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第427話

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「アアッ! アアアッ! アアアアッ!」

 ブライトの悲鳴がこだまする。

 それは決して苦痛の叫びではなく、むしろはしたない悦びの声だ。

「そんなにいいか」

 ラファエルは口元に酷薄な微笑を浮かべたまま、ブライトを攻めまくる。

 クチュクチュクチュ・・・。

 シコシコシコ・・・。

 クニクニクニ・・・。

「だ、だめえっ!」

 ブライトの口から唾が飛ぶ。

「そんなことしたら、おかしく、なっちゃううう!」

 乳首と陰部を弄りまくられ、ブライトが娼婦のように泣き叫ぶ。

「狂うのはまだ早い」

 睾丸ごと握りしめた肉棒を、凄い勢いでラファエルが扱き、ねじる。

 握った手から飛び出した真っ赤に充血したその亀頭は、絞殺される寸前の海亀の頭部のよう。

 その鼻先からは、いまだに白いミルクが垂れ続けていた。

「狂う前に、僕が抱いてやろう」

 ラファエルが愛撫の手を止め、一歩下がった。

 エメラルド色の双眸には、異様なぎらつきが生まれている。

 あまりにえっちなブライトの痴態は、どうやら魔王の眷属の情欲をも呼び覚ましてしまったようだ。

 ラファエルが服を脱ぎ始めた。

 豪奢な衣装が次々に、惜しげもなく草むらに落ちていく。

 着やせするたちなのか、洗われた裸身は細身ながら筋肉質で、ほどよく引き締まっている。

 そして、彼の内面を最も如実に顕す徴が、その股間に聳え立っていた。

 そのものをひと目見た瞬間、僕は絶句した。

 負けるかもしれない・・・。

 瞬間、そう思った。

 なんてことだ。

 これが、上級魔族のペニスなのか・・・。

 ごくり。

 ブライトが息を呑む音がした。

 股間から生え出し、鎌首をもたげてうねうね動く二匹の蛇ー。

 それが、ラファエルの性器だったのである。 
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