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第22話 始まりの終わり 2【R-18】
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妄想爆走モードになった陽菜は、誰にも止められない。
「あー 私にも、天音先輩の美貌の半分と、胸部装甲の半分でもあれば! あ、いや、オシに対して、全てを差し出すのが義務だとしたら、この胸でも、先輩に捧げるべきでしょうか!」
「え? ヒナ、あんた、顔だけならけっこういーセン行ってると思うよ? 比べる相手が悪いだけじゃん。ワカ高三大美女だもん」
「そ、胸部装甲の厚みが三分の一ってだけだし」
「あ、でも、その分、成績はバッチリじゃん。ね、宿題終わった?」
「えー なんか、微妙にディスられてる気がするんですけど~ 宿題なら終わってますけど~」
「いや、ほら、美貌も宿題もウチらの中じゃナンバーワンだし! 胸部装甲だって貧乳ってレベルでもないわけだし。じゃ、明日からはヒナのウチに集合ってことで」
力ワザで話題をねじ曲げてくる仲間達。
大竹先輩オシの陽菜とダメ出しの仲間達とのやり取りにも慣れてきた。いちいち本気で突っかかるほど、子どもでもない。
むしろ陽菜は「なんか、微妙にひどーい」と言いつつ「みんなが来るならオヤツは何を出したら良いかな」と考えてしまうお人よしなのである。
そんな風に、仲間達との3日間を楽しみにする者もいれば、腹黒いことを企む人間がいたのである。
・・・・・・・・・・・
「合宿の後は、全てが計画通りじゃん」
ニヤリとしてしまう健だ。
ともかく夏休み中も「デート」をさせないように全力を挙げた。残念ながら、何回かは部屋にやってきたのは確実だった。そういう時は鍵もカーテンもカチッとしてる。
『そのあたりはシャクに障るぜ。まだまだって感じだな』
しかも、そういう日に限って、夜は早くに寝てしまうらしい。窓をノックしても気付いてくれないのが不満だ。
その分だけ、前日の「不実」を責めて、いつものハグよりも過激にすることで腹いせにした。天音の方も、思うところがあるのだろう。
しかも、天音にはマジックワードがあることに気が付いたのはラッキーだった。なぜか「おまえのせいだからな」と言うセリフがとてつもなく効き目があるのだ。
しかし、セックスまではさすがに抵抗が強い。あれ以来、セックスは無理だった。それどころか、健としたことを綺麗に忘れたふりをするほどに強い態度を取るのだ。
代わりに、裸に剥いて何度もイカせるくらいまでなら、受け入れるようになってきた。この身体を大竹が楽しんでやがるのかよという怒りにかられて、健は、何度も何度も、執拗に、徹底的に、執念深く天音を追い込むのだ。
あげく「入れる代わりだ」と交渉すれば、口に出すくらいは当たり前に受け入れさせることができたのだから、健の計画は順調だったと言っていいのだろう。
「あー 私にも、天音先輩の美貌の半分と、胸部装甲の半分でもあれば! あ、いや、オシに対して、全てを差し出すのが義務だとしたら、この胸でも、先輩に捧げるべきでしょうか!」
「え? ヒナ、あんた、顔だけならけっこういーセン行ってると思うよ? 比べる相手が悪いだけじゃん。ワカ高三大美女だもん」
「そ、胸部装甲の厚みが三分の一ってだけだし」
「あ、でも、その分、成績はバッチリじゃん。ね、宿題終わった?」
「えー なんか、微妙にディスられてる気がするんですけど~ 宿題なら終わってますけど~」
「いや、ほら、美貌も宿題もウチらの中じゃナンバーワンだし! 胸部装甲だって貧乳ってレベルでもないわけだし。じゃ、明日からはヒナのウチに集合ってことで」
力ワザで話題をねじ曲げてくる仲間達。
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むしろ陽菜は「なんか、微妙にひどーい」と言いつつ「みんなが来るならオヤツは何を出したら良いかな」と考えてしまうお人よしなのである。
そんな風に、仲間達との3日間を楽しみにする者もいれば、腹黒いことを企む人間がいたのである。
・・・・・・・・・・・
「合宿の後は、全てが計画通りじゃん」
ニヤリとしてしまう健だ。
ともかく夏休み中も「デート」をさせないように全力を挙げた。残念ながら、何回かは部屋にやってきたのは確実だった。そういう時は鍵もカーテンもカチッとしてる。
『そのあたりはシャクに障るぜ。まだまだって感じだな』
しかも、そういう日に限って、夜は早くに寝てしまうらしい。窓をノックしても気付いてくれないのが不満だ。
その分だけ、前日の「不実」を責めて、いつものハグよりも過激にすることで腹いせにした。天音の方も、思うところがあるのだろう。
しかも、天音にはマジックワードがあることに気が付いたのはラッキーだった。なぜか「おまえのせいだからな」と言うセリフがとてつもなく効き目があるのだ。
しかし、セックスまではさすがに抵抗が強い。あれ以来、セックスは無理だった。それどころか、健としたことを綺麗に忘れたふりをするほどに強い態度を取るのだ。
代わりに、裸に剥いて何度もイカせるくらいまでなら、受け入れるようになってきた。この身体を大竹が楽しんでやがるのかよという怒りにかられて、健は、何度も何度も、執拗に、徹底的に、執念深く天音を追い込むのだ。
あげく「入れる代わりだ」と交渉すれば、口に出すくらいは当たり前に受け入れさせることができたのだから、健の計画は順調だったと言っていいのだろう。
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