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第22話 始まりの終わり 3【R-18】
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健だって、高校生男子だ。
何度もイカせた裸の女がそこにいれば、しかも、唯々諾々と何でも言うことを聞く美少女であれば、セックスまでしたくなるのは当然だ。
なるべく力尽くの無理やりを避けている健としては焦れったくなる時もある。第一、大竹に操を立てて、自分を受け入れないなんて許せなかった。
だから、天音の身体をオモチャにしているときは、絶えず、大竹に向かって呪詛の言葉を心の中にため続けるのは当たり前。
『おまえの彼女が、オレのテクでメロメロだぜ? どうだ大竹! オレは絶対にお前よりも天音を感じさせてるからな!』
ともかく、あれやこれやの作戦で、多少、二人の間にぎこちなさが見えている。
良い傾向だと思える。
「さて、この三日間が夏の決算だな」
健は頭の中でシミュレーションをする。
「真面目な大竹は、とっくに宿題を終わらせてるんだろ? 邪魔しちゃ悪いじゃん」
そんなセリフを使って土日は天音と二人で宿題をするつもりの健だったが、今はまだ、合宿の夜に約束した「彼氏を優先」の言葉通り、練習の後は二人一緒に帰る姿を横目で見送るしかない。
「まだ、帰り道はヤツの分担だな」
秋までには全てを奪い取る計画を立てた。着々と進行している。そのために使う「ブツ」も用意出来た。
あとは、これを使うタイミングを慎重に見極める必要があった。
「これに成功したら、おまえはどんどん孤独になるんだぜ」
復讐は「幸せの絶頂から叩き落とす」ことで叶えられると考え抜いた計画だ。
「最後は自分で死んでくれたら最高なんだけどな。それがかなわなくても、生きてるのを後悔させなくちゃ」
弟を殺した相手だと思えば、どれほど卑怯な手であっても、ためらいなど生まれない。どんな卑怯な手であっても、ヤツを地獄に落とすためには厭わないと割り切っている。
『ヤツは天音と、もう、毎回、ヤッてるのは確実だ。本来はそれを撮りたかったけど、これでも十分に使えるぜ』
これは夏休みに入る前のことだった。
本当は「セックスの場面」を盗撮出来れば、後でダメージが与えられたはずだ。さすがに上手くいかなかったし、天音は部屋でしている時もちゃんと気を遣ってカーテンをピッチリと閉めている。
そこに隙は無かった。
『だが、代わりになる画像が撮れたのはラッキーだったよな。使い方次第では、こちらの方がダメージを与えられるかもしれないわけだし。少なくとも天音には、こっちの方が有効なはずだからな、けけけ」
だから、今のところは小さな計算違いにすぎないと自分に言い聞かせていた。
何度もイカせた裸の女がそこにいれば、しかも、唯々諾々と何でも言うことを聞く美少女であれば、セックスまでしたくなるのは当然だ。
なるべく力尽くの無理やりを避けている健としては焦れったくなる時もある。第一、大竹に操を立てて、自分を受け入れないなんて許せなかった。
だから、天音の身体をオモチャにしているときは、絶えず、大竹に向かって呪詛の言葉を心の中にため続けるのは当たり前。
『おまえの彼女が、オレのテクでメロメロだぜ? どうだ大竹! オレは絶対にお前よりも天音を感じさせてるからな!』
ともかく、あれやこれやの作戦で、多少、二人の間にぎこちなさが見えている。
良い傾向だと思える。
「さて、この三日間が夏の決算だな」
健は頭の中でシミュレーションをする。
「真面目な大竹は、とっくに宿題を終わらせてるんだろ? 邪魔しちゃ悪いじゃん」
そんなセリフを使って土日は天音と二人で宿題をするつもりの健だったが、今はまだ、合宿の夜に約束した「彼氏を優先」の言葉通り、練習の後は二人一緒に帰る姿を横目で見送るしかない。
「まだ、帰り道はヤツの分担だな」
秋までには全てを奪い取る計画を立てた。着々と進行している。そのために使う「ブツ」も用意出来た。
あとは、これを使うタイミングを慎重に見極める必要があった。
「これに成功したら、おまえはどんどん孤独になるんだぜ」
復讐は「幸せの絶頂から叩き落とす」ことで叶えられると考え抜いた計画だ。
「最後は自分で死んでくれたら最高なんだけどな。それがかなわなくても、生きてるのを後悔させなくちゃ」
弟を殺した相手だと思えば、どれほど卑怯な手であっても、ためらいなど生まれない。どんな卑怯な手であっても、ヤツを地獄に落とすためには厭わないと割り切っている。
『ヤツは天音と、もう、毎回、ヤッてるのは確実だ。本来はそれを撮りたかったけど、これでも十分に使えるぜ』
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本当は「セックスの場面」を盗撮出来れば、後でダメージが与えられたはずだ。さすがに上手くいかなかったし、天音は部屋でしている時もちゃんと気を遣ってカーテンをピッチリと閉めている。
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『だが、代わりになる画像が撮れたのはラッキーだったよな。使い方次第では、こちらの方がダメージを与えられるかもしれないわけだし。少なくとも天音には、こっちの方が有効なはずだからな、けけけ」
だから、今のところは小さな計算違いにすぎないと自分に言い聞かせていた。
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