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第461話

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 日暮れまでに手頃な洞窟が見つかった。

 しかも、運のいいことに、近くには小川も流れていた。

 僕らは清流の冷たい水で躰を洗い、穢れと精液を洗い落とした。

 全裸のまま、夕食の準備に取りかかり、火を起こして干し肉を焼き、温かいスープを飲んだ。

 ブライトはスープに黒い粉末を混ぜながら、

「これは黒イモリの肝だ。この地方では最高級の精力剤と言われている」

「これが黒イモリの肝…」

 以前、村で娼夫をさせられていた時に、聞いたことがある。

 黒イモリの肝の粉末と言えば、どんな勃起不全も立ちどころに直してしまうという、裏稼業の妙薬だ。

 粉末はすでにクリーム色のスープに溶け、見えなくなっている。

 でも、一口飲んだだけで、その効果は十分に体感できた。

 股間が、いきなりカーッと熱くなってきたのだ。

「ブライト、僕、なんだか変だよ」

 声が甘ったるくなっているのがわかった。

 膝の間からはすでに半勃ちの男根が包皮に包まれた鎌首をもたげ、チューリップ状の口を物欲しげに開いている。

 むろん、睾丸の裏のヴァギナはジュクジュクと濡れ始めていた。

「俺もだ」

 焚火の対面で、ブライトが僕にもよく見えるように、股倉を開いてみせた。

 六角筋の浮き出た平らな下腹にくっきりと影を落とし、つるすべの陰部からほぼ垂直に、ごつごつとしたシルエットの、太くて長い獰猛な棒状の器官が立ち上がっている。

 裏側から見るそれはてっぺんに兜を被った戦士の頭部のような亀頭を聳え立たせ、縦一本の縫合線を見せている。

 ごくん。

 喉が鳴った。

 舐めたい。

 頬ですりすりして、それから、口をいっぱい開き、真上からカポッと咥え込み…。

 とがらせた舌を小刻みに動かして、あの大きな亀頭を舐めまくるのだ。

 特に、裏筋のあたり…。

 退化した包皮と、亀頭がつながる所…。

 そこをちょっぴりさすってやるだけで、ブライトがどれだけ感じるか、僕は知っている…。

「そろそろ、逝くか」

 僕の瞳に煮えたぎる劣情を読み取ったのか、重そうな器官をぶるんと震わせて、ブライトが立ち上がった。

「補充の時間だ」

 沈みかけた夕日を背景に、薄闇の空に完璧な姿態が浮かび上がる。

 数々の魔物たちとの戦い、そして僕との度重なる交合が、ブライトの肉体を以前とは比べものにならないほど、逞しく作り変えていた。

 なのにその中身は…。

 僕はこれから起こるだろうことを妄想して、つい、微笑んでしまった。

 悶え狂う、筋肉質の裸体。

 怒張し切って手からはみ出す固くて重い肉バナナ。

 そう…。

 ブライトったら、ドがつくほどのMなのだ。

 
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