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第451話

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 ここからが問題だった。

 僕の脳裏にあるのは、これまで誰も試したことのない体位なのだ。

 それこそ、つがいのアルファとオメガにしか無理なセックスなのである。

 ブライトのペニスが弾性で元の位置に跳ね戻らぬよう、右手に握ったまま、ゆるりと腰を上げていく。

 そうしておいて、猛り立って槍状に尖った自分のペニスを、ほぐしたブライトの肛門に当ててやる。

 独立した生き物のようにブライトの括約筋が蠢いて、僕のペニスの感触に反応を示した。

「まずは先にこうするよ」

 亀頭をブライトの肛門にめり込ませ、雁首が括約筋の裏側に来るまで差し込んだ。

 よし、これならちょっとやそっとのことでは外れない。

「お次は、こう」

 右手に握ったブライトのペニスの角度を調節し、亀頭が正面に来るようにする。

 鼻先に縦にスリットの入った盲目の亀。

 動かぬように固定して、それをめがけて腰を斜め上から突き下ろす。

 ちゅぷり。

「あはんっ」

 しっとり湿った膣にブライトの亀頭を感じ、僕は思わず喘いでしまう。

 ブライトの肛門に突き刺さった僕のペニス。

 その下に開いた僕の膣に刺さったブライトのペニス。

 ブライトの骨盤を両手でつかみ、腰を突き出して、その二本の肉棒を、慎重に慎重を重ね、別々の穴にじわじわと押し込んでいく。

「ハアアアア…」

「いい、いい、いいっ…」

 僕を咥え込むブライトの肛門。

 ブライトを貪る僕の女陰。

 プラスとマイナス。

 互いに逆方向を向いた筋肉製の生殖器官を、奥の奥までぶっこみ合って…。

「孕みたい…」

 抱きしめたブライトの裸の尻に舌を這わせながら、僕はうわごとのようにささやいた。

「今度こそ、僕を孕ませてよ…お願い、だから…」


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感想 7

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