58 / 153
第一章
英雄、目覚める-06-
しおりを挟む
「こ、これくらいでよろしいですか?」
と右手には花蓮さんが俺の腕に手をかけて、しなだれかかり、甘い吐息をかけてきて、
「……ご主人様の体は温かいです……まるでその御心のようです」
と、左手には鈴羽さんが何かに取り憑かれたような顔をして、俺の胸に体をよせてくる。
鈴羽さんの挙動は置いておくとして、いやこれは……さすがに密着し過ぎ——。
と、俺が大きな心の動揺から探知魔法が途切れそうになった時、ソウルエコーが反応する。
その反応で俺はなんとか理性を取り戻す。
俺から上方数十メートル付近に複数の反応がある。
十数のおおよそ同じ大きさの個体——おそらく人だろう——が比較的近い距離にまとまっている。
そして、これらと明らかに大きさが違う個体が一つある。
これが間宮氏が言っていたモンスターだろうか。
しかし、この反応はモンスター……いや生命体というより、むしろアンデッドのそれに近いが……。
いずれにせよこのアンデッドを相手に戦闘中といったところか。
ここから先に進むとなると、間違いなく戦闘に巻き込まれる。
気を引き締めないと——。
「け、敬三様……あの……もっと近づいた方がよろしいですか?」
「ああ……これが……ご主人様の匂い……」
二人の吐息が俺の頬をそよぎ、呼吸のたびに、花蓮さんと鈴羽さんの柔らかい体の感触が俺の肌に伝わる。
せ、戦闘は近いんだ……し、集中しなければ……。
「お、お二人とも……す、少し離れて……か、かたまりすぎるとかえって危険です」
俺は最後の理性の力で、なんとか声を絞り出す。
すると、残念なことに……いや幸いなことに、二人ともぱっと俺の体なら離れる。
「も、申し訳ありません……そ、そうですわよね……ち、近すぎますわよね」
「ダメ……ですか」
……俺の理性は果たしてもつのか。
いや……それより、目の前のことに集中しなければ……。
二人と色々な意味で危険でない距離を保ちながら、俺は先へと急ぐことにする。
ときおり振動が建物を揺らすが、あいかわらず人の気配はしない。
途中の何個かの部屋を通り過ぎたが、やはりもぬけの殻だ。
といってもつい先程まで人がこの場所にいたであろう痕跡がそこかしこに残っていた。
あわてて逃げ出した……というところだろう。
何度か曲がった後で、廊下はいきどまりになる。
かわりに目の前に、防火扉のような物々しい大きな鉄製の扉が現れる。
俺らが現在いる区画を外部から隔離するためのようなものに見える。
まあ……活動が停止していたとはいえ、モンスターやら俺みたいな囚人を置いているのだから、当然の措置か。
普段は厳重にしまっているのだろうが、緊急事態だからなのか、それとも故障してしまったのか、いずれにせよその扉も開け放たれていた。
扉を通過すると、警備室のような部屋とエレベーターホールのような空間に出る。
普段はここで入退室を制限しているセキュリティエリアのような場所なのだろう。
警備室には誰もいない。
そして、エレベーターを見て、一応ボタンを押してみるが、やはり反応がない。
この様子では動いていないだろう。
「協会本部の地下にこんな場所があるとは知りませんでしたわ」
花蓮さんがあたりを見回しながら、言う。
「地下……やはりここは地下なんですか?」
「ええ。そのようですわね。ここに連れてこられた時にエレベーターで降りた気配がしましたわ」
ソウルエコーが示す戦闘地点は、ここからおおよす30メートル上だから、ここは地下10階くらいなのだろうか。
これほど地下深くにあえて施設を設けていたのは、やはり相当程度に件のモンスターについて危険性を感じていたのだろうか。
しかし、どうやって上に行くか。
そう思って近くを見ていると、非常灯が点滅している扉があるのに気づいた。
扉は開けると、上へとはしご状の階段が延々と続いている。
どうやら非常階段のようで、この階段を昇れば地上へと出られるようだ。
二人と目配せをして、俺が先頭になり、階段を登っていく。
ときおり、仄かに非常灯の赤い色が見えるだけで、中は薄暗い。
中ほどまで登ったところで、再び建物が大きく揺れ、銃撃音が鳴り響く。
やはり戦闘が行われているのは間違いないようだ。
「今のは銃声……やはり何が起きているようですわね」
「先程の部隊が交戦しているのでしょうか……ですが陸自の異能部隊が出るような相手となると……」
と、下から二人の声が聞こえる。
だが、俺は正直なところあまり二人の話しは頭に入ってこなかった。
先ほどから俺の脳裏にはずっと『彼女』の姿がある。
この空気……緊張感……闘いの気配……。
これらの要素がきっと俺の過去の記憶を引き出しているのだろう……。
銃撃音がだんだんと大きくなる中、俺らは階段を登りきって、地上へと到達する。
ソウルエコーが示す位置は、前方20~30メートルほどだ。
扉を開くと、そこは吹き抜けの大きなエントランスルームのような場所になっていた。
予想通り、先程の部隊——間宮氏率いる部隊——とモンスターが交戦している。
と、奇怪な音があたりに木霊する。
風を切り裂くうめき声のような特徴的な声……。
あれは……デスナイトか。
漆黒の鎧を身にまとった高さ5メートルほどの巨体。
そして、その巨体と同じくらいの大剣をかざしている。
やはりアンデッド系統のモンスターか。
しかし、こいつらはモンスターというよりは、意思なき傀儡にすぎない。
当然、術者がいるはずだが、近くにいる様子はない。
と右手には花蓮さんが俺の腕に手をかけて、しなだれかかり、甘い吐息をかけてきて、
「……ご主人様の体は温かいです……まるでその御心のようです」
と、左手には鈴羽さんが何かに取り憑かれたような顔をして、俺の胸に体をよせてくる。
鈴羽さんの挙動は置いておくとして、いやこれは……さすがに密着し過ぎ——。
と、俺が大きな心の動揺から探知魔法が途切れそうになった時、ソウルエコーが反応する。
その反応で俺はなんとか理性を取り戻す。
俺から上方数十メートル付近に複数の反応がある。
十数のおおよそ同じ大きさの個体——おそらく人だろう——が比較的近い距離にまとまっている。
そして、これらと明らかに大きさが違う個体が一つある。
これが間宮氏が言っていたモンスターだろうか。
しかし、この反応はモンスター……いや生命体というより、むしろアンデッドのそれに近いが……。
いずれにせよこのアンデッドを相手に戦闘中といったところか。
ここから先に進むとなると、間違いなく戦闘に巻き込まれる。
気を引き締めないと——。
「け、敬三様……あの……もっと近づいた方がよろしいですか?」
「ああ……これが……ご主人様の匂い……」
二人の吐息が俺の頬をそよぎ、呼吸のたびに、花蓮さんと鈴羽さんの柔らかい体の感触が俺の肌に伝わる。
せ、戦闘は近いんだ……し、集中しなければ……。
「お、お二人とも……す、少し離れて……か、かたまりすぎるとかえって危険です」
俺は最後の理性の力で、なんとか声を絞り出す。
すると、残念なことに……いや幸いなことに、二人ともぱっと俺の体なら離れる。
「も、申し訳ありません……そ、そうですわよね……ち、近すぎますわよね」
「ダメ……ですか」
……俺の理性は果たしてもつのか。
いや……それより、目の前のことに集中しなければ……。
二人と色々な意味で危険でない距離を保ちながら、俺は先へと急ぐことにする。
ときおり振動が建物を揺らすが、あいかわらず人の気配はしない。
途中の何個かの部屋を通り過ぎたが、やはりもぬけの殻だ。
といってもつい先程まで人がこの場所にいたであろう痕跡がそこかしこに残っていた。
あわてて逃げ出した……というところだろう。
何度か曲がった後で、廊下はいきどまりになる。
かわりに目の前に、防火扉のような物々しい大きな鉄製の扉が現れる。
俺らが現在いる区画を外部から隔離するためのようなものに見える。
まあ……活動が停止していたとはいえ、モンスターやら俺みたいな囚人を置いているのだから、当然の措置か。
普段は厳重にしまっているのだろうが、緊急事態だからなのか、それとも故障してしまったのか、いずれにせよその扉も開け放たれていた。
扉を通過すると、警備室のような部屋とエレベーターホールのような空間に出る。
普段はここで入退室を制限しているセキュリティエリアのような場所なのだろう。
警備室には誰もいない。
そして、エレベーターを見て、一応ボタンを押してみるが、やはり反応がない。
この様子では動いていないだろう。
「協会本部の地下にこんな場所があるとは知りませんでしたわ」
花蓮さんがあたりを見回しながら、言う。
「地下……やはりここは地下なんですか?」
「ええ。そのようですわね。ここに連れてこられた時にエレベーターで降りた気配がしましたわ」
ソウルエコーが示す戦闘地点は、ここからおおよす30メートル上だから、ここは地下10階くらいなのだろうか。
これほど地下深くにあえて施設を設けていたのは、やはり相当程度に件のモンスターについて危険性を感じていたのだろうか。
しかし、どうやって上に行くか。
そう思って近くを見ていると、非常灯が点滅している扉があるのに気づいた。
扉は開けると、上へとはしご状の階段が延々と続いている。
どうやら非常階段のようで、この階段を昇れば地上へと出られるようだ。
二人と目配せをして、俺が先頭になり、階段を登っていく。
ときおり、仄かに非常灯の赤い色が見えるだけで、中は薄暗い。
中ほどまで登ったところで、再び建物が大きく揺れ、銃撃音が鳴り響く。
やはり戦闘が行われているのは間違いないようだ。
「今のは銃声……やはり何が起きているようですわね」
「先程の部隊が交戦しているのでしょうか……ですが陸自の異能部隊が出るような相手となると……」
と、下から二人の声が聞こえる。
だが、俺は正直なところあまり二人の話しは頭に入ってこなかった。
先ほどから俺の脳裏にはずっと『彼女』の姿がある。
この空気……緊張感……闘いの気配……。
これらの要素がきっと俺の過去の記憶を引き出しているのだろう……。
銃撃音がだんだんと大きくなる中、俺らは階段を登りきって、地上へと到達する。
ソウルエコーが示す位置は、前方20~30メートルほどだ。
扉を開くと、そこは吹き抜けの大きなエントランスルームのような場所になっていた。
予想通り、先程の部隊——間宮氏率いる部隊——とモンスターが交戦している。
と、奇怪な音があたりに木霊する。
風を切り裂くうめき声のような特徴的な声……。
あれは……デスナイトか。
漆黒の鎧を身にまとった高さ5メートルほどの巨体。
そして、その巨体と同じくらいの大剣をかざしている。
やはりアンデッド系統のモンスターか。
しかし、こいつらはモンスターというよりは、意思なき傀儡にすぎない。
当然、術者がいるはずだが、近くにいる様子はない。
59
お気に入りに追加
1,024
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる