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第457話

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「なんだ、きさまは」

 僕の叫びを聞きつけて、ブエルがフードの中から血走った目でぎろりと睨んできた。

「ははあ、このアルファのつがいだな。それにしても、なんて貧相なガキなんだ」

「くうう…」

 貧相なガキ。

 酷い言われようだった。

 僕は屈辱に歯ぎしりした。

 今に見てろ、と思う。

 僕には必殺のエキスがあるんだから!

「まあ、そこで恋人が官能で狂い死ぬ有様を、とっくりと拝むがいい」

 言いながら、ブエルは水かきのある大きな手のひらでブライトの勃起ペニスを包み込み、ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうこね回す。

「あ、あああ、ち、ちんぽ、い、いい…」

 むき出しの亀頭を撫で回されて、ブライトが大きくのけぞり、痙攣した。

 糸のような触手で乳首を引き延ばされ、肛門にビール瓶ほどもある男根をぶちこまれ、その上更にチンポを好き放題弄ばれて、ブライトはもう瀕死の魚状態だ。

「ああ、あああ、あああああ、も、もっと…」

「そうか、そんなにいいか。なら、これはどうだ?」

 ブエルが空いたほうの手を下から回し、股間から垂れたまん丸のブライトの睾丸をきゅっと握りしめた。 

「あふ」

 口の端から白い泡を吹くブライト。

 やがてその目が眼窩の中でくるりと反転し、白い部分が露わになった。

「こんなもの、いっそのこと、引きちぎってやろう」

 右手に勃起ペニス、左手に睾丸を握り、ブエルがその二か所を無情にも上下にグイグイ引っ張りにかかる。

 魔族のイチモツで下から肛門を貫かれたままの姿勢で、陰茎と睾丸を引きちぎられようとしている全裸の美青年。

 ああ、その姿の、なんとエロいことか…。

 見ているだけで僕が射精しそうになった、その時だった。

 予想外の事態が起こったのはー。
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