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第四章
第三十七話
しおりを挟む俺と美羽は二人並んで手をつないで街を歩いていく
「悟、まずはどこから行く?」
「そうだな……とりあえず、先ずは適当にぶらぶらと歩いてみるか」
「うんっ!」
そうして俺たちはあてもなく街を歩いていく
「悟、ほら見て!あそこ、すごく可愛いアクセサリー屋さんがあるよ!入ってみようよ!」
「ああ、いいぞ。入ろうか」
「うんっ、いこっ!」
美羽は俺の手をぎゅっと握ってから、店の中へと入っていく
中に入るとそこには綺麗なアクセサリーが沢山置いてあった
「わぁ~……どれも素敵で迷っちゃうなぁ……」
美羽は目をキラキラと光輝かせながら商品を見ている
俺はそんな美羽の姿を微笑ましく思いながら、彼女と一緒に店内を見て回る
「ねえ、悟……これなんてどうかな?私に似合うかな?」
美羽は手に取ったネックレスを俺に見せてくる
そのネックレスはシンプルなデザインだったが、とても綺麗な輝きを放っていた
「ああ、美羽に似合うと思うよ」
「えへへ……そう?じゃあ、これ買ってくるね!ちょっと待ってて……」
そして美羽はレジへと向かった
しばらくすると美羽が戻ってきた
「お待たせ、悟!」
「おう、おかえり。本当によく似合ってるな」
「えへへ……ありがとっ、それじゃあ、行こっか!」
「ああ」
美羽は俺の腕に抱きつくように身体を寄せてから手を握ってくる
俺は美羽の手を握り返して、彼女と二人並んで再び街の中を歩いていく
「悟、次はどこ行く?」
「そうだな……とりあえず、服とか見に行くか?」
「うん、いいね!私、ちょうど新しい服が欲しいと思ってたんだ」
「そう言えばこの辺に、新しいショッピングモールが出来たらしいな」
「たしか、昨日オープンしたんだよね……映画館とかも入ってて大きいって、話題になってたよ」
「よし、じゃあそこ行こうか」
そして俺たちは近くのショッピングモールに向かった
◆◆◆
ショッピングモールの中に入るとそこには様々な店が立ち並んでいた
「わぁ~……いっぱいお店があるねぇ……」
「そうだな、思った以上に大きいな」
「そうだ、いま面白い映画がたくさんやってるから、先に映画見よ!」
美羽は目を輝かせながら周りを見渡して、そう言って映画館を指差した
「いいな、行ってみるか」
「うん!いい席が無くなっちゃう前に、早く行こ!」
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