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2人で迎える朝
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そして朝になった。
真田さんが腕枕をしてくれて、私はその中で、小さくなって眠っていた。
私は目が覚めた。
カーテンの隙間から、日射しが漏れていた。
目の前に男の人の裸がある。良かった。今日はいなくなってない。私はホッとした。
私は、すやすやと寝ている真田さんの寝顔を眺めた。少し寝癖がついていた。
そして、そっと真田さんの体を指で撫でた。
初めての男の人の裸をまじまじと見た。女だって男の体には、興味がある。けっこう筋肉あるんだなと思った。そして、下へと体をずらした。
昔、お風呂で見た弟のものと、眼の前のものは全く別のもののようだった。
これが、私の中に入ってたんだ。恐る恐る指を伸ばして触った。ムクッと動いた。
真田さんを見ると、起きそうにない。私はそっと握ってみた。フニャフニャだったが、徐々に固くなってきた。
これが私の中を擦ってたんだから、擦れば真田さんは気持ちくなるのよね?
私は手を上下に動かして、擦ってみた。
ますます固くなった。
すると、先から液体が出てきた。精子なの?私は舌の先で舐めてみた。
ビクンと真田さんの体が震えた。
私もビックリして、真田さんの顔を見た。まだ寝ていた。
次々と液が出てくるので、舐め回した。
「あぁ」と真田さんの口から声が漏れた。
もう少し弄ぶと、どうなるのか確認してみたいが、淫乱だと思われても嫌なので、腕枕に頭を乗せた。
真田さんの整った顔が目の前にある。かっこいいというよりかは、可愛らしい顔である。確か年は私より3つ上だから、29歳くらいか、結婚に焦り初めたアラサーの女子社員に可愛がられる、いや、狙われても仕方がない。
でも、本当に信じていいのだろうか?私の何を見て、綺麗とか言えるのだろうか?
本人がこの顔だ。母親だって、普通以上のレベルだろう。だから、極度のマザコンで、母親に似てるから、という理由は考えにくい。
それに、プログラミングなんて男に囲まれてやっている。母性を感じるような振る舞いをする機会もなかったと思う。どちらかというと父親か?自分で考えておいて、呆れてニヤけてしまった。
消去法でいくと、どうしても体が目的という結論に達してしまう。確かに働き始めて痩せた(やつれた)から、おっぱいは目立つようになった。しかし、私よりも大きい相手を調達するのは、真田さんにとって難しいことではないと思う。
となると、やっぱり体に飽きたら、ポイっとされるのだろう。お前なんかが俺と結婚できるわけないだろ、私のファーストキス(意識がはっきりしている時に限る)を奪ったこの口から、その言葉が出る未来は、占ってもらうまでもないだろう。
でも真田さんが本気だったら?という私の中の天使は、かろうじて追い出されずに頭の隅に居座っている。
まぁ、その時はその時だ。
セックスすること自体は、私も望んでいることである。昨日、真田さんは、体の相性がいいと喜んでいた。すぐに捨てられることはないのかもしれない。
真田さんに弄んでると思わせておいて、私も真田さんの体を満喫する。
そして、半年後なのか?1年後なのか?いつか訪れるであろう日までの彼女としての思い出は、私の未来を支えてくれるだろう。
よろしくね。真司。私は軽く唇にキスをした。
「うっ、う~ん」真田さんは少し目を開けた。
「花音、おはよう」
私はホッとした。何でお前がいるんだ、と怒鳴られるかもしれないという考えが、頭の中から除去できなかったから。
「おはよう。真司、起こしちゃった?」
真田さんは、自分の唇を触った。
「キスした?」
咄嗟に、「嫌だった?」と言ってしまった。
「嫌なわけ無いだろ」真田さんは笑いながら、私の髪を撫でた。
「ちゃんと花音の唇を感じたい。していい?」と優しく言った。
私は真田さんの唇に自分の唇を押し付けた。
ダメなのに。本気になったら、後で辛くなるのに。でも、好きになってしまうのが止められない。
私は舌を入れ、真田さんも出してきた舌に絡めた。
ずっと、ずっとキスしていたい。いつかできなくなるなんて考えたくない。
真田さんは舌を絡めながら、私の頭や背中を撫でた。そして、胸と股間を愛撫した。
「はぁぁん」
私は我慢できずに、声を上げた。
真田さんは私の股間に顔を埋めた。
「あぁぁ」私は体を捩らせて、シーツを掴んだ。
そして、大きな声を出し、いってしまった。
「花音、挿れていい?」
私は弱々しく、いいよと答えた。
真田さんは枕の下から、ゴムを取り出して、付けた。
ぼうっとした頭に、中に入ってきた真田さんが、攻撃を加える。
「はぉぁぁん、中が真司でいっぱいになってる」
「やっぱり、花音の中、凄い気持ちいい」
「あぁ、ダメ、またいっちゃう」
「何回でもいって。花音のこと気持ちよくさせてるって、僕に分かるから』
「私ばっかり恥ずかしいよぉ』
「少しずつ僕も出てるよ。気持ちいいから」
「私、ちゃんと気持ちよくできてる?」
「うん、中がギュッと僕を締め付けてきてる。気持ちいいよ」
「あぁぁん、真司ぃ、大好きだよ」
「花音、僕も大好きだ」真田さんは体を倒し、舌を絡めた。
そして、私はいって、真田さんも射精した。
しばらくして、私の頭がはっきりしてくると、いつの間にか、天使が頭の中を支配していた。逆に悪魔が隅に追いやられている。
好きという援軍が、天使に加勢したようだ。朝の考察は何だったのか?自分でも呆れた。
「あっ!」と真田さんが声を出した。
「どうしたの?」私は何かやらかしたかと思い、心配になった。
「花音、突然、泊まっちゃったけど、実家だよね?」
「あぁ、そう言えば忘れてた。でも、また仕事だと思うから大丈夫よ」
「そうなの?」
「週末は追い込みのチャンスだから」
「そうだね。でも、帰らないとならないね」
「まぁ、そうね。着替えたいは、着替えたいな」
「今日は帰ろうか?明日は会える?」
特に予定はない。每週末は掃除と洗濯だ。
「うん、そうしよっ」
「初デートは何処がいいかな?」
「でっ、デートぉ!」私は大きな声を出した。
真田さんは、私の声に驚いていたが、
「そっ、そうだよね?恋人なんだから』
「確かに、そうですね。どうしよう、私、デートする服なんて持ってない」
「とっ、とりあえず、ホテル出ようか。朝ご飯食べながら、考えよっ」
「あぁ、うん」私は枕元に置いていたバスタオルを取って、体に巻いた。
「えっ、また付けるの?」
「明るいところだと恥ずかしい」
「僕は明るいところで見たいな。せっかく綺麗なのに」
「ダメ、もう少ししたら」
「えぇ、一緒に入ろうよ。お風呂」
「えぇっ!」
「お願い」真田さんは両手を顔の前で合わせた。
「分かったわよ。何か勿体ぶってるみたいだから」
「ホントに?早く行こ」
「もしかして、真司って、お姉ちゃんいる?」
「うん、いるよ。話したことあったっけ?2人の姉がいる」
「末っ子!」
「そうだけど」真田さんは、何か?みたいな顔になった。
「真田さんが年上からモテる理由が、分かりました」
「年上?何で敬語?」
「いつも言い寄られてる女性は、年上ですよ」
「えっ!気にしたことなかった。女性に年聞くわけいかないし。それが何?」
「私には弟がいます」
「あぁ、花音はお姉ちゃんなんだね。知らなかったよ」」
「まさか本当のお姉ちゃんには、何もできないから!私に代わりになれと?」
「ちっ、違うよ!別に姉さん達とは仲いいけど、これ以上、姉は欲しくないよ」
「ホントに?」
「ホントだよ。花音は顔もスタイルも、性格も気に入ったから、好きになったんだよ、お姉ちゃんだって、今知ったんだし」
「それならいいよ。真司」
「もう~、びっくりしたよ」
「ごめんね。お風呂入ろ」
私達は風呂場に来た。
「やっぱり綺麗だよ」
「恥ずかしいから、言わないで」
「全部、僕のものだ。ずっと離さないよ」
真田さんは、ボディーシャンプーを手に取り、私の体洗った。
「よし、僕の宝物が更に綺麗になった」
「私も洗ってあげる」私もボディーシャンプーを手に取り、真田さんの全身を、ある部分を除いて洗った。
そして、改めて手にいっぱいボディーシャンプーを取り。いきり勃つ部分を洗った。
洗い終わったら、手で握って前後に動かした。
「気持ちいいよ。花音」真田さんは顔を近づけてきて、舌を絡めた。
「ねぇ、一つお願いしていい?」
「何?」
「まず、泡を流して」
「うん」私はシャワーを手に取り、真田さんの体の泡を流した。
「終わったわよ」
「口でしてくれる?」
「口で?どうするの?」
「口の中に入れて、舐めて。それから、口で、今握ってるみたいに、しごくんだ」
「よく分かんないけど、真司が気持ちよくなるなら、やってあげる」
私は膝立ちになり、咥えた。
「あぁ、嬉しいよ!花音にしてもらえるなんて」
私は、舌で舐め回した。
「あぁ、気持ちいいよ」
先から何か出てきた。
真田さんが私で気持ちよくなってる。私は興奮した。
口でしごくって言ってたど、よく分からないな。口で握るってことよね?
私は唇に力を入れた。そして、前後に動いた。
「そうだよ。花音、ちゃんとできてる。気持ちいい」
少しずつ、私の口の中に何かが当たった。
多分精子だと思った。おしっこはこんな風には出ない。小さい頃の弟のを見ている。
そして、「出る。口を離して」
私は口を離した。すると、先から白いものが勢いよく私の胸に出た。
「あっ、ごめん。勢いよく出ちゃった。かけるつもりはなかったんだ」真田さんは慌ててシャワーを手に取った。
私は胸に付いた白いものを手で触った。
「これが精子」
「流すから、立って」
私は立ち上がった。真田さんが手で精子を流した。
私は人差し指と親指をくっつけたり、離したりした。
「少しネバネバしてる」
「そうだね。手を出して」
私が手を出すと、真田さんが洗ってくれた。
浴槽に入った。私は真田さんの腕の中にいる。
「ごめんよ、急に口でしてなんて言って」
「ちゃんとできてた?」
「うん、だから出た」
「良かった」
「明日のデートどこ行こうか?」
「そっ、そうね」
「服は気にしなくていいよ。中身が来てくれればいいから」
「そんなわけには行かない。真司に恥ずかしい思いはされられない」
「そんなこと起こらないし、起こったとしても、僕が花音を好きなことは変わらないよ」
「真司は、スカートとズボンどっちが好き?」
「う~ん、特にないけど、花音、スカート似合ってるよ」
「じゃあ、スカートにする」
「今日の服みたいに短いのは止めてよ。気になっちゃう」
「えっ、今日のだって膝はギリギリ見えないわよ」
「もうちょっと長い方が安心する」
「分かったわ」
「スカートなら、映画とか美術館とかかな?」
「映画なら見たいのがある」
「そう?じゃあ、朝ご飯食べながら決めよう」
真田さんは体を拭き終わった時に、抱きついてきた。
「一週間分、貯めておかないと」
「貯まるの?」
「僕も会社でしたいけど、バレたら嫌がらせされるよ」
「あぁ、確かに」普通、社内恋愛はご法度だ。隠れてするもんだとは思うが、少し寂しい気持ちになった。
「そんな顔しないで、結婚するって言えるようになるまでだから』
「うん、そうだね」私は無理に笑顔を作った。
私達はホテルを出て、駅前のファミレスに来た。真田さんはホテルで食べると言ったが、私がファミレスの定食が食べたいと言った。
向かい合わせに座ると。真田さんはニコニコしていた。
「どうしたの?」
「朝起きて、花音が目の前にいて、昨日のことが夢じゃなかったんだって思った。そして、今、朝食を2人で食べようとしてる」
「私と違って真司は初めてじゃないんでしょ?」
「えっ」真田さんの顔が少し曇った。
「うん、そうだけど。僕は花音と食べられて嬉しいんだ」無理に作ったと分かるような笑顔だった。
「ごめん、私も昔のことは気にしないから」
「うん。さっ、何食べようかな?」
それから、明日見る映画を選びながら朝食を食べ、食べ終わりった私達は店の外に出た。
「手、繋いでくれる?」真田さんは手を伸ばした。
「駅、すぐだよ」
「ダメ?」
「ううん。ダメじゃないよ」私も手を伸ばし、手を繋いだ。
電車に乗っている間も繋いだままだった。
「私、次の駅だから」
真田さんは、手を離し、私の腰に手を回して、引き寄せた。
「恥ずかしよぉ。明日会えるんだよ」
「次の駅まで」私は真田さんの胸に頭を付けた。
そして、駅に着き、ドアが開いた。
「また、明日ね」
真田さんは離そうとしない。
「もう!」私は真田さんの体を押して 離れた。
電車を降り、振り返った。
寂しそうな顔をしていた。
ドアが閉まり、私は小さく手を振った。
真田さんは扉に手をついていたのを見て、電車は動き出した。
真田さんが腕枕をしてくれて、私はその中で、小さくなって眠っていた。
私は目が覚めた。
カーテンの隙間から、日射しが漏れていた。
目の前に男の人の裸がある。良かった。今日はいなくなってない。私はホッとした。
私は、すやすやと寝ている真田さんの寝顔を眺めた。少し寝癖がついていた。
そして、そっと真田さんの体を指で撫でた。
初めての男の人の裸をまじまじと見た。女だって男の体には、興味がある。けっこう筋肉あるんだなと思った。そして、下へと体をずらした。
昔、お風呂で見た弟のものと、眼の前のものは全く別のもののようだった。
これが、私の中に入ってたんだ。恐る恐る指を伸ばして触った。ムクッと動いた。
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これが私の中を擦ってたんだから、擦れば真田さんは気持ちくなるのよね?
私は手を上下に動かして、擦ってみた。
ますます固くなった。
すると、先から液体が出てきた。精子なの?私は舌の先で舐めてみた。
ビクンと真田さんの体が震えた。
私もビックリして、真田さんの顔を見た。まだ寝ていた。
次々と液が出てくるので、舐め回した。
「あぁ」と真田さんの口から声が漏れた。
もう少し弄ぶと、どうなるのか確認してみたいが、淫乱だと思われても嫌なので、腕枕に頭を乗せた。
真田さんの整った顔が目の前にある。かっこいいというよりかは、可愛らしい顔である。確か年は私より3つ上だから、29歳くらいか、結婚に焦り初めたアラサーの女子社員に可愛がられる、いや、狙われても仕方がない。
でも、本当に信じていいのだろうか?私の何を見て、綺麗とか言えるのだろうか?
本人がこの顔だ。母親だって、普通以上のレベルだろう。だから、極度のマザコンで、母親に似てるから、という理由は考えにくい。
それに、プログラミングなんて男に囲まれてやっている。母性を感じるような振る舞いをする機会もなかったと思う。どちらかというと父親か?自分で考えておいて、呆れてニヤけてしまった。
消去法でいくと、どうしても体が目的という結論に達してしまう。確かに働き始めて痩せた(やつれた)から、おっぱいは目立つようになった。しかし、私よりも大きい相手を調達するのは、真田さんにとって難しいことではないと思う。
となると、やっぱり体に飽きたら、ポイっとされるのだろう。お前なんかが俺と結婚できるわけないだろ、私のファーストキス(意識がはっきりしている時に限る)を奪ったこの口から、その言葉が出る未来は、占ってもらうまでもないだろう。
でも真田さんが本気だったら?という私の中の天使は、かろうじて追い出されずに頭の隅に居座っている。
まぁ、その時はその時だ。
セックスすること自体は、私も望んでいることである。昨日、真田さんは、体の相性がいいと喜んでいた。すぐに捨てられることはないのかもしれない。
真田さんに弄んでると思わせておいて、私も真田さんの体を満喫する。
そして、半年後なのか?1年後なのか?いつか訪れるであろう日までの彼女としての思い出は、私の未来を支えてくれるだろう。
よろしくね。真司。私は軽く唇にキスをした。
「うっ、う~ん」真田さんは少し目を開けた。
「花音、おはよう」
私はホッとした。何でお前がいるんだ、と怒鳴られるかもしれないという考えが、頭の中から除去できなかったから。
「おはよう。真司、起こしちゃった?」
真田さんは、自分の唇を触った。
「キスした?」
咄嗟に、「嫌だった?」と言ってしまった。
「嫌なわけ無いだろ」真田さんは笑いながら、私の髪を撫でた。
「ちゃんと花音の唇を感じたい。していい?」と優しく言った。
私は真田さんの唇に自分の唇を押し付けた。
ダメなのに。本気になったら、後で辛くなるのに。でも、好きになってしまうのが止められない。
私は舌を入れ、真田さんも出してきた舌に絡めた。
ずっと、ずっとキスしていたい。いつかできなくなるなんて考えたくない。
真田さんは舌を絡めながら、私の頭や背中を撫でた。そして、胸と股間を愛撫した。
「はぁぁん」
私は我慢できずに、声を上げた。
真田さんは私の股間に顔を埋めた。
「あぁぁ」私は体を捩らせて、シーツを掴んだ。
そして、大きな声を出し、いってしまった。
「花音、挿れていい?」
私は弱々しく、いいよと答えた。
真田さんは枕の下から、ゴムを取り出して、付けた。
ぼうっとした頭に、中に入ってきた真田さんが、攻撃を加える。
「はぉぁぁん、中が真司でいっぱいになってる」
「やっぱり、花音の中、凄い気持ちいい」
「あぁ、ダメ、またいっちゃう」
「何回でもいって。花音のこと気持ちよくさせてるって、僕に分かるから』
「私ばっかり恥ずかしいよぉ』
「少しずつ僕も出てるよ。気持ちいいから」
「私、ちゃんと気持ちよくできてる?」
「うん、中がギュッと僕を締め付けてきてる。気持ちいいよ」
「あぁぁん、真司ぃ、大好きだよ」
「花音、僕も大好きだ」真田さんは体を倒し、舌を絡めた。
そして、私はいって、真田さんも射精した。
しばらくして、私の頭がはっきりしてくると、いつの間にか、天使が頭の中を支配していた。逆に悪魔が隅に追いやられている。
好きという援軍が、天使に加勢したようだ。朝の考察は何だったのか?自分でも呆れた。
「あっ!」と真田さんが声を出した。
「どうしたの?」私は何かやらかしたかと思い、心配になった。
「花音、突然、泊まっちゃったけど、実家だよね?」
「あぁ、そう言えば忘れてた。でも、また仕事だと思うから大丈夫よ」
「そうなの?」
「週末は追い込みのチャンスだから」
「そうだね。でも、帰らないとならないね」
「まぁ、そうね。着替えたいは、着替えたいな」
「今日は帰ろうか?明日は会える?」
特に予定はない。每週末は掃除と洗濯だ。
「うん、そうしよっ」
「初デートは何処がいいかな?」
「でっ、デートぉ!」私は大きな声を出した。
真田さんは、私の声に驚いていたが、
「そっ、そうだよね?恋人なんだから』
「確かに、そうですね。どうしよう、私、デートする服なんて持ってない」
「とっ、とりあえず、ホテル出ようか。朝ご飯食べながら、考えよっ」
「あぁ、うん」私は枕元に置いていたバスタオルを取って、体に巻いた。
「えっ、また付けるの?」
「明るいところだと恥ずかしい」
「僕は明るいところで見たいな。せっかく綺麗なのに」
「ダメ、もう少ししたら」
「えぇ、一緒に入ろうよ。お風呂」
「えぇっ!」
「お願い」真田さんは両手を顔の前で合わせた。
「分かったわよ。何か勿体ぶってるみたいだから」
「ホントに?早く行こ」
「もしかして、真司って、お姉ちゃんいる?」
「うん、いるよ。話したことあったっけ?2人の姉がいる」
「末っ子!」
「そうだけど」真田さんは、何か?みたいな顔になった。
「真田さんが年上からモテる理由が、分かりました」
「年上?何で敬語?」
「いつも言い寄られてる女性は、年上ですよ」
「えっ!気にしたことなかった。女性に年聞くわけいかないし。それが何?」
「私には弟がいます」
「あぁ、花音はお姉ちゃんなんだね。知らなかったよ」」
「まさか本当のお姉ちゃんには、何もできないから!私に代わりになれと?」
「ちっ、違うよ!別に姉さん達とは仲いいけど、これ以上、姉は欲しくないよ」
「ホントに?」
「ホントだよ。花音は顔もスタイルも、性格も気に入ったから、好きになったんだよ、お姉ちゃんだって、今知ったんだし」
「それならいいよ。真司」
「もう~、びっくりしたよ」
「ごめんね。お風呂入ろ」
私達は風呂場に来た。
「やっぱり綺麗だよ」
「恥ずかしいから、言わないで」
「全部、僕のものだ。ずっと離さないよ」
真田さんは、ボディーシャンプーを手に取り、私の体洗った。
「よし、僕の宝物が更に綺麗になった」
「私も洗ってあげる」私もボディーシャンプーを手に取り、真田さんの全身を、ある部分を除いて洗った。
そして、改めて手にいっぱいボディーシャンプーを取り。いきり勃つ部分を洗った。
洗い終わったら、手で握って前後に動かした。
「気持ちいいよ。花音」真田さんは顔を近づけてきて、舌を絡めた。
「ねぇ、一つお願いしていい?」
「何?」
「まず、泡を流して」
「うん」私はシャワーを手に取り、真田さんの体の泡を流した。
「終わったわよ」
「口でしてくれる?」
「口で?どうするの?」
「口の中に入れて、舐めて。それから、口で、今握ってるみたいに、しごくんだ」
「よく分かんないけど、真司が気持ちよくなるなら、やってあげる」
私は膝立ちになり、咥えた。
「あぁ、嬉しいよ!花音にしてもらえるなんて」
私は、舌で舐め回した。
「あぁ、気持ちいいよ」
先から何か出てきた。
真田さんが私で気持ちよくなってる。私は興奮した。
口でしごくって言ってたど、よく分からないな。口で握るってことよね?
私は唇に力を入れた。そして、前後に動いた。
「そうだよ。花音、ちゃんとできてる。気持ちいい」
少しずつ、私の口の中に何かが当たった。
多分精子だと思った。おしっこはこんな風には出ない。小さい頃の弟のを見ている。
そして、「出る。口を離して」
私は口を離した。すると、先から白いものが勢いよく私の胸に出た。
「あっ、ごめん。勢いよく出ちゃった。かけるつもりはなかったんだ」真田さんは慌ててシャワーを手に取った。
私は胸に付いた白いものを手で触った。
「これが精子」
「流すから、立って」
私は立ち上がった。真田さんが手で精子を流した。
私は人差し指と親指をくっつけたり、離したりした。
「少しネバネバしてる」
「そうだね。手を出して」
私が手を出すと、真田さんが洗ってくれた。
浴槽に入った。私は真田さんの腕の中にいる。
「ごめんよ、急に口でしてなんて言って」
「ちゃんとできてた?」
「うん、だから出た」
「良かった」
「明日のデートどこ行こうか?」
「そっ、そうね」
「服は気にしなくていいよ。中身が来てくれればいいから」
「そんなわけには行かない。真司に恥ずかしい思いはされられない」
「そんなこと起こらないし、起こったとしても、僕が花音を好きなことは変わらないよ」
「真司は、スカートとズボンどっちが好き?」
「う~ん、特にないけど、花音、スカート似合ってるよ」
「じゃあ、スカートにする」
「今日の服みたいに短いのは止めてよ。気になっちゃう」
「えっ、今日のだって膝はギリギリ見えないわよ」
「もうちょっと長い方が安心する」
「分かったわ」
「スカートなら、映画とか美術館とかかな?」
「映画なら見たいのがある」
「そう?じゃあ、朝ご飯食べながら決めよう」
真田さんは体を拭き終わった時に、抱きついてきた。
「一週間分、貯めておかないと」
「貯まるの?」
「僕も会社でしたいけど、バレたら嫌がらせされるよ」
「あぁ、確かに」普通、社内恋愛はご法度だ。隠れてするもんだとは思うが、少し寂しい気持ちになった。
「そんな顔しないで、結婚するって言えるようになるまでだから』
「うん、そうだね」私は無理に笑顔を作った。
私達はホテルを出て、駅前のファミレスに来た。真田さんはホテルで食べると言ったが、私がファミレスの定食が食べたいと言った。
向かい合わせに座ると。真田さんはニコニコしていた。
「どうしたの?」
「朝起きて、花音が目の前にいて、昨日のことが夢じゃなかったんだって思った。そして、今、朝食を2人で食べようとしてる」
「私と違って真司は初めてじゃないんでしょ?」
「えっ」真田さんの顔が少し曇った。
「うん、そうだけど。僕は花音と食べられて嬉しいんだ」無理に作ったと分かるような笑顔だった。
「ごめん、私も昔のことは気にしないから」
「うん。さっ、何食べようかな?」
それから、明日見る映画を選びながら朝食を食べ、食べ終わりった私達は店の外に出た。
「手、繋いでくれる?」真田さんは手を伸ばした。
「駅、すぐだよ」
「ダメ?」
「ううん。ダメじゃないよ」私も手を伸ばし、手を繋いだ。
電車に乗っている間も繋いだままだった。
「私、次の駅だから」
真田さんは、手を離し、私の腰に手を回して、引き寄せた。
「恥ずかしよぉ。明日会えるんだよ」
「次の駅まで」私は真田さんの胸に頭を付けた。
そして、駅に着き、ドアが開いた。
「また、明日ね」
真田さんは離そうとしない。
「もう!」私は真田さんの体を押して 離れた。
電車を降り、振り返った。
寂しそうな顔をしていた。
ドアが閉まり、私は小さく手を振った。
真田さんは扉に手をついていたのを見て、電車は動き出した。
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