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第454話
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「ふふ、威勢だけはいいようだな。だが、人間など我々魔族の敵ではない。貴様らは、俺様の性奴隷がお似合いだ」
ブエルがコートを翼のように広げると、その何とも醜い躰が露わになった。
苔が密生したかのような濃い緑色の裸体は全面藤壺状のイボに覆われ、そのイボ一つひとつから蚯蚓みたいなものが生えている。
下半身は完全に四つ足の獣のもので、けむくじゃらないうえに、足の関節は人間とは逆向きに曲がっている。
そして、ひと際目を引くのが、剛毛に覆われた股間からぶらさがるこん棒の形をした男根だった。
捕鯨船の主砲の銛にも似たその器官は、完全に萎えているというのに凶悪なほど大きいのだ。
万が一あれが勃起して、ブライトの肛門に突き刺さったら…。
その想像は、僕をひどく興奮させた。
いくらアナルを鍛えたブライトでも、あのサイズのペニスが相手では、無事では済まないに違いない。
おそらく括約筋を引き裂かれたうえに、内臓を引きずり出され、血まみれになって息絶えるのがオチだろう。
すさまじいまでの威圧感だった。
少年の面影を残したあのラファエルとは、まったく真逆のタイプである。
ダークな雰囲気、ケモノじみた荒々しさー。
まさに魔王の眷属のひとりにふさわしい風格だ。
「俺は人間の中でもこの世界一美しい部族、アルファの長だ。お前のような醜い化け物に負けるはずがない」
レギンスを破り捨て、上着を脱ぐと、全裸になってブライトが進み出た。
「お前は俺を性奴隷にするというが、できるものならやってみろ!」
勃起し切った陰茎を振り立てて、ブライトが宣言する。
つがいの僕すら舌を巻くほどの大胆さだった。
僕のエキスをたっぷり飲んだ効果なのだろう。
ブライトは性的にもずいぶんとパワーアップしているらしい。
「ぐふふふふ、自ら俺様にその身を捧げるとでも言うのか? よかろう。その卑猥な裸体をたっぷり楽しんで、途切れることのない快感で永遠に射精し続けるようにしてやろうぞ。そして、貴様のその生意気な頭の中を淫らな妄想でいっぱいにしてやるのだ」
右腕の鞭がさっと伸びてブライトの腰に巻きついた。
手繰り寄せられ、背後から怪人に抱きしめられるブライトの裸身。
その猛り狂ったペニスに怪人の左手の吸盤が吸いつき、亀頭を覆ってしまう。
更にそのうえ怪人の皮膚から生えた無数の蚯蚓が伸び出して、背中側からわらわらとブライトを包んでいく。
その女の指のような白くて細いしなやかな触手の群れは、ブライトのふたつの乳首に巻きつき、首を這い上って耳の穴や鼻の孔にまで入り込む。
「どうだ。気持ちいいだろう?」
ブエルはブライトの顔にペニスそっくりの鼻を近づけると、ハート形のその先端をずぼりと口の中に差し込んだ。
ブエルがコートを翼のように広げると、その何とも醜い躰が露わになった。
苔が密生したかのような濃い緑色の裸体は全面藤壺状のイボに覆われ、そのイボ一つひとつから蚯蚓みたいなものが生えている。
下半身は完全に四つ足の獣のもので、けむくじゃらないうえに、足の関節は人間とは逆向きに曲がっている。
そして、ひと際目を引くのが、剛毛に覆われた股間からぶらさがるこん棒の形をした男根だった。
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万が一あれが勃起して、ブライトの肛門に突き刺さったら…。
その想像は、僕をひどく興奮させた。
いくらアナルを鍛えたブライトでも、あのサイズのペニスが相手では、無事では済まないに違いない。
おそらく括約筋を引き裂かれたうえに、内臓を引きずり出され、血まみれになって息絶えるのがオチだろう。
すさまじいまでの威圧感だった。
少年の面影を残したあのラファエルとは、まったく真逆のタイプである。
ダークな雰囲気、ケモノじみた荒々しさー。
まさに魔王の眷属のひとりにふさわしい風格だ。
「俺は人間の中でもこの世界一美しい部族、アルファの長だ。お前のような醜い化け物に負けるはずがない」
レギンスを破り捨て、上着を脱ぐと、全裸になってブライトが進み出た。
「お前は俺を性奴隷にするというが、できるものならやってみろ!」
勃起し切った陰茎を振り立てて、ブライトが宣言する。
つがいの僕すら舌を巻くほどの大胆さだった。
僕のエキスをたっぷり飲んだ効果なのだろう。
ブライトは性的にもずいぶんとパワーアップしているらしい。
「ぐふふふふ、自ら俺様にその身を捧げるとでも言うのか? よかろう。その卑猥な裸体をたっぷり楽しんで、途切れることのない快感で永遠に射精し続けるようにしてやろうぞ。そして、貴様のその生意気な頭の中を淫らな妄想でいっぱいにしてやるのだ」
右腕の鞭がさっと伸びてブライトの腰に巻きついた。
手繰り寄せられ、背後から怪人に抱きしめられるブライトの裸身。
その猛り狂ったペニスに怪人の左手の吸盤が吸いつき、亀頭を覆ってしまう。
更にそのうえ怪人の皮膚から生えた無数の蚯蚓が伸び出して、背中側からわらわらとブライトを包んでいく。
その女の指のような白くて細いしなやかな触手の群れは、ブライトのふたつの乳首に巻きつき、首を這い上って耳の穴や鼻の孔にまで入り込む。
「どうだ。気持ちいいだろう?」
ブエルはブライトの顔にペニスそっくりの鼻を近づけると、ハート形のその先端をずぼりと口の中に差し込んだ。
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