『報酬部屋』〜男女比1:100の世界でデスゲームの報酬として〜

　男女比1:100という世界に迷い込んだ主人公の『佐々見桜楽』は、数時間も経っていない内に誘拐されてしまう。

　目が覚めると、知らない部屋にいた。

壁に埋め込まれたモニターの他に何も無い真っ白の部屋。


　どうやら、お金持ちの人間が企画した。
『女性同士で行うデスゲーム』の報酬として拉致されたらしい。

　一種目が終わった際、生き残った参加者の順位により報酬が配られる。
『食料』『寝床』そして『奴隷』として『男』が用意されていた………。

　数人の中で、下から二番目の報酬として用意された主人公は、デスゲームで生き残った直後の女性達に、溜まったストレスを発散させる為の捌け口とされてしまう。

　男女比がおかしいこの世界では、『女性は男性の姿を見る事すら光栄な事』だとされており、誰もが常日頃、男性に飢えていて、元の世界よりも性欲が高かった。

　
　何日もの間、暴力や性欲処理の相手をさせられてきた中、やっとデスゲームが終わりを告げた。

そして……………『二回目』があり、『新しい参加者』が来たことを知った主人公は………

絶望の末、遂に正気を失ってしまう。


　二回目………これからは奴隷の身分から抜け出して主人として、このデスゲームを支配する。