30 / 153
第一章
鈴羽サイド-08-
しおりを挟む
二見の力が何であれ正攻法の闘いでは歯が立たない。
それならば……外法に頼る以外勝機を見出す手はない。
鈴羽は、二見をじっと見据えて、悲壮な面持ちで言う。
「あなたの力がなんであれ……わたしは花蓮様のためにも引くわけにはいかないのです!」
ついで、鈴羽はアイテムボックスを発動し、あるマジックアイテムを取り出す。
鈴羽が異空間から取り出したのは、一見すればどこにでもあるブレスレットである。
鈴羽は、そのブレスレットを見つめて、一瞬間をおいた後で、覚悟を決めたかのように自身の腕に装着する。
「う……く……」
途端に鈴羽の表情は一変し、何かに耐えるような苦悶の表情を浮かべる。
鈴羽が身につけたブレスレットはA級マジックアイテムの一つとされている『炎龍のブレスレット』である。
その効果は、『攻撃に炎系統の魔法を付与する』というものである。
スキルを使える者は稀——レア(R)であり、さらにスキル保持者の内で、魔法を使えるものはさらに稀——スーパーレア(SR)——であり、ついで有効な攻撃系統の魔法の使い手となると殊更に稀——ダブルスーパーレア(SSR)——である。
そんなSSRの能力を身につけるだけで使えるブレスレット……。
それが貴重なのは言うまでもない。
が……『炎龍のブレスレット』はS級ではなくA級マジックアイテムとして分類されている。
何故か……。
その理由は、いま鈴羽が苦しんでいる点にある。
『炎龍のブレスレット』は装着時に、装備者に対して、常時、炎系統の魔法ダメージを与え続けるという致命的な欠陥がある。
そのため、実戦には到底使用できないとされ、その絶大な効果にも関わらずA級扱いとされているのだ。
が……装備者が自身の肉体が焼け焦がれてもかまわないというある種の異常な決意を持っていて、かつごく短時間であれば『炎龍のブレスレット』を使用し、本来の絶大な効果を発揮することができる。
そんな通常ではありえない状況……。
鈴羽が、今していることがまさにそれである。
ブレスレットを身に着けた途端に、鈴羽の体内は沸騰したかのように……いや現に沸騰しているのだろう……熱くなり息をするのすら辛くなっていた。
いくら鈴羽が強靭な意思の力で、ブレスレットが放つ炎の魔法に抗おうともおのずと限界がある。
もって……数分が限度ね……。
既に意思をしっかり持っていなければその場で倒れ込みそうな常時焼かれる激痛に耐えながら、鈴羽は一点を見据える。
「か、覚悟……しなさい……」
そう震える声でなんとか言葉を絞り出し、鈴羽は最後の一撃に備える。
一拍間を置いて、鈴羽は、意識を極限までに集中させる。
ついで、鈴羽は持てる力の全てを込めて、足を蹴り出す。
異常な熱を帯びた鈴羽の肉体の影響のせいで、靴は溶けだし変形していた。
が……その状態でも鈴羽はなんとか脚力を維持しつつ、『未来の幻影』を発動。
二見の姿をその目に捕らえる。
激しい痛みで集中力を維持するのが非常に困難であったが、鈴羽はそれを意思の力で強引にねじ伏せて、なんとか二見の数秒後の軌道を予測する。
たとえ、必中しなくとも『炎龍のブレスレット』の効果で、今の鈴羽の攻撃には全て炎魔法のバフがある。
いくら二見が素早く逃げようとも……どんな異常な防御力があろうとも……この広範囲の魔法攻撃は防げないはずだ。
ましてや二見は鈴羽が攻撃魔法を使うなどとはまったく予期できていないはずだ。
視界は歪み、意識は遠のいていく中で、鈴羽は自身の全てを込めて、二見に拳を突き立てる。
瞬間、爆炎があたりを包む。
閉じられた室内で、炎魔法を使用したため、燃焼による熱が一点に集中したのか、室内の温度は急速に上昇した。
鈴羽は既に、自身の肉体が放つ熱と外から受ける熱との区別もつかず、ただ朦朧とした意識の中で、ゆらぐ炎を見る。
耳にけたたましくなる火災報知器の音。
ついで、天井に設置されているスプリンクラーから勢いよく水が放出される。
それでも炎はおさまらず鈴羽の体を包み込む。
花蓮……お姉様……お許しください。
ですが……これでお姉様の洗脳は解けたはず……。
二見を排除できた……が自身ももはや無事ではすまされないだろう……。
鈴羽は、薄れゆく意識の中で、ただ花蓮のことだけを思っていた。
鈴羽が目を覚ました時、彼女の視界は天井に向けられていた。
顔を濡らす水滴……。
どうやら、スプリンクラーから落ちる水滴で彼女は意識を取り戻したようだった。
う……ぐあ……。
鈴羽は、同時に全身を蝕む激しい痛みに悲鳴を上げる。
『炎龍のブレスレット』の効果は今も鈴羽の肉体を焦がし続けている。
目的を果たしたのだから、ブレスレットを今すぐにでも外したかった。
が……異常な熱によって、ブレスレット自体変形してしまったのか、はたまた鈴羽にもはや力がほとんど残っていないためか、ブレスレットを外すことはできなかった。
ふ……楽には逝かせてくれないようね……。
鈴羽は、心の中で、そう毒づく。
今ごろ花蓮様はどうされているのだろか……。
術者である二見を排除したのだから、きっと花蓮様も正気を取り戻して——
鈴羽が、目線を動かした時、信じられない光景が目に飛び込んできた。
戸惑いの表情を浮かべる一人の男……二見敬三……が、立っていたのだ。
それも一見して怪我一つもしている様子はない……。
ば、馬鹿な……あ、ありえない……あの攻撃を受けて……。
それならば……外法に頼る以外勝機を見出す手はない。
鈴羽は、二見をじっと見据えて、悲壮な面持ちで言う。
「あなたの力がなんであれ……わたしは花蓮様のためにも引くわけにはいかないのです!」
ついで、鈴羽はアイテムボックスを発動し、あるマジックアイテムを取り出す。
鈴羽が異空間から取り出したのは、一見すればどこにでもあるブレスレットである。
鈴羽は、そのブレスレットを見つめて、一瞬間をおいた後で、覚悟を決めたかのように自身の腕に装着する。
「う……く……」
途端に鈴羽の表情は一変し、何かに耐えるような苦悶の表情を浮かべる。
鈴羽が身につけたブレスレットはA級マジックアイテムの一つとされている『炎龍のブレスレット』である。
その効果は、『攻撃に炎系統の魔法を付与する』というものである。
スキルを使える者は稀——レア(R)であり、さらにスキル保持者の内で、魔法を使えるものはさらに稀——スーパーレア(SR)——であり、ついで有効な攻撃系統の魔法の使い手となると殊更に稀——ダブルスーパーレア(SSR)——である。
そんなSSRの能力を身につけるだけで使えるブレスレット……。
それが貴重なのは言うまでもない。
が……『炎龍のブレスレット』はS級ではなくA級マジックアイテムとして分類されている。
何故か……。
その理由は、いま鈴羽が苦しんでいる点にある。
『炎龍のブレスレット』は装着時に、装備者に対して、常時、炎系統の魔法ダメージを与え続けるという致命的な欠陥がある。
そのため、実戦には到底使用できないとされ、その絶大な効果にも関わらずA級扱いとされているのだ。
が……装備者が自身の肉体が焼け焦がれてもかまわないというある種の異常な決意を持っていて、かつごく短時間であれば『炎龍のブレスレット』を使用し、本来の絶大な効果を発揮することができる。
そんな通常ではありえない状況……。
鈴羽が、今していることがまさにそれである。
ブレスレットを身に着けた途端に、鈴羽の体内は沸騰したかのように……いや現に沸騰しているのだろう……熱くなり息をするのすら辛くなっていた。
いくら鈴羽が強靭な意思の力で、ブレスレットが放つ炎の魔法に抗おうともおのずと限界がある。
もって……数分が限度ね……。
既に意思をしっかり持っていなければその場で倒れ込みそうな常時焼かれる激痛に耐えながら、鈴羽は一点を見据える。
「か、覚悟……しなさい……」
そう震える声でなんとか言葉を絞り出し、鈴羽は最後の一撃に備える。
一拍間を置いて、鈴羽は、意識を極限までに集中させる。
ついで、鈴羽は持てる力の全てを込めて、足を蹴り出す。
異常な熱を帯びた鈴羽の肉体の影響のせいで、靴は溶けだし変形していた。
が……その状態でも鈴羽はなんとか脚力を維持しつつ、『未来の幻影』を発動。
二見の姿をその目に捕らえる。
激しい痛みで集中力を維持するのが非常に困難であったが、鈴羽はそれを意思の力で強引にねじ伏せて、なんとか二見の数秒後の軌道を予測する。
たとえ、必中しなくとも『炎龍のブレスレット』の効果で、今の鈴羽の攻撃には全て炎魔法のバフがある。
いくら二見が素早く逃げようとも……どんな異常な防御力があろうとも……この広範囲の魔法攻撃は防げないはずだ。
ましてや二見は鈴羽が攻撃魔法を使うなどとはまったく予期できていないはずだ。
視界は歪み、意識は遠のいていく中で、鈴羽は自身の全てを込めて、二見に拳を突き立てる。
瞬間、爆炎があたりを包む。
閉じられた室内で、炎魔法を使用したため、燃焼による熱が一点に集中したのか、室内の温度は急速に上昇した。
鈴羽は既に、自身の肉体が放つ熱と外から受ける熱との区別もつかず、ただ朦朧とした意識の中で、ゆらぐ炎を見る。
耳にけたたましくなる火災報知器の音。
ついで、天井に設置されているスプリンクラーから勢いよく水が放出される。
それでも炎はおさまらず鈴羽の体を包み込む。
花蓮……お姉様……お許しください。
ですが……これでお姉様の洗脳は解けたはず……。
二見を排除できた……が自身ももはや無事ではすまされないだろう……。
鈴羽は、薄れゆく意識の中で、ただ花蓮のことだけを思っていた。
鈴羽が目を覚ました時、彼女の視界は天井に向けられていた。
顔を濡らす水滴……。
どうやら、スプリンクラーから落ちる水滴で彼女は意識を取り戻したようだった。
う……ぐあ……。
鈴羽は、同時に全身を蝕む激しい痛みに悲鳴を上げる。
『炎龍のブレスレット』の効果は今も鈴羽の肉体を焦がし続けている。
目的を果たしたのだから、ブレスレットを今すぐにでも外したかった。
が……異常な熱によって、ブレスレット自体変形してしまったのか、はたまた鈴羽にもはや力がほとんど残っていないためか、ブレスレットを外すことはできなかった。
ふ……楽には逝かせてくれないようね……。
鈴羽は、心の中で、そう毒づく。
今ごろ花蓮様はどうされているのだろか……。
術者である二見を排除したのだから、きっと花蓮様も正気を取り戻して——
鈴羽が、目線を動かした時、信じられない光景が目に飛び込んできた。
戸惑いの表情を浮かべる一人の男……二見敬三……が、立っていたのだ。
それも一見して怪我一つもしている様子はない……。
ば、馬鹿な……あ、ありえない……あの攻撃を受けて……。
99
お気に入りに追加
1,340
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
勇者現代へ帰る。でも、国ごと付いてきちゃいました。
Azanasi
ファンタジー
突然召喚された卒業間近の中学生、直人
召喚の途中で女神の元へ……女神から魔神の討伐を頼まれる。
断ればそのまま召喚されて帰るすべはないと女神は言い、討伐さえすれば元の世界の元の時間軸へ帰してくれると言う言葉を信じて異世界へ。
直人は魔神を討伐するが帰れない。実は魔神は元々そんなに力があるわけでもなくただのハリボテだった。そう、魔法で強く見せていただけだったのだが、女神ともなればそれくらい簡単に見抜けるはずなおだが見抜けなかった。女神としては責任問題だここでも女神は隠蔽を施す。
帰るまで数年かかると直人に伝える、直人は仕方なくも受け入れて現代の知識とお買い物スキルで国を発展させていく
ある時、何の前触れもなく待望していた帰還が突然がかなってしまう。
それには10年の歳月がかかっていた。おまけにあろうことか国ごと付いてきてしまったのだ。
現代社会に中世チックな羽毛の国が現れた。各国ともいろんな手を使って取り込もうとするが直人は抵抗しアルスタン王国の将来を模索して行くのだった。
■小説家になろうにも掲載
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる