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第440話

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 ほぼ正装に近いラファエルに対して、ブライトは全裸である。

 その分、背徳的な淫靡さが増して、ブライトの裸身のあまりのいやらしさに、僕はもう蕩けそうになる。

 しかも今、片足を頭上高く引き上げられ、肛門を白日の下に曝け出したブライトは、指でそこを責められている。

 チュプ。

 クチュ。

 クニュウッ。

 音だけでも卑猥すぎる。

 更にいけないことに、ラファエルのしなやかな指が禁断の肉穴を出入りするたびに、ブライトが喘ぐのだ。

 甘酸っぱい、ミルクをねだる子猫のような声音で…。

 チュプチュプチュプ…。

 滲み出す淫汁。

 ブライトの肛門にも、僕のヴァギナと同じく、愛液を分泌する性腺が通っているのか、透明汁の湧出が夥しい。

「オラオラオラオラ」

 肛門に指を突き刺し、しきりに出入りさせながら、ラファエルはもう一方の手でブライトの乳首をいじる。

 グミのように膨らんだ乳首をつまんでは離し、あるいはぴんぴん爪ではじきながら、更なる勃起へと導いている。

 哀れなのは放置された男根だった。

 乳首と肛門を同時攻めされて興奮のるつぼにあるブライトは、射精直後にもかかわらず完全勃起体勢だ。

 きれいに剃毛された股間から湾曲した弓のようにそそり立つ肉色の器官は、今にも血を噴きそうなほど固い。

 なのにラファエルはそれには目もくれず、ひたすらほかの部位を嬲りまくっているのである。

「さ、さわって…」

 カチコチに勃起した巨大な筋肉の棒を自ら揺らしながら。ブライトが訴える。

「チンポ、も、お、お願い…」

 貴族のアルファにあるまじき言葉だった。

 淫語にもほどがある。

 宮中の女どもの垂涎の的であるブライトの生殖器官。

 それは今、完膚なきまでの放置プレイによって、おのが先走り汁にまみれ、亀頭を惨めにテカらせている…。

「これのこと?」

 そのカチンコチンの肉棒を、ラファエルが膝を使って持ち上げた。

 乗馬ズボンの太腿の上に丸太のようなチンポを乗せられて、ガクガクうなずくブライト。

 更に足を上げ、ラファエルがブライトの長大な男性器を膝の裏側で挟み込む。

「あふっ! い、いいっ!」

 突然の素股に、ブライトが白い泡を吹いてヨガり出す。

 今だ!

 僕はその隙を狙って、ラファエルの足元に滑り込んだ。

 
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