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蔵のなか
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五十嵐さんに、栗入り白玉団子とパウンドケーキをお出しした。
「お茶にしますか? コーヒーにしますか?」
なぜか、お菓子を穴があくほど見つめる五十嵐さんに尋ねた。
「お茶をお願いします。コーヒーは苦手なので」
「分かりました。今お持ちしますね」
私はもう片方の卓の上に置いてあるお茶道具で緑茶を入れた。なんだかんだで、お店のほうにお客さまが来るので、ポットや道具をおくようにしたのだ。
「今日は暑かったですね」
とりあえず天気の話題などを振ってみたが、五十嵐さんはまだお菓子を見つめる……というか、親のかたきみたいに睨みつけている。
「あの、何かありましたか」
「こっちのケーキに入っているのは何ですか?」
しかめっ面のまま、五十嵐さんが尋ねてきた。
「ブランデーにつけたドライフルーツを刻んで入れてます。レーズンとかオレンジピールとか。作業員さんにお出しした残りですみませんが」
作業に支障がないよう、風味付けにいれたブランデーの量は控えめだ。説明されて、五十嵐さんはぎこちなくうなずく。
「これ、生魚だから、早く冷蔵庫に入れた方がいいですよ」
五十嵐さんは自分が持って来たレジ袋を指さした。それは先に言って欲しい。私は頭を小さくさげてレジ袋を手に取った。白身のお刺身が入っている。
「わあ、おいしそう。ありがとうございます。あ、こちらもどうぞお召し上がりください」
促されて五十嵐さんは、フォークを手にした。
お刺身は夕飯のおかずにしよう。それとも久しぶりに、ちょっと飲もうかな。浮かれて冷蔵庫に向かった私は、はたと気づいた。
生魚が苦手、コーヒーも苦手と言った。もしかして、五十嵐さんは苦手な食べ物が多い人なのでは。ドライフルーツも好き嫌いはわりと分かれる。
お刺身を冷蔵庫に入れて戻ると、五十嵐さんはさっき私が声を掛けたときのまま、フォークを片手にして微動だにせずにいた。
「あの、苦手でしたら無理に召し上がらくても結構ですよ」
「に、苦手なことはないですよ、ちょっと……その」
「こちらの白玉団子の中には、栗の甘露煮が入ってます。上にかかっているのは、みたらしです」
「いいです、説明は」
食べにくそうにしているから、説明したのに。とっつきやすいって感じがしない。市役所の会議室でもここでも。
そうこうしていると、五十嵐さんはようやく白玉にフォークを入れて半分にした。断面で中の栗を確認したかったのかな。それから目をぎゅっとつぶると、意を決するようにして白玉を口に運んだ。
と、ぱちりと目を開けた。何度かまばたきをする五十嵐さん。
「どうですか?」
向かい側に座った私が尋ねると、細かく何度もうなずいた。良かったらしい。五十嵐さんはあっという間に栗入り白玉を平らげた。
「パウンドケーキ、無理でしたらお包みしますよ」
「無理ってなんですか、無理って。たかがケーキじゃないですか」
お茶を一口二口飲んだ五十嵐さんは、ケーキにフォークを入れて小さくサイコロ状にした。ああ、なるべくドライフルーツのないところを探しているなあ。
「しろっぽく見えるのは、ナッツです。くるみも砕いて入れてるんです」
言われて五十嵐さんは、くるみとオレンジピールのところにフォークを差して、ニ三回深呼吸した。
そんな大げさな……。口にケーキを放り込んだ五十嵐さんは、なんだか足をドタバタさせてから静かになった。
こちらも大丈夫だったらしい。すでに私のことなど忘れたようにして、食べている。
メンドクサイひとだなあ。私はお代わりのお茶を淹れて五十嵐さんの前に置いた。黙っていれば、それなりに整った顔立ちに見える。あ、うつむきかげんだと、まつげが長いのが分かる。
五十嵐さんに出すのだったら、もうちょっといいお皿にすればよかったかな。なんて思ったり、しげしげと観察していると、いきなり五十嵐さんが私を見た。
「あ、私、蔵の中をちょっと見てきます。何か使える皿とかあるかもしれない」
家の鍵束を持ってお店の脇から、中庭に出る。夕暮れ時の蔵まで行って、父から預かった古風な鍵を鍵穴に入れると、思ったより簡単に開錠できた。
白く重い外の扉を開くと、今度は木製の上部が障子張りになった引戸が現れた。ずっと開ける人もいなかったはずなのに、障子は破れていなかった。それに日が当たらなかったのか、貼りたてのように白い。
内扉と小さな紙が貼られた鍵で開けると、夕陽が蔵の奥まで差し込んだ。
埃のにおいと、わずかにカビのにおい。堀川からの海のにおいもする。
「おじゃまします」
私は慎重に床に足を下ろした。床はしっかりした造りのようで、きしむことなく私を乗せた。灯りはつかないようだったので、スマホのライトで照らすと茶箪笥のようなものが見えた。宴会に使われのか、大きな座卓がいくつも壁に立てかけられている。やなぎごおりが数個積まれて、ひしゃげている。桶や笊、昔の生活用品。
茶箪笥の扉を開けると、古色蒼然とした小皿やおちょこが入っている。伯父さんは骨とう品を集めていたっていうけど、それは亡くなったときに処分したのかな。車は大きくて、手を付けなかったみたいだけど。
期待したようなものはないみたい。
蔵から出ようとした私は、奥の方に数段の階段を見つけた。昨日、小夜子さんと見た船着き場から荷揚げするときの扉につながった場所かもしれない。
ゆっくりと降りていくと、かがんでくぐるくらいの引戸があった。ここは鍵はなし。扉はガタピシ言いながらも開いた。
「こういうところに、お宝があるのかもね」
軽口をたたかないと、なんだか怖くなって扉の奥を私はのぞいた。板の壁から細い光が幾筋か入ってきている。四畳ほどの板の間は天井が高く、黒光りする長持がひとつあった。
なんだか既視感がある。私は長持を開けようとした。が、鍵がかかっていた。
「ここの鍵って……」
あるわけない、と思ったわたしは鍵の形状をみて、もしかしたらみず江ちゃんが渡してくれたものが合うのかもしれないと思った。車のキーホルダーについていた小さな鍵が。
私は母屋に取って返した。
「江間さん、ごちそうさまでしたって何を慌てて」
「ちょっと待ってください、いま蔵のなかで長持を見つけて」
答えるのも気が急いて、私は車のキーホルダーを掴んで蔵に戻った。スマホで照らすのももどかしく、奥の部屋まで行くと、古めかしい小さな鍵を錠に差し込んだ。
「入ったっ」
鍵はくるりと回って開いた。がちゃんと錠前が落ちる。私は長持の蝶番をきしませて蓋をゆっくりと持ち上げた。
最初に目に入ったのは、色鮮やかな布地だった。反物でも入っているんだろうか。長持は桐で出来ているのか、大きさのわりには軽い。私は力を入れて蓋を開いた。
色鮮やかな布地は、着物の袖だった。
私は口を開けたまま長持の中から視線を動かせなかった。一瞬遅れて冷や汗がどっと流れ、悲鳴を上げていた。
「どうしたんですか!」
尻もちをついた私の背後に、いつの間にか五十嵐さんがいた。私は腰が抜けたようになって、ただ長持から離れようともがいた。
「ひと、ひとが」
私が震えながら指さすと、五十嵐さんが自分のスマホの明かりをつけて長持の中を凝視した。そのまま数分間動かいなような気がしたが、振り返って冷静な声を言った。
「これ、人形ですよ」
「にんぎょう!?」
がくがくとした動きでなんとか立ち上がって、長持の中を再び見てみた。
前髪が眉の下で切り揃えられ、胸の下までくる長い黒髪は艶めき、絹と思われる凝った模様の振袖を着た等身大の人形が長持の中に収まっていた。
「心臓に悪い……」
私は大きく息をついた。人形の唇は赤く紅をさし、瞳はとじていた。胸の前で重ねられた両手の爪は桜貝の色をして、帯には金糸銀糸で刺繍が施されていた。
「なんで、人形なんか」
ねえ? と私が五十嵐さんのほうを見ると、五十嵐さんはなんだか棒立ちになっていた。
「出ましょう」
「え?」
「いいから、出ましょう」
そう言うなり、長持の蓋を閉めてさっさと蔵から出ていってしまった。一人残されるのも気味悪く、私も急いで蔵から出た。
いつの間にか日はとっぷりと暮れて、店の明かりがオレンジ色の灯り、どこか気持ちをほっとさせた。
五十嵐さんは椅子に座って、両手で顔を覆っていた。
「どうしました」
もしかして、人形に驚いて気持ちが悪くなったとか……それは私か。
私が声をかけると、五十嵐は何かをつぶやき、何度か大きくため息をついた。
「あれは何でしょうか。伯父は骨とう品を集める趣味があったそうですが」
五十嵐さんは突然赤面して私から顔をそむけた。
「あの?」
「……帰ります」
突然椅子から立ち上がった五十嵐さんは、挨拶もそこそこに逃げるようにして帰っていった。
なんなの。
私は茶器や皿を片付け、キッチンへと運んだ。
伯父のコレクション? 等身大の人形?
「まさか、人形遊びをするような柄でもないで」
そこまで口にして、不意に気づいてしまった。あれは、もしかして。
思わず悲鳴をあげた私の耳は熱くなった。
「お茶にしますか? コーヒーにしますか?」
なぜか、お菓子を穴があくほど見つめる五十嵐さんに尋ねた。
「お茶をお願いします。コーヒーは苦手なので」
「分かりました。今お持ちしますね」
私はもう片方の卓の上に置いてあるお茶道具で緑茶を入れた。なんだかんだで、お店のほうにお客さまが来るので、ポットや道具をおくようにしたのだ。
「今日は暑かったですね」
とりあえず天気の話題などを振ってみたが、五十嵐さんはまだお菓子を見つめる……というか、親のかたきみたいに睨みつけている。
「あの、何かありましたか」
「こっちのケーキに入っているのは何ですか?」
しかめっ面のまま、五十嵐さんが尋ねてきた。
「ブランデーにつけたドライフルーツを刻んで入れてます。レーズンとかオレンジピールとか。作業員さんにお出しした残りですみませんが」
作業に支障がないよう、風味付けにいれたブランデーの量は控えめだ。説明されて、五十嵐さんはぎこちなくうなずく。
「これ、生魚だから、早く冷蔵庫に入れた方がいいですよ」
五十嵐さんは自分が持って来たレジ袋を指さした。それは先に言って欲しい。私は頭を小さくさげてレジ袋を手に取った。白身のお刺身が入っている。
「わあ、おいしそう。ありがとうございます。あ、こちらもどうぞお召し上がりください」
促されて五十嵐さんは、フォークを手にした。
お刺身は夕飯のおかずにしよう。それとも久しぶりに、ちょっと飲もうかな。浮かれて冷蔵庫に向かった私は、はたと気づいた。
生魚が苦手、コーヒーも苦手と言った。もしかして、五十嵐さんは苦手な食べ物が多い人なのでは。ドライフルーツも好き嫌いはわりと分かれる。
お刺身を冷蔵庫に入れて戻ると、五十嵐さんはさっき私が声を掛けたときのまま、フォークを片手にして微動だにせずにいた。
「あの、苦手でしたら無理に召し上がらくても結構ですよ」
「に、苦手なことはないですよ、ちょっと……その」
「こちらの白玉団子の中には、栗の甘露煮が入ってます。上にかかっているのは、みたらしです」
「いいです、説明は」
食べにくそうにしているから、説明したのに。とっつきやすいって感じがしない。市役所の会議室でもここでも。
そうこうしていると、五十嵐さんはようやく白玉にフォークを入れて半分にした。断面で中の栗を確認したかったのかな。それから目をぎゅっとつぶると、意を決するようにして白玉を口に運んだ。
と、ぱちりと目を開けた。何度かまばたきをする五十嵐さん。
「どうですか?」
向かい側に座った私が尋ねると、細かく何度もうなずいた。良かったらしい。五十嵐さんはあっという間に栗入り白玉を平らげた。
「パウンドケーキ、無理でしたらお包みしますよ」
「無理ってなんですか、無理って。たかがケーキじゃないですか」
お茶を一口二口飲んだ五十嵐さんは、ケーキにフォークを入れて小さくサイコロ状にした。ああ、なるべくドライフルーツのないところを探しているなあ。
「しろっぽく見えるのは、ナッツです。くるみも砕いて入れてるんです」
言われて五十嵐さんは、くるみとオレンジピールのところにフォークを差して、ニ三回深呼吸した。
そんな大げさな……。口にケーキを放り込んだ五十嵐さんは、なんだか足をドタバタさせてから静かになった。
こちらも大丈夫だったらしい。すでに私のことなど忘れたようにして、食べている。
メンドクサイひとだなあ。私はお代わりのお茶を淹れて五十嵐さんの前に置いた。黙っていれば、それなりに整った顔立ちに見える。あ、うつむきかげんだと、まつげが長いのが分かる。
五十嵐さんに出すのだったら、もうちょっといいお皿にすればよかったかな。なんて思ったり、しげしげと観察していると、いきなり五十嵐さんが私を見た。
「あ、私、蔵の中をちょっと見てきます。何か使える皿とかあるかもしれない」
家の鍵束を持ってお店の脇から、中庭に出る。夕暮れ時の蔵まで行って、父から預かった古風な鍵を鍵穴に入れると、思ったより簡単に開錠できた。
白く重い外の扉を開くと、今度は木製の上部が障子張りになった引戸が現れた。ずっと開ける人もいなかったはずなのに、障子は破れていなかった。それに日が当たらなかったのか、貼りたてのように白い。
内扉と小さな紙が貼られた鍵で開けると、夕陽が蔵の奥まで差し込んだ。
埃のにおいと、わずかにカビのにおい。堀川からの海のにおいもする。
「おじゃまします」
私は慎重に床に足を下ろした。床はしっかりした造りのようで、きしむことなく私を乗せた。灯りはつかないようだったので、スマホのライトで照らすと茶箪笥のようなものが見えた。宴会に使われのか、大きな座卓がいくつも壁に立てかけられている。やなぎごおりが数個積まれて、ひしゃげている。桶や笊、昔の生活用品。
茶箪笥の扉を開けると、古色蒼然とした小皿やおちょこが入っている。伯父さんは骨とう品を集めていたっていうけど、それは亡くなったときに処分したのかな。車は大きくて、手を付けなかったみたいだけど。
期待したようなものはないみたい。
蔵から出ようとした私は、奥の方に数段の階段を見つけた。昨日、小夜子さんと見た船着き場から荷揚げするときの扉につながった場所かもしれない。
ゆっくりと降りていくと、かがんでくぐるくらいの引戸があった。ここは鍵はなし。扉はガタピシ言いながらも開いた。
「こういうところに、お宝があるのかもね」
軽口をたたかないと、なんだか怖くなって扉の奥を私はのぞいた。板の壁から細い光が幾筋か入ってきている。四畳ほどの板の間は天井が高く、黒光りする長持がひとつあった。
なんだか既視感がある。私は長持を開けようとした。が、鍵がかかっていた。
「ここの鍵って……」
あるわけない、と思ったわたしは鍵の形状をみて、もしかしたらみず江ちゃんが渡してくれたものが合うのかもしれないと思った。車のキーホルダーについていた小さな鍵が。
私は母屋に取って返した。
「江間さん、ごちそうさまでしたって何を慌てて」
「ちょっと待ってください、いま蔵のなかで長持を見つけて」
答えるのも気が急いて、私は車のキーホルダーを掴んで蔵に戻った。スマホで照らすのももどかしく、奥の部屋まで行くと、古めかしい小さな鍵を錠に差し込んだ。
「入ったっ」
鍵はくるりと回って開いた。がちゃんと錠前が落ちる。私は長持の蝶番をきしませて蓋をゆっくりと持ち上げた。
最初に目に入ったのは、色鮮やかな布地だった。反物でも入っているんだろうか。長持は桐で出来ているのか、大きさのわりには軽い。私は力を入れて蓋を開いた。
色鮮やかな布地は、着物の袖だった。
私は口を開けたまま長持の中から視線を動かせなかった。一瞬遅れて冷や汗がどっと流れ、悲鳴を上げていた。
「どうしたんですか!」
尻もちをついた私の背後に、いつの間にか五十嵐さんがいた。私は腰が抜けたようになって、ただ長持から離れようともがいた。
「ひと、ひとが」
私が震えながら指さすと、五十嵐さんが自分のスマホの明かりをつけて長持の中を凝視した。そのまま数分間動かいなような気がしたが、振り返って冷静な声を言った。
「これ、人形ですよ」
「にんぎょう!?」
がくがくとした動きでなんとか立ち上がって、長持の中を再び見てみた。
前髪が眉の下で切り揃えられ、胸の下までくる長い黒髪は艶めき、絹と思われる凝った模様の振袖を着た等身大の人形が長持の中に収まっていた。
「心臓に悪い……」
私は大きく息をついた。人形の唇は赤く紅をさし、瞳はとじていた。胸の前で重ねられた両手の爪は桜貝の色をして、帯には金糸銀糸で刺繍が施されていた。
「なんで、人形なんか」
ねえ? と私が五十嵐さんのほうを見ると、五十嵐さんはなんだか棒立ちになっていた。
「出ましょう」
「え?」
「いいから、出ましょう」
そう言うなり、長持の蓋を閉めてさっさと蔵から出ていってしまった。一人残されるのも気味悪く、私も急いで蔵から出た。
いつの間にか日はとっぷりと暮れて、店の明かりがオレンジ色の灯り、どこか気持ちをほっとさせた。
五十嵐さんは椅子に座って、両手で顔を覆っていた。
「どうしました」
もしかして、人形に驚いて気持ちが悪くなったとか……それは私か。
私が声をかけると、五十嵐は何かをつぶやき、何度か大きくため息をついた。
「あれは何でしょうか。伯父は骨とう品を集める趣味があったそうですが」
五十嵐さんは突然赤面して私から顔をそむけた。
「あの?」
「……帰ります」
突然椅子から立ち上がった五十嵐さんは、挨拶もそこそこに逃げるようにして帰っていった。
なんなの。
私は茶器や皿を片付け、キッチンへと運んだ。
伯父のコレクション? 等身大の人形?
「まさか、人形遊びをするような柄でもないで」
そこまで口にして、不意に気づいてしまった。あれは、もしかして。
思わず悲鳴をあげた私の耳は熱くなった。
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