12 / 21
酔い
しおりを挟む
放課後――部室
「先輩、お疲れ様です」
「おう、体調はどうだ?」
「もう完全に復活しました!」
「良かったな……話が変わるがチョコは食べれるか?」
「はい、大好きです」
「ん、じゃあ……」
俺はカバンの中から取り出した貰い物のチョコの箱をテーブルの上に置いた
「わぁぁ……!!こんなに沢山の高そうなチョコ、初めて見ました!」
「貰いものだけどな、一人で食べるには多いから持ってきた」
「私も食べてもいいんですか?」
「ああ、二人で食べよう……ほら、遠慮はいらねぇぞ」
「ありがとうございます!では、早速いただきます!」
白はホワイトチョコを手に取り食べ始める
口に入れた瞬間に目を大きくして口角を上げた
美味しそうに食べるやつだ……見てるこっちも楽しくなる
「ん……甘くて美味しいです……あ、もう無くなっちゃった……」
「気にいったんなら何個でも食べていいぞ」
「本当ですか!?では、これとこれと……ん、美味しい!……こちらのチョコにはアーモンドが入っているんですね……モグモグ……何だか……ポカポカしてきました……」
「ポカポカ?部屋の温度は変わっていないと思うが」
「あ……れ、先輩が二人いる……えへへ、幸せぇ……」
「ま、まさか……!!」
慌ててチョコの箱を見ると少量だが酒が入っていることが書いてあった
どうやら白はこのチョコに含まれている僅かな酒だけで酔ってしまったらしい
「熱いぃ……脱いじゃお、」
「おい、ここで脱ごうとするな」
「きゃ、……んっ、もう……先輩そんなとこ触っちゃ駄目ですよぅ……」
「す、すまん」
「でも先輩になら学校で触られてもいっかぁ……」
「良くない良くない」
「えー、先輩は私のおっぱいに興味ないんですかぁ?」
無いわけないだろ!……だがTPOを考えて、俺はここで白が半裸になる事を止めないわけにはいかない
「頼むからここで脱ぐのはやめてくれ」
「先輩がそこまでゆーのなら、しょうがないですねぇ」
「そうしてもらえると助かる」
「そのかわりぃ――えい!」
「うぉっ、おい乗るな!」
「一緒にポカポカしましょう?」
は、背面座位みたいになってるけど……
これ、誰かに見られた即終わりだな――って、おい!沈まれ息子ォ!
「あ、あれ?……なんか固いのが当たってる」
「いや……あの、」
「あー!もしかして……しぇんぱぁい、私のお尻におちんちんあったてぇ……興奮しちゃったぁ?」
「……悪いが、その通りだ」
「私は嬉しいんですよ……先輩がぁ、私に欲情してくれてぇ……だからぁ」
「おい、待てやめろ」
「もう、先輩ったら……さっきからそればっかり、言葉でそう言っても……先輩のここ、すっごく大きくなってますよ」
「ここは学校だ、まずいだろ」
「それ以上つまらないこと言ったら……先輩に部室で襲われたーって、警察にいっちゃいますっ、」
「え、それは普通にやめて欲しい」
「じゃあ、おとなしくしていて下さいね……」
「ちょ、まっ――
この日のことは見方によってはいい思い出なのかもしれないがあまり思い出したくない
◆◆
翌朝――俺の部屋
「おはようございます先輩……き、昨日は本当にすみませんでした!」
「そのこと、覚えてたんだ……」
「はい、全部」
「過ぎたことだしもう忘れろ、俺はそこまで気にしていない」
「あんなことを学校でしたのに許してくれるなんて……先輩は天使です!!」
「こんな悪人顔した天使がいてたまるか」
「先輩、お疲れ様です」
「おう、体調はどうだ?」
「もう完全に復活しました!」
「良かったな……話が変わるがチョコは食べれるか?」
「はい、大好きです」
「ん、じゃあ……」
俺はカバンの中から取り出した貰い物のチョコの箱をテーブルの上に置いた
「わぁぁ……!!こんなに沢山の高そうなチョコ、初めて見ました!」
「貰いものだけどな、一人で食べるには多いから持ってきた」
「私も食べてもいいんですか?」
「ああ、二人で食べよう……ほら、遠慮はいらねぇぞ」
「ありがとうございます!では、早速いただきます!」
白はホワイトチョコを手に取り食べ始める
口に入れた瞬間に目を大きくして口角を上げた
美味しそうに食べるやつだ……見てるこっちも楽しくなる
「ん……甘くて美味しいです……あ、もう無くなっちゃった……」
「気にいったんなら何個でも食べていいぞ」
「本当ですか!?では、これとこれと……ん、美味しい!……こちらのチョコにはアーモンドが入っているんですね……モグモグ……何だか……ポカポカしてきました……」
「ポカポカ?部屋の温度は変わっていないと思うが」
「あ……れ、先輩が二人いる……えへへ、幸せぇ……」
「ま、まさか……!!」
慌ててチョコの箱を見ると少量だが酒が入っていることが書いてあった
どうやら白はこのチョコに含まれている僅かな酒だけで酔ってしまったらしい
「熱いぃ……脱いじゃお、」
「おい、ここで脱ごうとするな」
「きゃ、……んっ、もう……先輩そんなとこ触っちゃ駄目ですよぅ……」
「す、すまん」
「でも先輩になら学校で触られてもいっかぁ……」
「良くない良くない」
「えー、先輩は私のおっぱいに興味ないんですかぁ?」
無いわけないだろ!……だがTPOを考えて、俺はここで白が半裸になる事を止めないわけにはいかない
「頼むからここで脱ぐのはやめてくれ」
「先輩がそこまでゆーのなら、しょうがないですねぇ」
「そうしてもらえると助かる」
「そのかわりぃ――えい!」
「うぉっ、おい乗るな!」
「一緒にポカポカしましょう?」
は、背面座位みたいになってるけど……
これ、誰かに見られた即終わりだな――って、おい!沈まれ息子ォ!
「あ、あれ?……なんか固いのが当たってる」
「いや……あの、」
「あー!もしかして……しぇんぱぁい、私のお尻におちんちんあったてぇ……興奮しちゃったぁ?」
「……悪いが、その通りだ」
「私は嬉しいんですよ……先輩がぁ、私に欲情してくれてぇ……だからぁ」
「おい、待てやめろ」
「もう、先輩ったら……さっきからそればっかり、言葉でそう言っても……先輩のここ、すっごく大きくなってますよ」
「ここは学校だ、まずいだろ」
「それ以上つまらないこと言ったら……先輩に部室で襲われたーって、警察にいっちゃいますっ、」
「え、それは普通にやめて欲しい」
「じゃあ、おとなしくしていて下さいね……」
「ちょ、まっ――
この日のことは見方によってはいい思い出なのかもしれないがあまり思い出したくない
◆◆
翌朝――俺の部屋
「おはようございます先輩……き、昨日は本当にすみませんでした!」
「そのこと、覚えてたんだ……」
「はい、全部」
「過ぎたことだしもう忘れろ、俺はそこまで気にしていない」
「あんなことを学校でしたのに許してくれるなんて……先輩は天使です!!」
「こんな悪人顔した天使がいてたまるか」
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…


彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる