26 / 36
アヴェントゥリーニス竜王国
ジルバート先生※
しおりを挟む
※エロが入ります
ーーーーーーーーー
「ふ…ぅぅ…あっ…あぅっ…やぁっんっ!」
ぴちゃぴちゃと音を立ててジルは私の首を舐めている。ゾクゾクして声を抑えられない…。現在私の両腕は、頭上に魔法で拘束されている。抵抗できないのをいい事に、ジルはいくらやめてと言っても聞いてくれない。それ所か私を問題児と言ってきた。
「やぁんっ…う…んぁっ…ひゃぅ……じるぅ…も…やめて……むりぃ…」
「リアはとんだ問題児だな…。レッスンはちゃんと受けないとダメだろ?」
「んぁっ…耳やだぁ…」
腰に来る彼の声を耳元で囁かれると、身体がビクリと反応してしまう。首を舐められただけで私の頭はボーっとして何も考えられずに、彼の言葉に素直に従ってしまう。
「ね…リア…気持ちいい?首を舐める度にビクビクしてるね。そんな蕩けた顔で見つめてきて…もっと欲しいって、顔してる」
「ん…ジル欲し……もっと…」
「んー……ヤダ」
自分でも驚くほど甘えた声でジルを求めた。が彼は私の要求を断った。断られたことがただただ悲しくて、快楽で頭を支配された私はジルに泣いてねだった。
「やぁぁ…じるぅ…もっと欲しいのっもっと気持ちいの欲しいのぉ…ふぅ…うぅぅ…ひっくっ…ふぅぅぅ…」
そんな私をジルは獲物を見つけた竜のような目で見つめ舌なめずりをした。だがそんな事よりもジルが構ってくれないことの方が大事で、私は無意識に胸を差し出すようにしながら駄々を捏ねていた。
「あぁ可愛いリア……そんなに俺が欲しいの?じゃあレッスンを嫌なんて言わない?」
「ん!言わないっジル先生の言うこと聞くっ!」
そう言うと、ジルは私の右胸にかぶりついた。
「ひゃんっ!んっ…んぅぅう」
乳首を唇で何度も食み、舌先でチロチロと舐め回す。それがとても気持ちよくて私は身体をくねらせた。
ジルの左手は胸を揉んだり、たまに乳首を抓ったり、引っ掻いたりして私は喘ぎ声をあげ続けた。
「あっ…あぅ…んぅぅ……や…やんっ…んひゃん!」
急にジルは強く私の乳首を噛み、片方も強く摘んだ。そして涙を流す私にキスを落すと、笑顔で私の頭を撫でた。
「やっぱりリアは優秀だね。もう乳首で感じられるようになって…じゃあ今日はもう少し先までいってみようか。」
「ん…ジル先生……お願いします」
私はただジルの言うことに頷き従った。ジルの金色の瞳に魅せられながら、ボーっと彼を眺めていた。そんな私をみて彼は蕩けるような笑みでキスをしながら乳首への愛撫を再開した。
「ん…ふっ…んぁ…ぁうん……」
乳首からの刺激を敏感に感じるようになった私は、ジルの舌に翻弄されながら声を漏らし続けた。そのうちお腹の下あたりがムズムズとしてきて、何か熱いものが出てくる感じがした。だが両手を縛られジルにキスをされながら跨われ、確認することはできない。そのうち無意識に足を擦り寄せていたのだろう…気付いたジルがふっと笑い足を撫でた。
「ふふっリア感じちゃってるんだね…。それじゃあ」
そう言うとジルは私の太腿から秘部へと手を滑らせた。触れるか触れないかギリギリを撫でられビクリと反応してしまう。そして、彼の指が私の秘部に辿り着き、クチュリと音を立てた。
「ひゃんぅっ!」
「ふふふっ可愛いなぁ…。思ったより濡れてないね、リアは自分でした事ないの?」
「ふぁ…んぅ?……なに…を?」
「なるほど。じゃあ俺が全部リアに教えてあげられるんだね…」
そうニヤリと笑ったジルは私の上から降り、一瞬で私の両脚を掴みその間に入った。驚いて声を上げた瞬間、何かヌルりとしたものが私の秘部に触れた。
「ふぁ!!?えっえっんぅっジル!?」
ぴちゃぴちゃと音を立ててジルが舐めているのは私の秘部である。私は堪らず声をかけるが無視され音を立てて舐め続けられる。
「ふぅ…んぁ!やぁぅ…やぁん!じるぅ汚いから…やめっ…ひっ」
「リアに汚いとこなんてないよ。ほら、こんなに真っ赤になって…まるで宝石のようだ…」
何を言っているのか、回らない頭でも考えたが理解に苦しむ…。そして私の言葉も虚しくジルは秘部を舐めるのを再開した。その快楽に私はただ喘ぎ声をあげるしかなかった。自分から出ているとは思えない甘い声が出てくる…身体は汗ばみ息は荒い。
「んぁっ何か…なんか変なのっ…んっやぁんうぅ…じるぅ…やっやっ怖いっ」
「今気持ちよくしてあげるね」
クチュッチュッジュルジュルッ!
「あんっ!やぁ…んぁぁぁぁぁぁ!!」
ジルが強く吸い上げた途端目の前が真っ白になって何かが弾けた。ビクビクと痙攣しその様子をジルは顔を上げてうっとりと視姦していた。
「上手にイケたね、優秀なリアの成長が楽しみだ。」
そう言ってジルは私やシーツに【浄化】をかけ、ぐったりとした私に服を着せた。外はもう夕陽が差し、ジルは迎えの馬車が車で私を膝の上甘やかした。
「ジルばっかり私を好きにして…私も何かしたいわ…なんか悔しいもの」
「俺は無知なリアの先生だから仕方ないんだよ。でもそうだな…じゃあ今度のレッスンはその事について教えてあげようかな。ただし、本や他の人からこういう事を教えて貰っちゃいけないよ?約束。」
「そ…そんなの恥ずかしくて聞けるわけないじゃない!本も1人で…見るの恥ずかしいし…。」
「ん、いい子だ。」
ジルは膝に座る私の頭を撫でたり、キスを落としたりした。手を付けていなかった目の前のお菓子や紅茶を私の口に運び、それを私が食べると嬉しそうに微笑む。餌付けされているようだが何故か嫌じゃなく、彼の笑顔見たさに自然と口が開く。
「ジルは食べないの?ほら、あーん」
「ん。あぁ美味しいね」
城の一室ではあれ程照れていた私もあの時に慣らされたせいか、全く疑問を感じずに彼とお菓子の食べさせ会いに興じた。とても幸せを感じ、気付いた時には迎えの馬車が到着していたようでドアがノックされた。
エントランスでクリスと共にジルを見送る。私の顔がおかしかったのだろうかジルは私の元に来て頬を摘み笑った。そして耳元に顔を近づけてきた。
「次のレッスンでも気持ちよくしてあげるからね」
私の顔は多分火が出るほど赤くなっているだろう。彼は私の耳にキスをして頭を撫でた。
そんな様子を見ていたクリスはため息をついた。
「はぁ…。仲がいいことは結構だけど無理やりはダメだからね?」
「あぁ、それは勿論。ありがとうクリス」
そう話をしてジルは帰っていった。
ーーーーーーーーー
私は就寝するためベットに入った。そして今日した事を思い出し顔を赤くして悶えた。
「わわわ私…何だか凄いことを今日した気がするのだけど!?…あ……あんな事…。」
私はジルが触ってくれたように秘部に手を伸ばした。が、恥ずかしくて何もせずに寝た。
無理だ。私には早いのだ。ジルがそのうち全部教えてくれるって言ってたからそれを待とう。
そして私は熱い顔を手で冷やしながら眠りについた。
ーーーーーーーーー
やっとR-18感でましたね!作者はこういうも書いてみたかったのです。深夜テンションじゃないと書けないエロです。
ーーーーーーーーー
「ふ…ぅぅ…あっ…あぅっ…やぁっんっ!」
ぴちゃぴちゃと音を立ててジルは私の首を舐めている。ゾクゾクして声を抑えられない…。現在私の両腕は、頭上に魔法で拘束されている。抵抗できないのをいい事に、ジルはいくらやめてと言っても聞いてくれない。それ所か私を問題児と言ってきた。
「やぁんっ…う…んぁっ…ひゃぅ……じるぅ…も…やめて……むりぃ…」
「リアはとんだ問題児だな…。レッスンはちゃんと受けないとダメだろ?」
「んぁっ…耳やだぁ…」
腰に来る彼の声を耳元で囁かれると、身体がビクリと反応してしまう。首を舐められただけで私の頭はボーっとして何も考えられずに、彼の言葉に素直に従ってしまう。
「ね…リア…気持ちいい?首を舐める度にビクビクしてるね。そんな蕩けた顔で見つめてきて…もっと欲しいって、顔してる」
「ん…ジル欲し……もっと…」
「んー……ヤダ」
自分でも驚くほど甘えた声でジルを求めた。が彼は私の要求を断った。断られたことがただただ悲しくて、快楽で頭を支配された私はジルに泣いてねだった。
「やぁぁ…じるぅ…もっと欲しいのっもっと気持ちいの欲しいのぉ…ふぅ…うぅぅ…ひっくっ…ふぅぅぅ…」
そんな私をジルは獲物を見つけた竜のような目で見つめ舌なめずりをした。だがそんな事よりもジルが構ってくれないことの方が大事で、私は無意識に胸を差し出すようにしながら駄々を捏ねていた。
「あぁ可愛いリア……そんなに俺が欲しいの?じゃあレッスンを嫌なんて言わない?」
「ん!言わないっジル先生の言うこと聞くっ!」
そう言うと、ジルは私の右胸にかぶりついた。
「ひゃんっ!んっ…んぅぅう」
乳首を唇で何度も食み、舌先でチロチロと舐め回す。それがとても気持ちよくて私は身体をくねらせた。
ジルの左手は胸を揉んだり、たまに乳首を抓ったり、引っ掻いたりして私は喘ぎ声をあげ続けた。
「あっ…あぅ…んぅぅ……や…やんっ…んひゃん!」
急にジルは強く私の乳首を噛み、片方も強く摘んだ。そして涙を流す私にキスを落すと、笑顔で私の頭を撫でた。
「やっぱりリアは優秀だね。もう乳首で感じられるようになって…じゃあ今日はもう少し先までいってみようか。」
「ん…ジル先生……お願いします」
私はただジルの言うことに頷き従った。ジルの金色の瞳に魅せられながら、ボーっと彼を眺めていた。そんな私をみて彼は蕩けるような笑みでキスをしながら乳首への愛撫を再開した。
「ん…ふっ…んぁ…ぁうん……」
乳首からの刺激を敏感に感じるようになった私は、ジルの舌に翻弄されながら声を漏らし続けた。そのうちお腹の下あたりがムズムズとしてきて、何か熱いものが出てくる感じがした。だが両手を縛られジルにキスをされながら跨われ、確認することはできない。そのうち無意識に足を擦り寄せていたのだろう…気付いたジルがふっと笑い足を撫でた。
「ふふっリア感じちゃってるんだね…。それじゃあ」
そう言うとジルは私の太腿から秘部へと手を滑らせた。触れるか触れないかギリギリを撫でられビクリと反応してしまう。そして、彼の指が私の秘部に辿り着き、クチュリと音を立てた。
「ひゃんぅっ!」
「ふふふっ可愛いなぁ…。思ったより濡れてないね、リアは自分でした事ないの?」
「ふぁ…んぅ?……なに…を?」
「なるほど。じゃあ俺が全部リアに教えてあげられるんだね…」
そうニヤリと笑ったジルは私の上から降り、一瞬で私の両脚を掴みその間に入った。驚いて声を上げた瞬間、何かヌルりとしたものが私の秘部に触れた。
「ふぁ!!?えっえっんぅっジル!?」
ぴちゃぴちゃと音を立ててジルが舐めているのは私の秘部である。私は堪らず声をかけるが無視され音を立てて舐め続けられる。
「ふぅ…んぁ!やぁぅ…やぁん!じるぅ汚いから…やめっ…ひっ」
「リアに汚いとこなんてないよ。ほら、こんなに真っ赤になって…まるで宝石のようだ…」
何を言っているのか、回らない頭でも考えたが理解に苦しむ…。そして私の言葉も虚しくジルは秘部を舐めるのを再開した。その快楽に私はただ喘ぎ声をあげるしかなかった。自分から出ているとは思えない甘い声が出てくる…身体は汗ばみ息は荒い。
「んぁっ何か…なんか変なのっ…んっやぁんうぅ…じるぅ…やっやっ怖いっ」
「今気持ちよくしてあげるね」
クチュッチュッジュルジュルッ!
「あんっ!やぁ…んぁぁぁぁぁぁ!!」
ジルが強く吸い上げた途端目の前が真っ白になって何かが弾けた。ビクビクと痙攣しその様子をジルは顔を上げてうっとりと視姦していた。
「上手にイケたね、優秀なリアの成長が楽しみだ。」
そう言ってジルは私やシーツに【浄化】をかけ、ぐったりとした私に服を着せた。外はもう夕陽が差し、ジルは迎えの馬車が車で私を膝の上甘やかした。
「ジルばっかり私を好きにして…私も何かしたいわ…なんか悔しいもの」
「俺は無知なリアの先生だから仕方ないんだよ。でもそうだな…じゃあ今度のレッスンはその事について教えてあげようかな。ただし、本や他の人からこういう事を教えて貰っちゃいけないよ?約束。」
「そ…そんなの恥ずかしくて聞けるわけないじゃない!本も1人で…見るの恥ずかしいし…。」
「ん、いい子だ。」
ジルは膝に座る私の頭を撫でたり、キスを落としたりした。手を付けていなかった目の前のお菓子や紅茶を私の口に運び、それを私が食べると嬉しそうに微笑む。餌付けされているようだが何故か嫌じゃなく、彼の笑顔見たさに自然と口が開く。
「ジルは食べないの?ほら、あーん」
「ん。あぁ美味しいね」
城の一室ではあれ程照れていた私もあの時に慣らされたせいか、全く疑問を感じずに彼とお菓子の食べさせ会いに興じた。とても幸せを感じ、気付いた時には迎えの馬車が到着していたようでドアがノックされた。
エントランスでクリスと共にジルを見送る。私の顔がおかしかったのだろうかジルは私の元に来て頬を摘み笑った。そして耳元に顔を近づけてきた。
「次のレッスンでも気持ちよくしてあげるからね」
私の顔は多分火が出るほど赤くなっているだろう。彼は私の耳にキスをして頭を撫でた。
そんな様子を見ていたクリスはため息をついた。
「はぁ…。仲がいいことは結構だけど無理やりはダメだからね?」
「あぁ、それは勿論。ありがとうクリス」
そう話をしてジルは帰っていった。
ーーーーーーーーー
私は就寝するためベットに入った。そして今日した事を思い出し顔を赤くして悶えた。
「わわわ私…何だか凄いことを今日した気がするのだけど!?…あ……あんな事…。」
私はジルが触ってくれたように秘部に手を伸ばした。が、恥ずかしくて何もせずに寝た。
無理だ。私には早いのだ。ジルがそのうち全部教えてくれるって言ってたからそれを待とう。
そして私は熱い顔を手で冷やしながら眠りについた。
ーーーーーーーーー
やっとR-18感でましたね!作者はこういうも書いてみたかったのです。深夜テンションじゃないと書けないエロです。
0
お気に入りに追加
1,181
あなたにおすすめの小説

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。

忌むべき番
藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」
メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。
彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。
※ 8/4 誤字修正しました。
※ なろうにも投稿しています。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

くたばれ番
あいうえお
恋愛
17歳の少女「あかり」は突然異世界に召喚された上に、竜帝陛下の番認定されてしまう。
「元の世界に返して……!」あかりの悲痛な叫びは周りには届かない。
これはあかりが元の世界に帰ろうと精一杯頑張るお話。
────────────────────────
主人公は精神的に少し幼いところがございますが成長を楽しんでいただきたいです
不定期更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる