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彼女として
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店を出て、しばらくは黙って歩いた。思ったよりも真田さんは酔っていなかったらしい。普通に歩いていた。
「山上さん、もう少し付き合ってくれない?」
「いいけど、お腹は一杯ですよ」
「大丈夫、飲み食いじゃないから」
私はホテルを想像した。でも、嫌な感じはしなかった。違う。私は行きたかった。
少し電車に乗り、駅から少し歩いた。
段々と辺りが暗くなっていく。
「ここだよ。ベタだけど、僕の好きな場所」
私は真田さんの隣に行った。すると、眼下に夜景が広がった。
「うわぁ、近くにこんなところがあったんだ」
「学生の時に見つけて、何かあると来るんだ」
「素敵」
真田さんが後ろから、私の腰に手を回して、前で組んだ。
「嬉しかったよ。山上さんがOKしてくれて」
「誰もが狙ってる真田さんよ。断らないわ」
「本当にそんな理由なの?」
「私、あんまり男の人を好きになったことないから、よく分からないの。でも、真田さんなら騙されてもいいかなって」私は正直に言った。
「騙してなんかない。僕は・・・」真田さんの慌てた様子が伝わってくる。
「分かってる。これは私の問題。全てを信じるには時間がかかるの。でも勘違いしないで、真田さんとは一緒にいたいと思ってる」私は、真田さんの手に自分の手を重ねた。
「うん。僕も頑張るよ。信じてもらえるように」真田さんは、ギュッと腕に力を入れた。
「真田さんは真田さんらしくしてて」
「あれ?さっき僕が言ったこと」
「無理してる真田さんじゃなくて、いつもの真田さんが見たいな。酔払って目が座ってるところとか、髪の毛がボサボサなところとか、何でも知りたい」
「僕も山上さんのこと知りたい」
「うん。それでも私で良ければ結婚してください」
「うん、そうしよう」
しばらく沈黙が流れた。
「ねぇ、山上さん」
「いいよ」
「何でわかったの?」
「私もしたいから」
真田さんは、私をゆっくりと振り向かせた。
「山上さん、いや、花音。大好きだよ」
「私も」私は目を閉じた。
真田さんの唇が私の唇に付いた。
そして、私の唇の間から、真田さんの舌が入ってきた。ビックリして、ビクッと体が震えたが、私も真似をして舌を出した。
自分の体が熱くなってくるのが分かった。
あぁ、これがキスなんだ。ずっとしていたくなる。
私は立っていられなくなり、真田さんの上着にしがみついた。
そして、口が離れ、私は真田さんの胸に顔をつけた。真田さんの心臓が凄い勢いで鼓動していた。
「もしかして初めてだった?」
「うん。こんな歳なのに」
「嬉しいよ。花音の初めてが僕で」
「私も真司が初めてで嬉しい」
「あっ、名前」
「恥ずかしいから言わないで」
真田さんの手が背中で、交差した。
「花音、こんなことばっかりと思うかもしれないけど、帰したくない」
「いいけど、初めてじゃないよ」
「えっ、どういうこと?」
「大学生の頃に、酔い潰れているときに、された」
「あぁ、そうなんだ」
「嫌いになった?」私は顔を上げて、真田さんの目を見た。
「そんなことあるわけないじゃないか。花音の未来が僕のものになるんだから、過去なんて気にしないよ」真田さんは見つめ返してきた。
「ありがとう。お願い、真司。いい思い出にさせて」
「僕が初めてってことにしよう」
「うん、お願い」
そして、また電車に乗った。駅で降りると、途中でドラッグストアに入った。
「ちゃんと考えようね」とコンドームとティシャツ、下着、靴下を真田さんは買っていた。
私も下着を買った。さすがに買わせるわけにはいかない。
そして、ちゃんとしたホテルに着いた。
「高そうだよ。別に気にしないから」
「今日だけだよ。花音こそ気にしないで」
「ありがとう。真司」
僕達は部屋に入った。
「先にシャワー浴びるよ」と真田さんは上着とワイシャツ、ズボンを脱いで中に入った。
私は買ってきた水を飲んだ。
「勢いで来ちゃったけど、何をしたらいいのかしら?」
惨めになるから、動画とかそういうモノは見ないようにしていた。別にしないなら、それでも良かった。性欲は少ない方だと思う。
しばらくして、腰にタオルを巻いた真田さんが出てきた。反射的に目を逸らせた。
「私も入ってくる」私は上着を脱いで、浴室の中に入った。
服を脱いでいく。これを着るのは、多分、明日なのだろう。私の裸を見たら幻滅しないかな?そんな心配が頭の中を満たしていく。
少しでも綺麗と思われたい私は、体を洗いながら、脇をチェックした。
朝、もしかしたらと思って手入れはしてきたが。その時、下の毛も気になった。他の人のは、たまに行く銭湯で何気なく目に入るが、剃ったのか、全くない人がいる。そのままなのも心配なので、少し切って整えてきた。
本当にこれでいいのか?心配ばかり募って、外に出れない。やっぱり帰ると言われないだろうか。
すると、ドアが開いた。
「きゃっ」私は小さく悲鳴を上げて、胸を隠した。
「ごめん!あんまり遅いから、寝てるかと思って」
「今、出るから」
「分かった。ベッドで待ってる」
ドアが閉められた。私は急いで体を拭き、バスタオルを体に巻いた。
そして、ふぅ~と息を吐いて、ドアを開け、外に出た。
真田さんはベッドに仰向けになっていた。
私は背を向けて横になった。
真田さんはベッドを下りて、部屋の電気を消した。
ベッドの脇の電気スタンドだけが光を放っていた。
そして、背中の方でベッドが沈み込んだ。胸の前できつく組んだ手に真田さんの手が重なった。
「大丈夫。僕も緊張してるから。僕の体を見て、花音に嫌われないか?花音のこと満足させてあげられるのか?不安だらけだよ。
でも、今日で終わりじゃない。これが始まりなんだ。2人で一緒に作ろう。僕達の愛の形を」
「何をしたらいいのか分からないの」
「うん。今日は僕に任せて。こっちを向いて」
私は体を仰向けにした。真田さんは優しく頭を撫でた。
「少しずつでいいから、力を抜いていって。急がないでいいよ。まだ夜は長いし、明日もあるから」
私は、またふぅ~と息を吐いた。そしてゆっくりと手を離した。
「もう大丈夫?」
私は頷いた。
真田さんは顔を近づけてきた。唇を重ね、舌を絡めた。
そして、耳元に顔を移して、とっても綺麗だよ、と囁いてきた。
私の体はビクンと反応した。
それから首、鎖骨と舌で舐めてきた。そして、タオルを外した。
私の胸が露わになった。
真田さんは下の方から胸を揉んだ。そしてツンと立った乳首を舌で舐めた。
「はぁぁん」私は我慢できずに声を出した。
それからも優しく全身を愛撫された。
既に体が熱くてたまらなかった。股間から液が溢れてきているのが分かって、恥ずかしかった。
そして、真田さんは、また舌を絡めてきた。
「花音、挿れるよ」
私は頷いた。
真田さんは私の目を見つめながら、ゆっくりと私の中に入ってきた。
「はぁぁん」私はシーツを掴みながら、体を捩らせた。私の中に真田さんのが入ってきてる。
「全部入ったよ。ずっと花音と一つになりたいと思ってた。嬉しい」
「私も真司と繋がれて嬉しい」
「花音、動くよ」
私の中で動くものに刺激されて、声を出さずにはいられなかった。
大きな声を上げて、乱れていく自分が恥ずかしかった。でも、止められない。
「気持ちいいよ、気持ちいいよ」そう繰り返した。
「花音、僕も気持ちいい。ずっと中にいたい」と真田さんは言った。
真田さんも気持ちよくなってる。私の体で気持ちよくなってる。そう考えると、体の奥から喜びと快感が込み上げてきた。
そして、段々と何も考えられなくなり、頭の中が快感で満たされていく。
「あぁぁ、頭がおかしくなりそう」
「花音、それがいくってことだよ。僕もいきそうだ」
「はぁぁん、ダメぇ、いく、いっちゃうぅぅ」私は一段と大きな声を上げて、背中を反らせた。そして、ビクビクっと体を震わせた。
「花音、出る」
真田さんが私の腰を掴み、自分の股間を私の股間に押し付けた。
何回か真田さんも体を震わせた。
あぁ、真田さんが私でいってる。最後まで、私は男の人を気持ちよくすることができた、それが嬉しかった。少し自信が持てた。
真田さんは体を倒してきて。舌を絡めた。
「花音、僕達、思ったよりも体の相性いいかも」
「うん。初めてなのにね」
「良かった。花音を満足させられて」
「うん、気持ちよかったよ。真司も満足できた?」
「ううん」と真田さんは顔を振った。
「えっ、できなかった?」私は心配になった。
「もう一回したい」真田さんはいたずらっぽく笑った。
「ちょっと休ませて。声出しすぎて、喉がカラカラ』
「ちょっと待ってて」真田さんは私の中から抜いて、ゴムを外した。
「こんなに出たよ。気持ちよかったから」真田さんはゴムの口をしばった。
私が手を伸ばすと白いものが溜まったゴムを渡した。
そして、飲み物を持って戻って来た。
私は体を起こして、水を飲んだ。
「これが精子?」
「そうだよ。結婚したら、これを花音の中に入れて、赤ちゃん作ろう」
「これで赤ちゃん」
「フフフッ、楽しみだな。あっ、また僕、先走ってる?」
私の目から涙が溢れた。
「大丈夫?痛くなってきた?」
「ううん。赤ちゃんなんて全然考えたことなかったから。私にもできるのかな?」
「うん、きっとできるよ。僕達の赤ちゃん」
そして、もう一度、私達は体を重ねて、いった。
「山上さん、もう少し付き合ってくれない?」
「いいけど、お腹は一杯ですよ」
「大丈夫、飲み食いじゃないから」
私はホテルを想像した。でも、嫌な感じはしなかった。違う。私は行きたかった。
少し電車に乗り、駅から少し歩いた。
段々と辺りが暗くなっていく。
「ここだよ。ベタだけど、僕の好きな場所」
私は真田さんの隣に行った。すると、眼下に夜景が広がった。
「うわぁ、近くにこんなところがあったんだ」
「学生の時に見つけて、何かあると来るんだ」
「素敵」
真田さんが後ろから、私の腰に手を回して、前で組んだ。
「嬉しかったよ。山上さんがOKしてくれて」
「誰もが狙ってる真田さんよ。断らないわ」
「本当にそんな理由なの?」
「私、あんまり男の人を好きになったことないから、よく分からないの。でも、真田さんなら騙されてもいいかなって」私は正直に言った。
「騙してなんかない。僕は・・・」真田さんの慌てた様子が伝わってくる。
「分かってる。これは私の問題。全てを信じるには時間がかかるの。でも勘違いしないで、真田さんとは一緒にいたいと思ってる」私は、真田さんの手に自分の手を重ねた。
「うん。僕も頑張るよ。信じてもらえるように」真田さんは、ギュッと腕に力を入れた。
「真田さんは真田さんらしくしてて」
「あれ?さっき僕が言ったこと」
「無理してる真田さんじゃなくて、いつもの真田さんが見たいな。酔払って目が座ってるところとか、髪の毛がボサボサなところとか、何でも知りたい」
「僕も山上さんのこと知りたい」
「うん。それでも私で良ければ結婚してください」
「うん、そうしよう」
しばらく沈黙が流れた。
「ねぇ、山上さん」
「いいよ」
「何でわかったの?」
「私もしたいから」
真田さんは、私をゆっくりと振り向かせた。
「山上さん、いや、花音。大好きだよ」
「私も」私は目を閉じた。
真田さんの唇が私の唇に付いた。
そして、私の唇の間から、真田さんの舌が入ってきた。ビックリして、ビクッと体が震えたが、私も真似をして舌を出した。
自分の体が熱くなってくるのが分かった。
あぁ、これがキスなんだ。ずっとしていたくなる。
私は立っていられなくなり、真田さんの上着にしがみついた。
そして、口が離れ、私は真田さんの胸に顔をつけた。真田さんの心臓が凄い勢いで鼓動していた。
「もしかして初めてだった?」
「うん。こんな歳なのに」
「嬉しいよ。花音の初めてが僕で」
「私も真司が初めてで嬉しい」
「あっ、名前」
「恥ずかしいから言わないで」
真田さんの手が背中で、交差した。
「花音、こんなことばっかりと思うかもしれないけど、帰したくない」
「いいけど、初めてじゃないよ」
「えっ、どういうこと?」
「大学生の頃に、酔い潰れているときに、された」
「あぁ、そうなんだ」
「嫌いになった?」私は顔を上げて、真田さんの目を見た。
「そんなことあるわけないじゃないか。花音の未来が僕のものになるんだから、過去なんて気にしないよ」真田さんは見つめ返してきた。
「ありがとう。お願い、真司。いい思い出にさせて」
「僕が初めてってことにしよう」
「うん、お願い」
そして、また電車に乗った。駅で降りると、途中でドラッグストアに入った。
「ちゃんと考えようね」とコンドームとティシャツ、下着、靴下を真田さんは買っていた。
私も下着を買った。さすがに買わせるわけにはいかない。
そして、ちゃんとしたホテルに着いた。
「高そうだよ。別に気にしないから」
「今日だけだよ。花音こそ気にしないで」
「ありがとう。真司」
僕達は部屋に入った。
「先にシャワー浴びるよ」と真田さんは上着とワイシャツ、ズボンを脱いで中に入った。
私は買ってきた水を飲んだ。
「勢いで来ちゃったけど、何をしたらいいのかしら?」
惨めになるから、動画とかそういうモノは見ないようにしていた。別にしないなら、それでも良かった。性欲は少ない方だと思う。
しばらくして、腰にタオルを巻いた真田さんが出てきた。反射的に目を逸らせた。
「私も入ってくる」私は上着を脱いで、浴室の中に入った。
服を脱いでいく。これを着るのは、多分、明日なのだろう。私の裸を見たら幻滅しないかな?そんな心配が頭の中を満たしていく。
少しでも綺麗と思われたい私は、体を洗いながら、脇をチェックした。
朝、もしかしたらと思って手入れはしてきたが。その時、下の毛も気になった。他の人のは、たまに行く銭湯で何気なく目に入るが、剃ったのか、全くない人がいる。そのままなのも心配なので、少し切って整えてきた。
本当にこれでいいのか?心配ばかり募って、外に出れない。やっぱり帰ると言われないだろうか。
すると、ドアが開いた。
「きゃっ」私は小さく悲鳴を上げて、胸を隠した。
「ごめん!あんまり遅いから、寝てるかと思って」
「今、出るから」
「分かった。ベッドで待ってる」
ドアが閉められた。私は急いで体を拭き、バスタオルを体に巻いた。
そして、ふぅ~と息を吐いて、ドアを開け、外に出た。
真田さんはベッドに仰向けになっていた。
私は背を向けて横になった。
真田さんはベッドを下りて、部屋の電気を消した。
ベッドの脇の電気スタンドだけが光を放っていた。
そして、背中の方でベッドが沈み込んだ。胸の前できつく組んだ手に真田さんの手が重なった。
「大丈夫。僕も緊張してるから。僕の体を見て、花音に嫌われないか?花音のこと満足させてあげられるのか?不安だらけだよ。
でも、今日で終わりじゃない。これが始まりなんだ。2人で一緒に作ろう。僕達の愛の形を」
「何をしたらいいのか分からないの」
「うん。今日は僕に任せて。こっちを向いて」
私は体を仰向けにした。真田さんは優しく頭を撫でた。
「少しずつでいいから、力を抜いていって。急がないでいいよ。まだ夜は長いし、明日もあるから」
私は、またふぅ~と息を吐いた。そしてゆっくりと手を離した。
「もう大丈夫?」
私は頷いた。
真田さんは顔を近づけてきた。唇を重ね、舌を絡めた。
そして、耳元に顔を移して、とっても綺麗だよ、と囁いてきた。
私の体はビクンと反応した。
それから首、鎖骨と舌で舐めてきた。そして、タオルを外した。
私の胸が露わになった。
真田さんは下の方から胸を揉んだ。そしてツンと立った乳首を舌で舐めた。
「はぁぁん」私は我慢できずに声を出した。
それからも優しく全身を愛撫された。
既に体が熱くてたまらなかった。股間から液が溢れてきているのが分かって、恥ずかしかった。
そして、真田さんは、また舌を絡めてきた。
「花音、挿れるよ」
私は頷いた。
真田さんは私の目を見つめながら、ゆっくりと私の中に入ってきた。
「はぁぁん」私はシーツを掴みながら、体を捩らせた。私の中に真田さんのが入ってきてる。
「全部入ったよ。ずっと花音と一つになりたいと思ってた。嬉しい」
「私も真司と繋がれて嬉しい」
「花音、動くよ」
私の中で動くものに刺激されて、声を出さずにはいられなかった。
大きな声を上げて、乱れていく自分が恥ずかしかった。でも、止められない。
「気持ちいいよ、気持ちいいよ」そう繰り返した。
「花音、僕も気持ちいい。ずっと中にいたい」と真田さんは言った。
真田さんも気持ちよくなってる。私の体で気持ちよくなってる。そう考えると、体の奥から喜びと快感が込み上げてきた。
そして、段々と何も考えられなくなり、頭の中が快感で満たされていく。
「あぁぁ、頭がおかしくなりそう」
「花音、それがいくってことだよ。僕もいきそうだ」
「はぁぁん、ダメぇ、いく、いっちゃうぅぅ」私は一段と大きな声を上げて、背中を反らせた。そして、ビクビクっと体を震わせた。
「花音、出る」
真田さんが私の腰を掴み、自分の股間を私の股間に押し付けた。
何回か真田さんも体を震わせた。
あぁ、真田さんが私でいってる。最後まで、私は男の人を気持ちよくすることができた、それが嬉しかった。少し自信が持てた。
真田さんは体を倒してきて。舌を絡めた。
「花音、僕達、思ったよりも体の相性いいかも」
「うん。初めてなのにね」
「良かった。花音を満足させられて」
「うん、気持ちよかったよ。真司も満足できた?」
「ううん」と真田さんは顔を振った。
「えっ、できなかった?」私は心配になった。
「もう一回したい」真田さんはいたずらっぽく笑った。
「ちょっと休ませて。声出しすぎて、喉がカラカラ』
「ちょっと待ってて」真田さんは私の中から抜いて、ゴムを外した。
「こんなに出たよ。気持ちよかったから」真田さんはゴムの口をしばった。
私が手を伸ばすと白いものが溜まったゴムを渡した。
そして、飲み物を持って戻って来た。
私は体を起こして、水を飲んだ。
「これが精子?」
「そうだよ。結婚したら、これを花音の中に入れて、赤ちゃん作ろう」
「これで赤ちゃん」
「フフフッ、楽しみだな。あっ、また僕、先走ってる?」
私の目から涙が溢れた。
「大丈夫?痛くなってきた?」
「ううん。赤ちゃんなんて全然考えたことなかったから。私にもできるのかな?」
「うん、きっとできるよ。僕達の赤ちゃん」
そして、もう一度、私達は体を重ねて、いった。
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