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第35話 綻び 5 【R-18】
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男は、自由に何度でも絶頂の淫声を上げさせることに全能感が満たされてしまった。
何度イカせても足りない。
声すら嗄れそうなほどに甘い悲鳴を上げ、怒張を握っていることも不可能になっても、イカせ続けた。
しまいには、持参した電動マッサージ器まで持ち出して、天音が半死半生になるまで繰り返しイカせ続けた後だった。
律儀に記録した手帳には「正」の字が3個完成し「一」が描かれたところでストップ。
こうなってしまえば、天音はささやかな抵抗の気配すら見せられなくなる野を分かっているだけに、オトコはやっと、ここで一息ついた。
ベッドから離れて、テーブルに置いておいたペットボトルのお茶をグイッと一飲みしてから、ドカッと座り込んだ。
手にはペットボトルを持ったままだ。
「ほら、飲め。たっぷりと濡らしたからな」
「もう~」
アンニュイな雰囲気を滲ませつつも、たっぷりと快感付けにされた女体は、さっきよりも数段、丸くなった反応だ。身体を起こしてペットボトルを素直に受け取るが、目は合わせない。
この時の天音の雰囲気を、あえて言えば「反抗期の娘」と言った風情だろう。
父が一口飲んだペットボトルを渡してきたのは、わざとだと理解しつつ、ゴクゴクゴクッと一気に半分飲み干してから、パタンと倒れて枕に埋まった。
「やり過ぎ。いつもだけど!」
「いやいや。パパはこれが楽しいんだよ」
「私ばっかり」
「ほう? じゃあ、せっかくだ。パパにもしてもらおうかな」
ニヤついた父親は膝立ちで、半歩、枕側によって脚を伸ばした。
「こんなこと、させるなんて」
ひと言文句を言いつつも、あうんの呼吸で頭を上げた天音は、そのまま身体をズラして、パクンと咥えた。
「おお、それにしてもずいぶんと上手くなったもんだ」
娘の快感を自由に操れる全能感に浸りきったパパは、この時気付かなかった。
何十回もフェラしてきた怒張が、男としてどんなものなのかを、娘が比較していたことを。
もちろん、愛する人の名前も顔も思い浮かべないようにしたのは天音なりの必死な努力であったが『これって、比べものにならないほど小さいんだ』という冷静さを持ちながら、唇で扱いていたのだ。
その証拠に、喉まで受け止めてあげた愛しい人のモノの記憶に、全然届かない。それどころか、無理やり受け止めさせられた、もう一つのモノよりも小さいと感じていたのだ。
『このくらいだったから、子どもの時でも入ったのかな?』
そんなことまで考えてしまう天音だが、一方で、慣れ親しんだサイズな分だけ、いろいろと技巧を凝らせてしまえるのが哀しい。
心から嬉しいわけではないのだが、いくら一方的であっても、自分が気持ち良くなってしまったコトだけは事実だと思ってしまう哀しさである。
どうしても「よい子」である天音は、その分だけお返しをしないといけないと思い込んでいるから、子どもの頃から教え込まれたあらゆる技巧で尽くしてしまうのである。
トロリと感じた先走りを飲み込みながら「これが愛する人のなら、飲み込むだけで幸せになれるのに」と考えようとする心を、閉ざしたのであった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
作者よりご案内
今話は、あまりにもディープすぎるため
夏休みの終わりに削除の予定です。
ご了承ください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
何度イカせても足りない。
声すら嗄れそうなほどに甘い悲鳴を上げ、怒張を握っていることも不可能になっても、イカせ続けた。
しまいには、持参した電動マッサージ器まで持ち出して、天音が半死半生になるまで繰り返しイカせ続けた後だった。
律儀に記録した手帳には「正」の字が3個完成し「一」が描かれたところでストップ。
こうなってしまえば、天音はささやかな抵抗の気配すら見せられなくなる野を分かっているだけに、オトコはやっと、ここで一息ついた。
ベッドから離れて、テーブルに置いておいたペットボトルのお茶をグイッと一飲みしてから、ドカッと座り込んだ。
手にはペットボトルを持ったままだ。
「ほら、飲め。たっぷりと濡らしたからな」
「もう~」
アンニュイな雰囲気を滲ませつつも、たっぷりと快感付けにされた女体は、さっきよりも数段、丸くなった反応だ。身体を起こしてペットボトルを素直に受け取るが、目は合わせない。
この時の天音の雰囲気を、あえて言えば「反抗期の娘」と言った風情だろう。
父が一口飲んだペットボトルを渡してきたのは、わざとだと理解しつつ、ゴクゴクゴクッと一気に半分飲み干してから、パタンと倒れて枕に埋まった。
「やり過ぎ。いつもだけど!」
「いやいや。パパはこれが楽しいんだよ」
「私ばっかり」
「ほう? じゃあ、せっかくだ。パパにもしてもらおうかな」
ニヤついた父親は膝立ちで、半歩、枕側によって脚を伸ばした。
「こんなこと、させるなんて」
ひと言文句を言いつつも、あうんの呼吸で頭を上げた天音は、そのまま身体をズラして、パクンと咥えた。
「おお、それにしてもずいぶんと上手くなったもんだ」
娘の快感を自由に操れる全能感に浸りきったパパは、この時気付かなかった。
何十回もフェラしてきた怒張が、男としてどんなものなのかを、娘が比較していたことを。
もちろん、愛する人の名前も顔も思い浮かべないようにしたのは天音なりの必死な努力であったが『これって、比べものにならないほど小さいんだ』という冷静さを持ちながら、唇で扱いていたのだ。
その証拠に、喉まで受け止めてあげた愛しい人のモノの記憶に、全然届かない。それどころか、無理やり受け止めさせられた、もう一つのモノよりも小さいと感じていたのだ。
『このくらいだったから、子どもの時でも入ったのかな?』
そんなことまで考えてしまう天音だが、一方で、慣れ親しんだサイズな分だけ、いろいろと技巧を凝らせてしまえるのが哀しい。
心から嬉しいわけではないのだが、いくら一方的であっても、自分が気持ち良くなってしまったコトだけは事実だと思ってしまう哀しさである。
どうしても「よい子」である天音は、その分だけお返しをしないといけないと思い込んでいるから、子どもの頃から教え込まれたあらゆる技巧で尽くしてしまうのである。
トロリと感じた先走りを飲み込みながら「これが愛する人のなら、飲み込むだけで幸せになれるのに」と考えようとする心を、閉ざしたのであった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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今話は、あまりにもディープすぎるため
夏休みの終わりに削除の予定です。
ご了承ください。
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