみれば?」

僕は小百合の腰を引き寄せて、唇を重ねた。いきなり舌を入れていいのか分からなくて悩んでいたら。小百合さんから舌を入れてきた。僕も出して、絡めあった。

口を離すと、小百合さんは、僕の胸あたりを掴んだ。

「ダメですよ。そんなこと言っちゃ。ずっと我慢してたんですから」

すると、ドアが開いた。慌てて離れる。

「なんだ、まだいたのか?」

「ぼっ、僕の打席の感想を聞いてたんです」

「そうか。ここも閉められるぞ。早く出ろ」監督は去っていった。

姿が見えなくなると、再び舌を絡めあった。

「キス、うまいのね」

「そうなんですか?姉さん以外としたことないから、分かんないです」

「えっ、2人目ってこと?」

「そうです」

「モテそうなのに」

「僕、断るの苦手なんで、女の子と2人にならないようにしたり。どこかに呼び出されても、誰かについてきてもらったり、代わりに行ってもらったり」

「うわっ、女の子、かわいそう」

「そうなんです。僕は最低なんてす」

「それだけお姉さんのこと、好きだったの?」

「はい、小百合さんに会うまで、姉さん以外、考えられなかった」

「うわっ、気が重い」

「大丈夫です。もし小百合さんが他の誰かと幸せになるなら、僕は素直に身を引きます。約束します」

小百合は、他の誰かと幸せになれなったら?という言葉は飲み込んだ。この子もすぐに気が済むだろう。そんな分からない未来で縛る必要もない。それまでは私も楽しませてもらうわ。

「小百合さん、いいんですか?」

「約束したからね」

「それじゃ嫌です。僕のこと受け入れてくれますか?仕事もプライベートも邪魔しません。それで、いつの日か、僕と・・・」

「先のことは分からないから、考えないわ。今はあなたとしたいからする。それでいいでしょ?そうじゃないなら、長くは続かないわ」

僕は悩んだが、考えてもしょうがない。
「始動してから、合わせるですね?」

「よく分かってるじゃない」



僕達は車でラブホテルに来た。
「ごめんね。スカウトも生活が大変なのよ」

「全然、僕は小百合さんさえいてくれれば嬉しいです。僕こそすいません。本当は男の方が出さないとならないのに」

「お給料もらうようになるまで、続いてたら、それからでいいわよ」

「じゃあ、続くよう頑張ります」


部屋に入った。
「一緒に入る?」

「いいんですか?嬉しい」

僕は服を脱いだ。隣でまだ小百合さんは服を脱いでいる。僕はじっと見た。

小百合さんは視線を感じたらしく、
「ちょっと見ないでよ」

「だって、小百合さんの裸、早く見たいんだもん」

小百合さんは、固くなった僕の股間を見た。

「もう、そんなになってるの?」

「小百合さんこそ、恥ずかしいから見ないで」と僕は両手で隠した。

「隠せてないわよ、もう。先に行っててよ」

「分かりました」僕は先に風呂場に入って、シャワーを出した。気持ちいい。

球場では、急に監督に呼ばれたので、ゆっくりと浴びられなかった。

すると、背中からドアの開く音がした。いよいよだ。
振り返ると、小百合さんが近づいてきた。

「凄い」と僕は呟いた。

「怪獣みたいに言わないで」

「とっても素敵です」

「イヤだわ。太っちゃって」

「前を知らないから何とも言えないですけど、僕は今の小百合さんが大好きです」

「楓くんは、オッパイがあればいいんでしょ」

「そっ、そんなことないです。小百合さんに付いてるから、いいんですよ。誰でも大きければいいってわけじゃないです」

「はいはい」

「触ってもいいですか?」

「好きにして」

僕は、いきなり乳首はダメだと思い、脇から触ることにした。

「凄い!吸い付くようだ。腰もまだ筋肉あるじゃないですか!なんて素敵な体をしてるんだ!」

「フフフッ、喜んでくれたなら、嬉しいわ。そんなに固くしてくれて。触ってもいい?」

「もちろんです」

小百合さんは握ると、手を動かした。
「小百合さんの手、気持ちいい」

「そう?」小百合さんは、膝立ちになり、咥えた。
「あっ、凄い!気持ちいい」

「若いから、凄いわ」

 「あぁ、小百合さん、嬉しい」

まだ大きくなってる。凄いドクドクしてるし、とても熱い。

小百合さんは、頭を動かした。
「あっ!そんなにされたら、我慢できない」

小百合さんの頭は止まらない。
「あぁ!出ちゃう。出ます!

小百合さんの口の中に勢いよく発射された、小百合さんは、慌てもせずに、受け止めている。
最後に何度か頭を動かしてから、口を離して、精子を吐き出した。

「凄い量ね」

「気持ち良かったです。早くベッドに」

「慌てないで。時間はあるんだから」ゆっくりと小百合さんの手が僕の体を洗った。
僕も小百合さんの体を洗った。小百合さんの股間を触ると、小百合さんは体をよじり、僕の腕を掴んだ。

「この続きはベッドで」





僕達はベッドに行って横になった。

「小百合さん、大好きです」

「うん」

僕は顔を近づけ、舌を絡めた。

そして、首元から愛撫した。ガッツかないように、意識してゆっくりと胸を揉み、乳首を転がした。

全身を愛撫した後、足を広げて、顔を埋ずめた。既に液が溢れていた。僕で気持ちよくなってくれてる。姉ちゃんほど反応がなかったので、ホッとした。
 
敏感な部分を舐めると、小百合さんは
「あぁぁん」と声を出して、体をよじった。
指を入れて、中を擦る。体が仰け反った。僕は夢中になって愛撫を続けた。

「早く挿れて」その声に我に返り、体を上げて、また舌を絡めた。

「小百合さん、嬉しいです。絶対に幸せにします」

「分かったから、早く」

僕はゴムを付けて、腰を追し出した。濡れているので、すんなりと入った。

「はぁぁん、中がいっぱいになってる」凄い締付けが襲ってきた。

「あぁ、凄い、小百合さん、気持ちいい」

僕は腰を夢中て振った。
「あぁぁん、いきなり激しいよぉ」

「気持ち良すぎて、止まらない」

僕は顔を近づけて舌を絡めた。そのまま背中に手を回し、抱きしめた。

「はぁん、また奥に」小百合さんは仰け反った。

僕は小百合さんの腰を掴んで、引き寄せた。

「あぁぁ、いっちゃう、いくゔ!」

「小百合さん、出る」

小百合さんは、ビクンビクンと体を震わせ、僕は射精した。

僕はまた舌を絡めた。

「小百合さん、素敵すぎて、また好きになりました」

「そう?いっぱい出た?」
僕は抜いて、白い液が溜まったゴムを見せた。

「2回目なのに、こんなに。やっぱり若いわね」

「小百合さん、やっぱり運動やってたから、凄いですね」

「そう?」

「もう小百合さんから離れられなくなりそう」

「大袈裟ね」

「そんなことないです。本当はすぐにでもまたしたいんですけど、無理させちゃうと悪いので」

「少し休ませて」

「はい」

「今更なんですけど、聞いてもいいですか?本当はもっと前に聞かなくちゃいけなかったんですけど」

「何?」

「彼氏とか旦那さんとかいないですよね?」

「フフフッ、本当に今更ね。大丈夫、いないわよ」

「良かった。これで安心してアタックできます」

「何度も言うけど、本気なの?」

「何度聞かれても、本気です」

「とてもじゃないけど、私はそんな気になれないわ」

「すぐにじゃなくても、いいです。最後には僕のそばにいてくれれば」

「まぁ、暇なら相手してあげるわ」

「はい、よろしくお願いします。それで、そろそろ、いいですか?」

「次で最後よ。あなたじゃ、それ以上は無理」

「はい」

「次は、私がしてあげる」

小百合さんは、僕の上に跨がって、腰を下ろした。

そして、僕たちは絶頂を迎えた。

「はぁ、もう無理よ」

「分かってます。帰る前に聞いてもいいですか?」

「まだ何か聞きたいの?」

「弟さんのことなんですけど」

「あぁ、うん。いいわよ」

「姉さんのことは、本気なんですか?」

「本人に確認はしてないけど、本気だと思うわよ。社会人になってから、あの子、彼女作らなかったし」

「えっ!そうなんですか!モテそうなのに」

「私も彼女ができたって聞いて、ビックリしたわ。大丈夫なのかなって」

「えっ?大丈夫って、どういうことですか?」僕は、嫌な予感がした。

「う~ん、話していいのかな」

「お願いです」僕は小百合さんの目を見つめた。

「花音ちゃんには秘密よ」

僕は頷いた。

「実はね」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

一夜の男

詩織
恋愛
ドラマとかの出来事かと思ってた。 まさか自分にもこんなことが起きるとは... そして相手の顔を見ることなく逃げたので、知ってる人かも全く知らない人かもわからない。

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...