空色の天使

瑠璃

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現実

実加side

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あたしは森宮実加。よくみんなから、能天気とか頭のなかお花畑とか言われてるけど、ただのポジティブな女の子だからね!?
みんなしてさぁ…でもね、こんな私でも一緒にいて楽しいって言ってくれる子がいるんだ。
その子の名前はとわっていうの。


とわはね、優しくてほんとお人好しで、自分なんか後回しにしちゃう子。それに加えて、頭が良くて、凄く可愛い子。なんか癖で敬語で話しちゃう子なんだよ。私はとわの心友なんだ。



でも、あたしはあの子になにもしてあげられなかった。あんなにも苦しんでいたのに。


中学は一緒で、とわだけがあたしたちと違う高校に進んだ。最初の頃は、凄く楽しそうだった。でもいつからかな?帰りが遅くなってそれから、笑うことが少なくなった。その時にちゃんと話を聞いてあげるべきだったの。なのに、あたしはそれをしなかった。

とわが取り乱したときもそこにいて、今は気が動転してるみたいだから明日、明日話を聞こう、そう思ってた。



それが間違いだった。


次の日、とわが自殺した。
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